CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

冬の台南高雄旅行 09 瑞豊夜市で食べる

2017-03-31 20:25:38 | 冬の台南高雄旅行(2016)
続いて瑞豊夜市を楽しむのである、そろそろ食べよう
夜市なんだからね


屋台街も大きく二種類くらいありまして、
こちらは、テーブルとか用意されている
比較的大きな食事スペースのあるコーナー
食べ歩きゾーンは、後々歩いていくとして、目に付いた店に入る


餃子小籠包セット 80元
なんという安さだろうかね…、感激ひとしおでありますが、
えび餃子と小籠包がちょっとずつ味が違うのでセットになっている蒸し物
おばちゃんが持ってきたときに「熱いよ、熱いよ、きゃー」と
最後のきゃーってのはなんだろうかと思いつつも
笑いながら去っていったのが凄い印象的だったのでありますが
味はいたって普通でありました、騒ぐほどではなかった
屋台で蒸し物はあまりよくないのかもしれん

このほかにも、焼き物の店もあったりしたけど、
とりあえず予想以上に腹がふくれてしまったので、移動を開始する
ぶらりと立ち食いエリアを歩いていきますと


大阪焼?
なに、たこ焼き?いや、広島人によるやっかみ?(偏見)
と思っていましたら

これが大阪焼
フレンチトーストの化け物みたいな物体だったのでありますが、
お好み焼きに近い何かだったようにも思いますけども
実際なんだったのかさっぱりわからん、食べる気もない


さらに歩いていくと、服飾品を扱う店とかもあったわけですが
ここらで飲み物をと探し出したのがこれ
そうだ、台灣にこんだけ通って、まだタロイモ食べて(飲んで)ないわ


というわけで、タロイモミルク(芋頭牛奶) 45元
初めて食べた(飲んだ)わけでありますけども、
思ったよりも甘い、美味しいんだけども随分重い飲み物だなこれわと
ちょっと驚いたのであります
少なくとも、のどが渇いたといって飲むべき物体ではない
でも美味しいのでよいとします、ただ、あと5元足してパパイヤミルク(木瓜牛奶)が飲めるなら
そっちを選んでしまうなぁとそんな気分になったのであります
美味しいんだけどもね、間違いなくそうなんだけどもね


このほか、色々な屋台を見てまわっていると
個人的な趣味物として、斑入りのサボテン売ってたりするのが
凄く素敵でありまして、密輸を検討したくなるほどだったのでありますが
ぐっとこらえて夜市を堪能したのでありました
そこそこの広さですが、まぁ人が凄い多いという印象で
以前通った、六合二路夜市とは規模が違うわと
驚きはためいたのでありました、どっこい、この後、本気の六合二路にいってビビり返すんだが
それはまた先のお話


そこそこの時間で退散と来た道を戻っていくと
信号の向こうに物凄い人垣が、これが全部夜市に向かってくるのである
序盤戦だけ楽しんだので、本当はもっとにぎやかなんだろう


せっかくだからと、駅の近くにある高雄アリーナ(高雄巨蛋)を見てみようと
暗がりを歩いていくと、こんなに真っ暗な中バスケットボールに昂じる若者たちが幾人も見られる
若いっていいねぇ、なんて微笑ましく通りすぎれば


高雄巨蛋前
これが高雄アリーナ、ちょうどコンサートの受付が開始されたくらいだったようで
長蛇の列が吸い込まれていく様が
なかなか見事でありました、というわけで、あれこれ堪能して
高雄中心部へと足を向けるのである

【漫画】どうらく息子

2017-03-30 19:40:52 | 読書感想文とか読み物レビウー
先日連載が終了してしまって驚いたのであります
もっと、あれこれやるもんだと思ってたのに
いきなり畳やがったね、こりゃどうもねと
しょんぼりの現在であります

そもそも掲載誌に何かあるんじゃないかと
ちょっとかんぐってしまいたくなるような、
ビックコミックオリジナルの最終回ラッシュにおののいている次第ですが
そのひとつとして、先日発売した号で終わった「どうらく息子」について
ちょっとだけ書いておこうと思うのでありますところ

落語ブームが来たのかしら

そう思わされるように、突然落語がもてはやされるというか
クローズアップされてきていたように思うここ数年ですが
その足がかりでもないけど、割と早いうちから手をつけて
非常に丁寧に落語というか、落語界を描いていた
ハートフルな漫画でありました
「夏子の酒」が代表作といっていいんだろうか、
個人的には、「みのり伝説」が記憶に強い作家さんなんですけども、
今ちょっと調べてみたら、だいたい3年くらいでシリーズをまとめているようで、
今回もそれに習っただけのようでもありまして、
ちょっとほっとしたというか、残念なんだが仕方ない気分であります

