CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ミョウガという食材

2011-08-29 21:32:15 | 食べ物飲み物
ミョウガを食べたい
そう思って買ってしまいました
使い方もわからず、ただ、そうめんのつゆに入れると
グっと美味しくなるよな、そんな夏めいたことを夢みて
わけのわからないまま、5個1パックを買ってきたのであります
3つくらいでいいのになぁ

そんなことを思いつつ、とりあえず
薬味として使用!
そんなわけで、さて、どうやって調理というか切るんだろうか、
そもそも、この物体は、洗ったりとか下ごしらえはどうするんだろうか

皆目わからないまま、ただ、なんとなし
インターネッツで調べてみたのでありますが、
これまた、料理方法が出てくるばかりで、
そのキーであるというか、料理の一歩手前、
薬味としてただ使う方法がわからないというのに
辟易したのであります

が、まぁ、結局わかったというか、見つかった資料によって
「ミョウガは、洗ったあと、剥かずに切ったら使える」
そんな当たり前なんであろう知識を手に入れて
興奮たずさえ、ざくざくと輪切りにしたのでありました

その後、いろいろ調べまして、調理方法によって切り方を変えると
なかなかよろしいなということらしく
それを学んで使ったのであります

作ったのは、
そうめん(薬味だけ)、
パスタ(野菜として)、
冷やしうどん(薬味)
という具合で、まったくもって、
ミョウガのよさというか調理として理解していないっぷりが
悲しいのでありますが、十分美味しいのでよしとするのであります
とりあえず輪切りが薬味、縦に切るのが焼き料理と
それだけで十分でありますなと
独特の香りをかぎつつ、夏をすごすのでありました
割と、焼いても美味しいという事実が
驚きでありますところ、にんともにんとも

江~姫たちの戦国~ 徳川の嫁

2011-08-28 21:01:52 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「江」
視聴しました

ダイジェストで進んでいく歴史、
知らないうちに三成は武将から嫌われもので
何をしてもうまくいかないまま、
もたもたしている間に徳川の謀略に沈んでいったとさ

そんな具合でありました
江については、なんか子供が一人生まれましたが、
姑(違う)に、男生めといわれるばかりで終了
なんか、政治が気になると発言すると
秀忠に首つっこむなといわれ、あれこれはぐらかされている間に
どうやら、実家同士が喧嘩するということになりましたとさ

天下の織田、浅井、豊臣と
あれこれわたってきた姫が、何一つそれらの機微を理解せず、
時代に流されるままというのは
なんというか、いけませんね
別に翻弄される姫であるのは仕方ないと想うんだが
あまりにも無能というか蒙昧というか
なんともかんともであります

そんなわけで、どうもあの三姉妹だけが
戦国時代からずれてんじゃないかというほど
しっかりがっちりと、諸大名は動いておりまして
さっさと勢力を決め始めているのが印象的でありました
まぁ、都合上さっさと流そうという意図なんでありましょうが
それにしたって、決断の早さは見習うべきでありますねと
わけのわからんことを覚えつつ
とりあえず見たという記録をまた、今週もつけておくのであります

手延 半田めん

2011-08-24 21:22:56 | 食べ物飲み物
実家に帰っていたら土産にもらったのであります

名前からして、てっきり、愛知県の半田市のものだとばっかり
思っておったのですが、どっこいびっくり、
なんと徳島の特産品なんだそうで、
独特の太いめんと、しっかりとしたコシがステキな
うどんとは違う、だけども、そうめん、ひやむぎとも別物といった
不思議な麺類でありました

とりあえず、わけもわからずというか、
普通にそうめんだと思って茹でてみて、なんか太いな、
茹ですぎたかと、誤解を覚えるほど立派なもの
食べてみてまたびっくりでありましたが、
かなりのコシがあってうまい、ちょっと短いけどうまい

