CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】生きのびるための事務

2024-07-17 21:06:07 | 読書感想文とか読み物レビウー
生きのびるための事務  著:坂口恭平

実用書めいたエッセーっぽい漫画
生きていくために「事務」が必要だというお話を
かなりわかりやすく書いていて、そうか「事務」ってそういうことだったかと
改めて気づきを得ることができたよい本でありました

生きていくうえで、色々やらないといけないこと、
主に、スケジュール管理とお金の管理というのが発生するのだが、
それらをうまくこなしていく術が「事務」であるというお話で、
いわれてみればごもっともであり、会社でやっている仕事も
根幹はここにあるよなと、なるほど納得して読んだのでありました

手続き論というでもないが、色々なことを細かく決めて、
その方針に従って、特に考える間もなくやっていく
その通りにしていくということが大切だというのは
とてもわかりやすく、それを、事務という行為によって手助けする、
あるいは、調整しているというのがキモというわけで
非常によいことが書いてあるなと思ったりしたのであった
まぁ、そう思うということは、つまり、人生設計ができていないという話しなわけだが
それはおいておこう

どのような天才も、その天才を発揮するために事務が必要だった
その事務ということを分業化したり、ワークとして認識すると
会社というものになっていくというのが新鮮に思えて、
会社という存在って、意外とちゃんとしてるもんだなと
改めて思い知るばかりであったとさ
自分で開業とか、考えたこともないから、会社がどう立ち上がってきて
そもそも、それぞれの仕事がどういう意味に成り立っているかとか
考えることもなかったと、眼が啓く感じさえあった

いわゆる、働き方のハウツー本のようでもあるんだが、
それのさらに以前というか、根元的なところから触れていくので
結果として、よくある指南本と一緒のことが書いてあるようにも思うのだが
説得力というか、納得感が得られるよい本になってて
大したもんだと、しみじみ読んだのでありました
漫画だけど、時間がかかるというか、内容がちゃんとしていると
そういうことなのだろうと思っておくのである


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