保父さんをしていた男が、あれこれ思い悩んで落語家になると
そういうお話でありまして、落語の面白さを漫画で伝えつつ、
それでいて、作者の真骨頂である人間ドラマが楽しめるというのが
まぁステキで、ステキで、好きで好きでという具合に
物凄く楽しんでいたのでありました

私の落語知識が偏っているせいで、てっきり、
監修は立川流の誰かかしらなんて早合点していたのですけども、
実際は柳家三三さんだったそうで、どのネタも楽しく読ませてもらったところであります
どの話もよかったなと思いつつも、漫画で読む落語というのは
結構楽しいものでありまして、
最終回の文七元結は、もうちょっと長いので読みたかったかもと
思わなくもなかったところでありますけども、
芝浜とか、師匠のネタ前の枕部分だとかが、さらっとしてるけど
本当に寄席みたいな雰囲気で楽しめて、読む落語として
大変楽しんだ次第なのでありました

個人的には、兄さんたちがどうなってしまっていったのか、
ストーカーめいたおっかけが、そのまま女房になったんだろうかとか
なんか、様々に気になる脱線があったように思いますが、
ああいうのも含めて、落語界っぽいなと
実際はどうだか知らないけども、本で読むそれこれと似た雰囲気を
十二分に楽しめる、ステキな漫画がひとつ終わったので
記念のメモっておくのでありましたとさ

話うまくなりたいからって落語をたまに聴くけども
やっぱり、寄席で聞かないといけませんね
なんて、格好をつけるネタを提供してくれた漫画でもありました

【読書】わかっていただけますかねえ

2017-03-29 17:50:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
わかっていただけますかねえ  作:ジム・シェパード

歴史物を扱った短編集でした
歴史物といっても、古代から近現代まで幅広いジャンルで、
そのときに生きた人たちの姿みたいなのを描いて、
なんともいえない感傷を呼び起こす
不思議な小説なのであります
正直、読んだうちの半分くらいが意味不明というか、
なんか、よくわからんという気分になって終わったんだが
こういうのが、いかにも、海外文学っぽいなと
ありていな感想を抱いたわけでありました

古代ギリシャの話があると思えば、
チェルノブイリの悲惨な事故を描いたものもあり、
何の変哲も無い、現代の学生の生き様もあったと思えば
ソ連の宇宙飛行士にまつわる話があったりと
非常に多岐にわたった題材で、
その事象というか、事件や伝説を知っていると
さらに深く楽しめるのかもしれないと思える内容でありました

ただ、どれもこれも、笑ったり楽しんだりといったものとは
かなりかけ離れている様子でありまして、
そこにある憂鬱といったらいいのか、虚無みたいなのを抱く人たち、
しっくりこない日常を連綿と描いているのが特徴というか
どれも同じような雰囲気だと思わされるところでありまして、
これだけ題材も違えば、文体めいたものも違うというのに
印象が同じになるというのは、作風と呼ぶそれなんだろうと
脱帽なのでありました
どれ読んでも、哀しい気分になるのは間違いないのである

不思議な小説だったと思いつつ
読み解くのに、物凄く時間と根気がいる
難しい内容であったとも追記して
メモを終わる
そう、読み終えて理解というか消化しきれていないのである
まいったなぁ

冬の台南高雄旅行 08 瑞豊夜市を行く

2017-03-28 20:15:22 | 冬の台南高雄旅行(2016)

さて、地下鉄にのって移動しました
巨蛋站で下車すると、あっという間に真っ暗になっている
だいたい18時くらいに到着していたのでありますが、
すでに夜市に向かって人の列ができていて、あわてて合流するように
流れにのって移動します
というか、人の流れがあってよかった、迷子にならずに済んだ


少し歩いていきますと、大きな電光掲示板を発見
とうとうやってきたのであります

昨今、高雄といったら、六合二路夜市を推薦されますが、
瑞豊夜市というと、ローカル夜市として有名で、
最近は観光客にも人気が高いと
これまた、推薦されたわけで、あんまり大差ないなと
自分で笑いながら到着したわけでありますが
いやびっくり仰天、ローカルって、小さいという意味じゃないのか
なんだこの巨大な夜市わ


この写真ではあまりその人の多さが伝わらないのが残念でありますけども、
物凄い大混雑、そして、形容しがたい、物凄いごちゃごちゃ感が
たまんなく面白い、いや、別に何が面白いわけでもないんだが、
いかにもお祭りに来ましたという感じがして、自然とテンションがあがってしまう

もみくちゃにされながら、ずいずいと移動していきますと
相当の広さがあるなということが確認できまして、
とりあえず、空いているところへと流れてみようと移動する


遊技場コーナーのようなところに到着
スマートボール?と、ちょっと新世界を思い起こさせるそれですが、
昔ながらの手ではじくパチンコでありました
同じ列に玉が何個か入ると景品がもらえるというそれですな