さまざまなレシピがあるんだろうなとも思ったのでありますが、
今回はとりあえず、そうめんつゆにつけるだけの
実にシンプルな食べ方をしたのでありましたが、
温かいままでも十分おいしそうで、こんな食べざわり(舌ではない)の
ラーメンをどっかで食べたことある気がするな
なんて感じたのでありました
ひょっとすると、徳島ラーメンとかが
こういう麺なのかもしれないとも思ったりするのでした

何もボケる必要もないし、期待もないのですが
なんとも、普通の感想文で申し訳ないと
半田めんの人を想いつつ
おいしかったですと、メモっておくのでありましたとさ

茗荷とか、薬味を買ってきて
今度はちゃんと味わおうと思うのです

常滑焼祭 2011

2011-08-23 23:15:56 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいってきました
常滑焼祭、セラモールと本会場をぶらぶらしつつ、
物見遊山としゃれこんだのであります

今年はあいにくの雨模様というところで
人手は例年より少ないかと思ってましたが、
そんなことは関係ないといわぬばかりに、
どやどやがやがやと、そして、相変わらず、
陶器の量り売りコーナーは大混雑という様相で
ほぼほぼ毎年どおりだったように思うのであります

さて、内容はといいますと、
ここ数回ですっかり学んだ2階のコーナーをめぐってみれば、
今年は配置が違うということに胸躍らせたものの
まぁ、いわゆる毎年どおり、例年どおりだなと
そんな具合なのでありまして
正直、めぼしいものがないなぁと
ちょっと残念な感想、
セラモールにいってみても、昨年買っておけばよかったと
がっかりしながら、少ないフウランや山野草を見て回ったり
あれこれしたものの
結局何も買わずに終わってしまったのでありました

今回、3回ブースにちょっと時間をとってみたのでありますが、
ここがいわゆる企業ブースというのでありまして、
JALとANAを筆頭として、あれこれ
地元企業というか、割と広範囲の企業が、
何かしらのブースを出してにぎわっておりました
ここで、JALが限定商品を販売していたりして、
うちの両親なんざ、それにいたく感心して買い集めたりと
なんというか、高齢者に向けた戦術というのは
まるで理解できない領域なんだなと
わけのわからない感想を抱いたのも一興でありましたとさ

陶器としては、最近ご執心の絵付けをじっと見てまわり、
伝統工芸士のそれこれをじっくりとっくり観察して、
いいなぁ、ほしいなぁと斜め見て終わるのみのみ
そんな情けない状況でありましたところ、
一人の麗人が、颯爽と現れて、
「あれいいな」なんて、遠巻きに見ていた陶器を
どやどやっと一気に3つもまとめ買いしているのを見て驚愕
一個少なくとも8万以上はしていたはずだから、
3つで20万とか、そんな値切りが発生したんだろうか
わからんが、じっと見守るその姿が
神々しいというか、何か、違うなとわけのわからん感動を覚えて
かくありたいと、思ったかどうか
わからぬまま
なんの感想やら、さっぱりなままで、
書き留めておくのであります

客に目がいくようになっては、どうも、いけませんね
きちっと目を陶器に向けたいと思うのだが
私生活がガタガタだとなんともなりませぬ

ラットマン

2011-08-22 23:08:45 | 読書感想文とか読み物レビウー
ラットマン  作:道尾 秀介

若い人の本を読みました
といっても、私よりいくつか年は上だと思いますが、
最近人気だと伺っております、新進気鋭の小説家だと
認識しております
この本が、氏のどういう作品なのかわかりませんですが、
読んで、なるほど、面白かった
そう、感想を覚えたので書き留めておくのです

ラットマンとは、落書きで、
人間の顔を書いた続きに書いたおっさんの顔と、
動物を書いた続きに書いたラットの姿が、
まったく同じ絵なのに、前の印象のせいで、
それぞれ人間→おっさん、動物→ラットに見える
だからラットマンというんだそうで、先入観というか、
事前の出来事による、無意識下の処理みたいな話

ラットマンという言葉は、この小説で初めて知ったのでありますが、
実際の話なのかはわからないけども、
小説の中で説明されるそれが、大局というのか、
全体に漂うそれであり、テーマでありといったところ、
いや、そういう先入観を植え付けるということすら、
その「ラットマン」という現象なのではないかと思わされ、
なんというか、よく考えられた小説だと
感心したのでありました