射的
これは台灣の夜市では比較的メジャーなそれ
台北の士林夜市でも見かけたやつであります
さほどに興味をそそられないとか思ってましたが、
向こうはみんな徴兵を経ているからか、やたら射的の格好が様になっているうえに
滅法上手い、みんなパーフェクトとっていくじゃないかと
これで商売になるんだろうかと不思議に思っていたのであります
ひょっとすると、ストレス解消とかそういう効果が狙われてんだろうか


謎のマージャンゲーム
最初は、パズルゲームの「上海」かと思いましたが、
そうではなく、ただの絵合わせ遊びなんだそうで
帰国してから、遊び方を見て学んだのでありますが
今度行ったらやってみようかと、ちょっとだけ考えたのであります
ただ、ぬいぐるみ貰っても、使いようがないしなぁ
でも、なかなか楽しそうなのである
というか、みんな凄く楽しそうに遊んでいるから
とてもメジャーな遊戯なんだろうと思わされるのである


そして、個人的にベストショットだと思う
輪投げを営むカップル
この輪投げ場が凄い広いというか、この景品群が
この左側に3倍くらいの長さで連なっているという
衝撃的な内容でありました、物量に圧倒されて
変な笑いがこみあげてくる感じだったのである

と、なかなか楽しげであると思いつつも
一人でおっさんが、輪投げするのもアレだなというわけで、
一通りなるほどと見るだけ堪能を行って
そろそろ腹ごなしをしましょうと、食べるものエリアへと移動を始めるのである

【アニメ】3月のライオン

2017-03-27 20:45:15 | ドラマ映画テレビ感想
ずっと前から楽しみにしていた放送でありました
見終わって、いや、見続けていて思ったんだが

本当にまぁ、ここまで丁寧に完璧になぞって作らなくてもいいんじゃないか

そう思ったわけで、「原作が動いている」といったらいいのか、
漫画を動画で読みきかせてもらっているというのか、
なんだろう、これはこれで見たかったそれなので
まったく不満はないんだが、あまりにも忠実なつくりに
ちょっと驚いたのであります
そもそも、序盤の話忘れてたし、なかなか楽しかったわけだけども
原作知っていると、漫画読んだし見なくていいかもとちょっとだけ思ったのである

NHKもどこまで力を入れるつもりかしらと
どきどきしてましたが、
さらっと、次のシーズンは10月からと約束してくれて、
まぁ、話としてもえらい中途半端なところで終わったしなぁと
原作ファン以外には、まったくウケてないんじゃないかと
不安で仕方ない内容ではありましたけども
おおむね楽しんで見られたのであります
ファンだけが見るというのも一つそれでいいんじゃないかと
思いたい、あとは、夕方枠での再放送で
もうちょっと流行してくれると嬉しいんだが
どうかな、暗いからなぁ
というか、改めて見て思ったけど、暗い漫画だなぁ面白いのに

さて、何が見たかったかといえば、
香子とのいざこざでありまして、
もう正直、このあたりのずぶずぶ加減が思った以上に
ほどよく醸されていたので、大満足だったわけであります
ヲタク冥利につきるといってもよい
あの妖艶というか、はまったら駄目な女感と、
その周縁の空気というのが、まぁ本当にもう
女性作家の作るああいう女は最高にいいな、物語の中だけならと、
つくづく思い知らされたのでありました

声がついた香子が見られた
というか、香子のなじる声が聞けたという
それが一番の功績であろうと
勝手に思ったりしていたのでありますが、
それ以外にも思った以上に、島田八段の声がしっくりで、
なんというかぐっときていたのでありました
特に、原作でも屈指のシーンといっていい、
零がなめてかかったあげく、コテンパンにやられるところなんかが、
素晴らしい声音で聞かせてもらえて、
これもまた耳によろしい体験であったと思うのでありました

にゃー将棋推しとか、謎の展開も見られたものの
凄い丁寧に、きっちり作られていて、
しかも続編も万全という感じっぽいので
まずはここまでの分を満足として
10月を待ち遠しく過ごすというのが正解だろうかなんて
思ったりなんだったり、とても楽しかったと
包み隠さずメモっておくのである

ただ、この忠実度で今後の重苦しい展開も綺麗丁寧にやられると
それはそれで将棋嫌いが増えるんじゃないかと
危機感を覚えたりもするんだが、それはそれで見たいという
怖いもの見たさに負けてしまいそうなのである

おんな城主 直虎  おんな城主直虎

2017-03-26 20:53:44 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
副題と主題が一緒とか、そういうのもあるのかと
思わされたわけでありますが、
結構独特な回でありましたね、ナレーションで、どんどん片付いていき
一掃されてからの新シリーズみたいな、
冒険譚というか、映画でいうところのエピローグみたいな雰囲気で
いや、プロローグといったほうがよかったのか
ともかく、そんな感じで楽しんだのであります

亀があっさり死んだというか
死んでから、まさか、おとわを魂だけ連れ去りにくるとか
ちょっと予想してない展開でありましたが、
お母さんが本当にいい仕事というか、
演技をしてるなぁと、しみじみ思い知らされたのであります
しかし、尼の多いドラマだな、遠州は女天下なのか

爺さんたちの華々しい活躍はないまま、
ナレーションで片付いてしまったのが
大変残念なところでありましたけども
俳優さん立派な人いっぱい使ってたのに
おじいちゃん以外は、そんなに活躍せんまま死んだなと
ちょっともったいないとか思ってしまったのである
この後、子孫というか、また、誰かれ
似た顔として出てこないかなと
ちょっと筧さんなんかは期待してしまうのである
NHKちょっとしか使ってくれない、もっと見たい俳優さんなんだがな(趣味か)

なし崩しみたいな感じで
直虎が誕生したわけで、
てっきり鶴は考えがあって、あんなことしてるとか
そういう話の筋になるかと思いましたが
完全に悪オチしているという感じで
これとの話も今後どうなるやら楽しみなのである

【読書】胡椒 暴虐の世界史

2017-03-25 19:39:26 | 読書感想文とか読み物レビウー
胡椒 暴虐の世界史  著:マージョリー・シェファー

世界史を胡椒という貿易品を軸にして語る
これは面白そうにすぎるじゃないかと
楽しみにして読んだのでありますが、
読み終えてみると、胡椒がというよりも、
オランダ人とイギリス人とアメリカ人が、おおよそ悪辣非道であったと
そういう世界史の、当たり前の側面が見られたと
まぁ、そういう本でありました
世に言う、大航海時代の頃から、西欧がアジアに進出していく過程と
その切欠となったのが、この胡椒を含む
香辛料の取引であったわけで、なかなか、面白いんだが
読めば読むほど、アジア人だからだろうか、
西洋人嫌いだと思わされてしまうのであります
そう、帝国主義、植民地主義というものがどうであったか
それを紐解いた歴史書でもありました
人類の汚点といっていいのかしらんが、ともかく、暴虐は間違いないのである

胡椒に取り付かれるようにして、
様々な冒険家や、山師の数々が徒党を組んでアジアへ向かった
コロンブスだとか、バスコダガマだとかが、
これに近しいことをしていたという話で
彼らが、どう雇い主を騙してというか、夢を語り大金を集めていたかと
そんなところもつぶさに記されているのが
大変興味深いというか、当時というのがよくわかる内容で
非常に面白いのであります
いずれも、ご当地では英雄とされているけども、
先の国では、悪漢として記憶されているというのが
なかなか興味深い、
特に、バスコダガマって、とくに知らなかったんだが
ここに描かれている様を読む限り、ろくでもないというか
悪人以外の何者でもないなと思うんだが
これが時代というか、その当時の一般的な冒険家のそれだったんだろうと
思わされると、暗澹たるというか
なんだろう、偏見覚悟でいうなら、西洋人っぽい感じだよなと
思ったのでありました

しかし、これが、東西ともに貴重な産物だったようで、
インドネシアよりも、さらに東にあたる中国で
莫大な需要が掘り起こされると、そこを含めての三角貿易だの
なんだのという価値が現れて、
東インド会社と入り乱れての汚職や、植民地やと
あれこれがごたまぜになって
戦争もしばしば起こるようなところで、
本当、支配される側はたまったもんじゃないなと
つくづく思い知らされるのであります

この流れから、やがては蘭印解放みたいな話に繋がっていくというのが
これも、ひとつ考えさせられるところでありまして、
1800~1900くらいまでの、英、蘭のアジアにおける覇権というか
影響力というものについて、物凄く深く考えさせられたのでありました
アヘン売ったりするとかも、もう、どうしようもねぇな本当にもう

と、現在にも続きそうなお話ではあるものの
胡椒が信用のバロメータ、つまり金銀に代わるものだったというのも
なかなか面白いところでありまして、経済の面からも
非常に興味深い一冊でありました
ちょっと、歴史羅列にすぎる感じはあるものの
おおむね満足の読書でありました

冬の台南高雄旅行 07 観三堂と代天宮

2017-03-24 17:40:34 | 冬の台南高雄旅行(2016)

なんてステキな夕陽だろうかしら

ほうけるようにこれを見守ったわけでありますが
見事なサンセット、高雄名物のひとつだとしみじみ思いつつ
西子湾站に向けて歩き始めます
日が沈む前に戻らなくてはならない
歩きの大変なところである


観三堂
さて、歩いて戻るすがら、裏山を背にして
むしろ、裏山に食らいつかれたかのようにひとつのお寺を発見
よくある町の寺だなと思いつつも、えらい細長くて
なんか面白そうだと感じて、ついつい登ってしまう
ちなみに、写真から「観三堂」と名前をつけてみたんだが
google mapでも拾えなかったので、なんという寺かわかりません
ちなみに、探した場所で本当にあってるのかも、今となってはわからない
どこだったんだ