叙述トリックというほどでもないのですが、
すべては先入観による事件でありまして、
とある事件において、主人公やまわりが、
すべてが自分がこう思ったという一人称で話が進む
それぞれは、実際、それぞれが招いた誤解であって
真実は思いのほかつまらないといったらいけないけど、
想像力から一番遠い、そんなものかというところに
事件が落ち着いてしまう

だからこそ、途中の齟齬や誤解による、
さらに混沌と混乱を招いていく事象に続いていくさまが
かなり面白くてよかったように思うのであります
実際は、そんなに次々とめまぐるしく変化するのではなく、
ミスリードを誘い続けているなと
なんとなく読んでいてわかる、不穏なそれのまま、
それすらもミスリードというのか、
つまらない事実をいかに面白く考えていくのかに
特化していったような、不可解な事件が
続いていくのでありました

いつも大切にしている読後感でありますが、
これはそこそこよろしかったというか、
ああ、そうか、ここをオチにもってきたのかと
感心したところでありました
読み終えて、無駄がないというか、すべてが因果、
何かしらつながっていたというところが
凄くよくできてるなと思った反面、
すごくよく出来すぎているせいか、何か窮屈な話だったなとも
思ったりしたのであります

全員が救われる話ではないというか、よくよく考えてみると
とてもかわいそうな人が一人いたりして、
それを考えると、素直にエンドを迎えられないというか、
なんだか、しっくりこんなぁというところなのでありますが、
それはそれとしつつ、
些細な誤解や、思い込みによって、
大きくうねって、いろいろなことが間違っていく
もしかすると、全部が全部そうなのかもねなんて、
そういう他愛のない終わり方ではないのでありますが、

なんとも、やるせないとはいえないものの
すかっと爽やかな具合ではないのが
残念でありました、でも、面白かったのであります

江~姫たちの戦国~ 江戸の鬼

2011-08-21 20:43:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「江」

三成に殺されそうだからと風説の流布を行う家康の
巻き添えを食う形で江戸に移ることとなる江
茶々にだけ別れを告げて、あとはさりげなくという
割とひどいことする女だなと思われながら、最後、
旦那が呼びつけた三成との飲み会に参戦
三成いいやつじゃん、みたいな雰囲気で終了
江戸に移ったところ、強力な姑が参戦してくる
乳母ごときにどうなのか、わからないまま、
女の悲劇に身を投じていくのであります

長い割りにちゃんとつかみきれてません
さて、そんなわけで、江がとうとう江戸に移動
そして世の中は、着実に関が原に向かうといったところ
三成は結局融通のきかない、若手公務員みたいな扱いで、
老獪な生え抜き中途採用の家康に
あっという間にやられてしまうみたいな構図となった様相
ちょっと性急に過ぎるというか、秀吉のときとの
あまりの差になんというか、がっかりというか、なんというか
もうちょっと、段階をつけてほしかったとか思わなくもないところ
まぁ、仕方ありませんね

とはいえ、謀略らしきものをめぐらせる場面なんて
おいそれと見られなくなっていたこのごろ
着実に縁戚を固め、挑発を続けていくというところは
非常にすばらしいと思われる
こういうシーンをどんどん見たかったのだと
思ったり考えたりしつつ、対比するように
さめた目でなるほどなと分析して、それなりに
家を意識しはじめる秀忠というのは悪くないと
思うのであります

ただ、秀忠が家康を嫌いながらもそこが凄いといっているという
そんな具合に見えてしまいまして、江がなんかして
見直し始めたとかでないところが、
なんともかんとも残念というか、江によって、
あの親子の仲がよくなるといったような
そういうファンタジー路線ではなくなるのは、
望んだとおりであるのに、なぜか、しっくりこない
不思議な気分なのでありましたとさ