中を見てみると、なんというか凄い
こんな小さなところなのに仏像というか、神像のレベルがすこぶる高い
いや、造型が緻密であると驚愕するのでありました
極めつけが、この二点でありまして


月光的ななにか

日光的な、というか、完全に関羽だこれ

というわけで、なんだろうか仏像フリークでもないが
ちょっと感激してしまったのである
特に関羽と思われる神像の見事さ、これはなんだ
ホビーチャイナ製で10万円とかありそうな見事なそれが
背面の文様とあいまって、最高にかっこいいのである
凄いなぁというか、圧倒された
しかし誰も居ない、というか、ここ、俺が一人入ってるだけで
結構狭くなってしまうな、そんな小さい空間だったのであるが
眼福でありました


橋をわたって鼓山漁港側へと戻っていきますと、
途中に軍艦を発見する、流石台灣だ、今も有事なんだよなと
改めて思い知らされたわけでありますが、
軍港かくやと、さらっとこんなのが停留しているというのがステキであります
写真撮ったけどもよかったんだろうか、いまさらに思うのだが
まぁよいとしよう

さらに歩いて、ちょっと高雄西の町並みを堪能しようと
うろうろとしてみれば、またも大きなお寺を発見


代天宮
どういういわれのお寺かはわかりませんが、
地元にあっちこっちから→が向いていたというか、
案内が出ていたので相当に有名なお寺だと思われます


結構立派な門構えなんて、偉そうなことを言ってしまうのだけども
非常に大きく、ステキなお寺でありました
飾ってある仏像それこれは、まぁおおよそ見たことがあるというか
とりたててと思わないなんて考えておりましたら


布袋さんがおられる
ついついおなかを撫でてしまう(たぶん触れたら駄目なんじゃないか)
台中を思い出すような見事なふくふくしさに
なんというか、ほっこりしたのであります
まぁ、ちょっと笑顔が怖いと思わなくもないですが
なかなかご利益高そうなご尊顔であると
なむなむするのでありました

非常に堪能できた高雄めぐり西方の巻でありましたが
そろそろいい時間になってきたので、とっとと次の目的地へと
足を向けだしたのであります
そう、夜といえば、夜市めぐりである

【ドラマ】スリル!~赤の章~

2017-03-23 19:20:41 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの実験的なドラマでありました
あんまり期待していなかったせいか、
物凄く面白く楽しめたのであります
もう一方の話である黒の章がBS連載ということで
がっかりだなとか思って油断してたら、
どうも、総合の夜中に再放送枠でやってたらしいと
終わってから気付いてがっかりである
そういうのはちゃんと番宣してくれNHK…

と、まぁそんなことはさておいて、
気の抜けた刑事ドラマというか、推理モノドラマを楽しめて
大変満足している次第であります
これはスタッフが、ハードナッツ、ないしは、トトリあたりと一緒なんだろうか
そう思うような演出に、なんというか、
私はこの演出が好きなんだなと思い知らされたのであります
これ好きといいつつ、NHKのことだから、
こういう見せ方は、どこか海外のドラマで使われたそれなんだろうなと
思ったりもするわけでありますけども
ともあれ、推理を楽しませてくれるという意味において
十二分に成功していると感じたのでありました

四話だけなので、あれこれのっけてきたけども
恋愛関係の足を伸ばすに至らなかったのが
個人的には正解だったんじゃないかと
勝手に思ってしまうわけですが、
そういう古臭いところはやらず、でも匂わせるだけで、
かなり大雑把というか、強引かつテケトーとも思える内容で
スリルを楽しめるというのがよかった

人死にが出る事件モノだったので、
おいそれと楽しかったといいづらいところですが
基本的にのほほんとした按配がよくて、
笑いながら見ていたわけでありますけども、
第3話のコレクターキラーの話はおぞけが立ったというか、
ちょっと衝撃を受けたりして、
一筋縄ではいかない感じがまた面白くてよかったと思うところ

あとは、山本耕史が新境地を開いたように見えて
とてもよかったのでありました、
開き直ったわけじゃないんだろうけども、
あれがむしろ素なのかもしれないという感じの
すっとぼけた役柄が、なんか妙に癖になるようで素晴らしかった
正直、あれを見ているだけでも楽しかったと思えたので
やっぱり、黒の章も見たかったとうなだれてしまうのである

と、まぁ、そんな褒めてしまったわけでありますけども
うまいこといけば、またやってくれそうな雰囲気はあるので
楽しみに待ちつつ、さりとて、これがひょっとすると
NHKの推理ものジャンルの生かし方というか、
推理モノという大きな枠で、新しいドラマをいくつも作り続ける
そういうシリーズなのかもなと
思わされたりしながら、ともかく、楽しんだのでありましたとさ

【読書】みかづき

2017-03-22 20:07:13 | 読書感想文とか読み物レビウー
みかづき  作:森 絵都

日本の戦後教育という大きなテーマを扱った小説でした
ハートフルなファミリーの物語でもあったと思うし、
それも大きな意味で教育であるなと
そういう気分になるような内容なので、やはり、
教育に関する小説というのが、おおよそ言い当てているんだけども
その字面とは印象の違う、とても感動的な話だったと
思うのでありました

血縁についても考えさせられるところもあり、
引き継ぐもの、志、想いや夢といった
大変重要なことが、しっかり丁寧に描かれているので
どっしりと読んで、物語にひたりこんでみると
最終盤では、ほろっと泣かされる展開もあったりして
なんというか、いい話だったなと
感動したメモを書いてしまうのでありました

戦後教育の右往左往、政治や中央からの教育という
歪きわまりないそれではいけないと、
私塾を立ち上げて、それを運営していくなかで、
次第に当初の志を見失ったり、
それでも一貫した生き様によって、それなりの成功や何かを手に入れていたり
長い人生の、行きつ戻りつも描きながら
世代をこえて、このテーマが引き継がれていくというのが
家族のありようとあわせて、
物凄く感動的なのでありました
こういう親子や、祖父母と孫の交流といったらいいか
血脈ともいうべき営みは、
いいえぬ感動を覚えてしまうのである
自分が、そういうのに飢えているのかもだな

ともあれ、そういった、様々な障害や挫折、隔たりなんかも描かれて、
家族のあり方、それぞれの人生のあり方が変遷しながらも
大きくひとつであるという大団円に
深く感動というか、物凄く安心して感動したのでありまして
とてもいい小説を読んだ
心が洗われるとはこのことかというほどに、
さっぱりというか、純粋な気分に浸れたのでありました

純粋な教育に関する想いというのに
物凄く共感してしまうのだけども、
これもまた、非常に難しいテーマだし、
何をもって正解かは、まったくわからないけども
ここに描かれた感動は、何か、大切にしたいものがあるなんて
えらく殊勝な感想を抱きつつ
よい本を読んだとメモっておくのでありました

冬の台南高雄旅行 06 打狗英国領事館官邸その2

2017-03-21 19:50:54 | 冬の台南高雄旅行(2016)
続いて丘から降りて、ふもとの公館へと移動を始めます


こんな感じでこちら側がどうも正面にあたるところのようでありますが、
西洋のお城みたいな雰囲気でなかなかかっこいい
結構な高低差で、登っていくのはしんどそうだと、
下りながら思ったわけでありますが、途中に


スワイン・ホー氏
珍しくパンフレットを貰ったので、その情報を載せておきますれば
初代打狗英国領事でありながら、動物学者でもあったのか、
台灣の生物生態調査もやっていたそうで、
その姿を模した陶人形であります
残念ながら、心無いことに近くに居座るおサルさんの人形が壊れていたのですが、
なかなかの迫力、割と遠目から並んで写真撮ったら本物と思うくらい
えらい精巧にできていました


ふもとから見上げてみると、こんな感じである
結構な高さだなと改めて思うところ
裏道から登っていったわけだが、なんだかんだ大変だったので
遊びにいく前に、身体を作っておいて損はないのであります

ふもとには英国領事館らしくイングリッシュガーデンが作られていたのでありますが

ハイビスカス…むしろ、ブッソウゲと言ったほうが近い

ペンタス
と、まぁ、イングリッシュかというとそうじゃないだろう、
むしろ亜熱帯の植物の庭園という感じで、これはこれで
楽しくていいじゃないかと、かろうじてロックガーデンみたいになってましたが、
なかなか綺麗な庭を堪能できたのであります
植物好きにも台灣はいい国である


ジョン・ギブソンと曽憲徳の交渉姿
英国領事と清朝の官僚とが、なにごとか交渉ごとをしている蝋人形が
ふもとの領事館内にありまして、なかなかステキでありました
これもまた、えらいリアルでありまして、
この領事館付近に、こんな蝋人形がいっぱい並んでおりまして


領事館前の賑わい

サボる人足

こんな按配で、写真撮影スポットになっておりました
個人的に、サボる人足がツボに入りまして、
なんというか、伝染りそうなほどのあくび顔が
リアルといっていいのか、迫力といえばいいのか、
ともかく感激に近い感情を催しまして
大変満足だったのであります

テーマパークというほどではないものの、
珍しく観光を楽しんだと、満悦のままここをあとにしたのであります

【読書】少年の名はジルベール

2017-03-20 20:01:13 | 読書感想文とか読み物レビウー
少年の名はジルベール  著:竹宮 惠子

少女マンガの巨匠の一人、竹宮惠子さんの
自伝的な本でありました
凄い面白かったんだけども、
自分が本当に少女マンガ界なるものを知らなかったのだと
ひしひし思い知ったのであります
先日終わったフイチン再見をもっとちゃんと読んでおけばよかった