姑とかはどうでもいいんだが、
相変わらず女サイドみたいなのを見せる手法が、
昭和初期の家庭みたいでやだなぁと思ったり考えたり
ぼんやりしながら、来週はちょっと
血気盛んな感じなので楽しみにしておくのであります
もうすぐ関が原だなぁ

オクラとベーコンのパスタ

2011-08-18 23:02:20 | 食べ物飲み物
ここまでくるとというか、もう、だいたい分かったのですが、
野菜は熱を通せばたいがいおいしい、
しかも、夏野菜は格別だ
そんなところであります

今年急にあれこれ作るようになったおかげもあってか、
食材も様々になってきたところ
ここらで、夏といえばネバネバと
わけのわからない触れ込みに、確かにそうだわさと
買ってきてしまったオクラを使って
ただ、炒めたというか熱を通しただけの
驚きのパスタで、とても幸せだったと
そんな記録をとどめておくのであります

オクラ 5本
ベーコン 5枚
刻み葉菜(サラダのおつとめ品)適量

そんなものを、ただオリーブオイルとにんにくで炒めて
テケトーに混ぜただけというそれであります
一皿で済むし、その割にとても美味しいと
個人的に大評判であります

しかし、何がすごいというか驚いたって、
熱を通した、いや、油で炒めたオクラが
こんなに美味しいなんて夢にも思わなかったところであります
ヘタ部分で切って、あとは3分割くらいにしただけで、
油でさらさらっと炒める、なんだったら茹でたのを
混ぜてもいいのかもしれない
そう思ったりしつつ、ほどよい長さがポイントで
食べて、その独特のネバネバを内包しつつ、
甘味というのか、おいしさをふんだんにあじわって
なんとも微笑ましいとすら思える
ステキ食材であります
これがまた、ベーコンの塩っけとほどよくあいまって、
パスタと渾然一体、すばらしい味わいとなるのでありました

大きくなると硬くて食べにくいんだそうで、
自分で育ててまでとは思いませんが、
この時期はかなり安く手に入ることもあって
大変重宝、すばらしいと感嘆ふるまいながら
夏の暑い日を乗り越えられそうな気分を
ゆっくりゆったり、あじわっていくのでありました

たぶん、ナスとオクラのパスタか、
ズッキーニとオクラのパスタあたりを作ったら
私は、自分が天才だと勘違いしてしまうであろう
当たり前のことでありますが
本当に、夏野菜はうめぇと
つづっておくのでありましたとさ

江~姫たちの戦国~ 秀吉死す

2011-08-16 12:51:47 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「江」
遅ればせながら視聴完了しました

あんだけ恨み骨髄だった秀吉が死ぬ
そんなわけで、駄々っ子になっていた江も
なんだかんだ見舞いにいって、いつもの通り恨みごとを言ったところ
「今度こそ幸せになれ」とかいう反則気味のせりふを浴びて、
思わずもらい泣きしましたとさ

本当に泣いてしまった私、
涙腺が弱っているちうより、壊れているに相違ない
そんなことを思ったのであります
しかし、そんなことはさておいて、岸谷さんの演技が
ずばぬけてよかったと思いたいところであります
正直、話の筋がどうしたというよりも、
なんか、最期をむかえる人間が、つと、優しくなるというのが
けっこうくるものがありまして、
秀吉、この岸谷さんの演技のうえでの秀吉は、
別段、どのタイミングでも悪いことをしたということもなく、
それまでと同じように、思うままに命じていた
その線のまま、江の幸せを願ったと見えたからこそ、
なんというか、感動してしまったと思うのでありました

しかし、千姫があっという間に生まれて、あっという間にいいなずけになってと
まぁ、大変で大変でといったところとか、
先週まではなんだったんだと言わざるをえないような
江の秀忠に対する折れ方というか、気持ち悪いと思ってしまったくらいのそれこれ
なんともかんとも、残念なところ指折りでありましたが
ただただ、あの秀吉一連のシーンについては
よかったんじゃないかなと書いておくのでありました