正直な話、「地球へ…」も読んだことがないので、
はたしてどうなんだという感じでありまして、
友人でありながら、やがて天才が故に離れてしまうことになる
萩尾望都さんとの話とかも、
なんだろうか、これがおそらくは、
この本における、最大の読みどころであり、刊行された意味なんだろうと
それは凄くわかったし、物凄く面白いんだけども、
これは、その当時は言わずもがな、作品たちを知っていると
より一層というか、もう、物凄く面白くて仕方ないんじゃないか
そう思わされたのでありました
また、読みやすいから、ぐいぐい引き込まれてしまって
本当にもう、凄い本だったと思うのである

しかし、少女マンガの作家というのは、
とてつもなく若くして出てくるし、それを編集者が
なんとか御していくという話は、
なんとなし聞いていたわけでありますが、
実際に、その本人が書くことの生々しさというか
この、世間ズレとはまったく別の感じ、
よくある漫画家は世間を知らないというそれとは思うのだが、
まったく別の、独り立ちして生きているというこれには、
完全に応えているというか、凄いな
この年齢で、そこまで立っているのかと
呆気にとられるというか、感激してしまったのでありました
これは本当にもう凄いことだと感じ入ってしまう

そして、編集者との間とのやりとり、
少女マンガ界をなんとかしようという野望というか、
強い意志が、燃えるようであり、物凄く面白いのである
世代といってしまっていいのかわからないが、
体制と戦うということが
一種、呼吸のようになっている世代、
いや、世代といっていいのかわからないが、
そんな手馴れているというか、闘い方、思考の方法に
形式美のようなものが見てとれるのが
興味深いと思えたのでありました

情熱を戦う力にしている
これもまた、なにせ若いからという話でもあるんだろうけども
いやはや、物凄いことだなと思い知ったわけでありました

フィクサーでもないけども、増山さんという
プロデューサとの話も面白くて、その後どうなってしまったのか
そのあたりがわからないで終わってしまったのが
この本の残念というか、悲しいところではあるものの
一人の表現者の葛藤と、生き様が描かれていて
大変読み応えのある一冊だったと
思ったのでメモっておくのでありました

おんな城主 直虎  さらば愛しき人よ

2017-03-19 21:14:47 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
本当、歴史がどうしたというよりも、
単純にドラマとして見せ方と、話が好きだと
つくづく思い知らされたのであります

今回、別にそんな騒ぐような話でもないのでありますが、
個人的にすごい衝撃的だったのが、
偽物を使っての罠でありまして、
あれを今川、というか、寿桂尼ならやりかねんなと思うところだけども、
さらっと物語で見せられて、なんというか、新鮮な驚きをもったのであります
考えてみれば、あんなことよくあったんだろうなと
むしろ、今までこういう話を見たことなかったのが
自分でも不思議だと思うほど、腑に落ちるんだけども
新鮮な驚きがあったのであります
ああやって、誰それだと嘘偽りの人物を紹介するという
ある種の詐欺めいた方法が、
なかなかどうして、面白く見られたのでありました

鶴にしろ亀にしろ、父親とまったく同じ運命にからめとられていくようで
このあたりも、見せ方というか、話が面白いなぁと
しみじみ思い知らされているわけでありますが、
瀬名とのかかわりなんかも含めて、非常に楽しく見ているのでありました

今回冒頭が、結局、予想通りの内容だったわけでありますが、
それで引っ張るというのがひとつの肝になっているようでありまして、
来週もあっさり殺さんだろうなと思い、
それでも、もしかしたら何かあるのかなと、期待してしまうのでありました

個人的には、まったく新しい大河ドラマの軸を作ったというか
表現を開いたとベタほめしつつ、メモるのであります

冬の台南高雄旅行 05 打狗英国領事館官邸その1

2017-03-18 22:30:10 | 冬の台南高雄旅行(2016)
途中の寺社めぐりを堪能して、いよいよ小高い丘の頂上にやってきました


十八王公廟 霊興殿

公邸近くにある大きなお寺さんであります
どうもこの日は結婚披露宴か何かが企画されていた様子でありまして、
廟の中にはちょっと入りがたい雰囲気、なにせ


明らかに披露宴会場


裏手では、今まさに料理を作っているという具合

なかなか楽しげでありました
ひょっとしたら、誰かのお祝いというだけなのかもしれないと
思ったりもするわけでありますが、結局私が居る間には、
お客さんは現れなかったのでどういうものだったかは不明である
ただ、大皿にチャーハンとか、かなりダイナミックに盛り付けているのが
印象的というか、楽しそうな食卓になるなと
指をくわえて見ている感じになったのであります


ちなみに、このお寺の前にも昭和っぽいおみくじマシーンが鎮座
小さい女の子が、ひとつ試しているのを見ましたが
なんというか、ほのぼのでありますね
結構あっちこっちにあるのかもしれない
そして人気が高いのかもしれない

さて、気を取り直して、本丸であります打狗英国領事館官邸へ突入


チケットを購入して、割と物々しい門扉というかゲートをくぐると
内部へと入ることができます、チケット代は99元+30元
この30元は、敷地内でなんか買うときに使えるクーポン代ということで
なかなか商売がうまい仕組みであります


門扉がユニオンジャックになっているあたりが、
なかなか英国風であります、いや、風じゃなくて英国なんだけどもね


この赤レンガの建物が見所でありまして、英国領事館として機能していた名残であります
ここが丘の上にある邸宅のほうでありまして、
仕事場はこの後、丘を降りたふもとに別途設けられています
赤レンガの建物が渋いというか、見る人からすると
時代感があって、垂涎のそれなんだそうである
私にはまったくわからん、半田の赤レンガ倉庫と何が違うんだろうか(個人の感想です)


中では、こんなお洒落なカフェもあったり、
あとはコペンハーゲンだか、ウエッジウッドだかの陶磁器販売をしていたり
おみやげ物屋さんも充実していました
しかし、いかんせん高価い、現地の言葉で太貴了(タイグイラ)であります
ケーキセットが500元できかない感じだったと思うんだが
そこまでジョンブルではないので、庶民でも手を出しやすい屋台に移動


英国紅茶 100元
ここでチケットの30元を使って、70元で飲んだのであります
ローズヒップティーのアイスで、芳しい香りとほのかな甘味が素晴らしく
暑かったこともあって、すごい満足の一杯でありました
ただ、氷が多くて、中身があんまりないのが残念
このほかにも、マンゴーアイスだとか、コーヒーだとかも売ってたんですが、
一番のどに優しそうなのを選んだのであります

展示品なんかも、あれこれ見て回りまして
英国王室ゆかりというか、女王陛下行幸の折と思しき写真とか、
ダイアナ妃の写真とか、実際の英国大使なんかも偲ぶコーナーがあって
なかなか面白かったのでありました


全然うまいこと撮れてませんが、夕陽を眺めるのにもよいスポットなのである
台北の淡水に並んで、ここの夕焼けは見事とのお話でありましたが、
暮れなずむ太陽を見守りつつ、観光しなきゃいけないなと
沈むまでは待つこともなく、次へと移動を開始したのでありました

【読書】黒い巨塔 最高裁判所

2017-03-17 22:32:05 | 読書感想文とか読み物レビウー
黒い巨塔 最高裁判所  作:瀬木 比呂志

最高裁判所を舞台にして、
原子力発電所に関わる裁判をどう裁くか、
そこに日本の政治と、裁判所内の政治が蠢いて、
正義とは何か、権力がどういうものかと、
考えさせられる内容でありました

よくある、検察や犯罪との戦いというものではなくて、
白い巨塔をむこうにまわしたタイトルの通り、
裁判所内、特に、最高裁判所というきわめて特殊な機関の中で
権力と出世に呪われたかのように生きる男たちが描かれていて、
なかなか怖いものでありました

正直、序盤はキャラクタ紹介ばかりという印象で、
さっぱり物語にならんというか、裁判官紹介物語かしらと
残念に思っていましたが、話が進むにつれて
権力といびつな組織構造がテーマとなってきて
なかなか面白く読み終えるのであります
まったくすっきりしないし、途中でちょっとどうかしらという
ファンタジー要素まで出てくるので
困った小説だなと思ったのでありますけども
独特の世界観というか、裁判官という人たちの行き方
特に最高裁判所という場所の気持ち悪さみたいなのが
ありありと描かれていて、実際どうなのかは知らないが、
やなところだなという、印象を持ったわけであります
たぶん、それが目的の小説だろうから
これでいいんだろうね

そんなわけで、裁判官という生き方、司法とは何か、
それを支える官僚たちの生き様、考え方、
そして出世していく男たちの姿が
だいたい一緒に見えるあたりとかが、
サラリーマン世界でもあるよなぁと思いつつも、
最近は年齢を重ねたおかげか、小面憎いというか、憎しみをわかせるくらいの
強い何かをもっている人ほど、やはり出世していくし、
偉いということ、権力を持つということと、
正義やら、正しいやらということは
まるでリンクしないと思ったりするのでありますが
そこに腐るでもないけども、
どこか、くたびれてしまう姿で終わってしまうので
小説としてはどうかしらと思うのだけども

司法界なる世界が少しだけ見られたようにも思うのでありました
頭のいい人たちは大変だな
京大や東大出身ばかりで、それ以外はどうだといわぬばかりの世界だそうで、
まぁ、官僚生む学校なんだから当たり前じゃねぇかとも思うんだが、
そういうのばっかり集まって村が出来ているという
このいびつさも、なかなか凄いなと思われたのでありました