また、見るべき役者が一人去ってしまったというのが
残念きわまりないのでありますが、
コミカルな態を見せている家康の豹変ぶりに
今後は期待したいと考えるのであります
しかし、秀忠と仲悪いという感じでもないから
なんというか難しいなぁと思ってしまいますね

ねねの泣くシーンも抜きん出ておりましたが、
役者さんていうのはすげぇなと改めて思うのであります

民宿雪国

2011-08-13 17:00:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
民宿雪国  作:樋口毅宏

サスペンスなのかしらと思ったりしながら、
前半はすこぶる面白く読めた小説でありました
なんだ、何が起きているんだ、短編集なのか?
いろいろ考えたりというか、わくわくをもてあましながら
つらつらと次を追ったという具合であります
叙述トリックというと聞こえがいいのですが、
考えてみると書き方がずるいだけだろうかと
思わなくもないところで、ふりまわされつつ、
わくわくを抱えて読む続けていくにつれて、あれ?とか思って

なんというか、終わってみると、なんかしょんぼりだったかもだよ
とか、そういうことを思ってしまったのが残念でありました

舞台は新潟県で、なんか複雑なといっていいのか
わかりませんが、出自やなにやらから、追いつめられた一人の人間の狂言というのか、
それを描いた作品であったように思われるのであります
二重構造でもないのですが、その秘密というか物語を暴くというスタイルでありながら、
暴く方法が、物語内での小説というか、文章という体裁をとっているせいもあって
もう、何が本当のことなのかさっぱりわからないというところが
なんとも、残念というか、後半ぐったりになってしまったところ
しかし、前半のところは、かなり引き込まれて
前半というでなく、序盤でありましたが、非常に面白かった
どんなことになってしまうんだろうかという
抜群の期待感をもたせてくれる作りになっておりました

結果として、最初に抱いたところと
着地点が、あまりにもよくわからないというか、解き明かしていくにつれ
なんだかしょんぼりだなというのが本当に残念でありましたが、
割とさくさくと読めたのでありました

なんか、書き手として、いろいろつめこみたいメッセージというか、
テーマがいっぱいあったんだろうなと、なんとなし
読んでいて感じたのでありますが、それがなんだったのか
漠然としているというのか、不明瞭だと感じたのも
なんともなところでありますが、
とりあえず読んだのでメモっておく
そういうお話でありましたとさ

賀茂ナスの味噌田楽

2011-08-10 23:42:06 | 食べ物飲み物
知り合いから賀茂なすをもらいまして、
さて、どうやって料理したものかと考えた末
せっかくだからそれらしい料理をやろうと
ひねりだしたアイデアが、田楽でありました

幸いなことに実家でもらった
甘めの味噌もあるし、半分に切って、味噌塗って焼いたら
はい出来上がりみたいなもんだろうと
たかをくくりつつ、念のためにとレシピを調べてびっくり
田楽って、焼いただけじゃないのですね
予め、油で炒めているというか、揚げているというか、
火を通してあったんですね

あれが、たまたま見たレシピだけなのか、
実際の田楽はそうやって作られているのか
私にはわかりませんでしたが、
以下の手順でやったのであります

1:ナスを半分に切ります
2:たっぷり油をひいたフライパンで蒸し焼きにします
3:すっかり火が通ったあと、切面に味噌を塗ってオーブンで焼きます

できあがり
そんなわけでありましたが、
油で蒸し焼きにして、かつ、オーブンで焼くという
なんというか、通常、いや、数ヶ月前の自分なら、
なんでそんな手間をと首をひねるところ
料理をしているという、よくわからない満足度を帯びつつ
すっかりとやってしまったのでありました

食べてみると、まぁ、当たり前のことですが
油吸ってるナスに味噌がのっているという事実だけで
馬鹿みたいに美味しいものでありまして
自分で作ったそれこれというよりも、
このレシピというか、食材の使い方というのに
すっかり感心したのでありましたとさ

揚げてから焼くとか、蒸してから焼くとか
そういう手間が、ひとつひとつ
美味しさになっていくと思うと
なかなか楽しいものだなんて、またひとつ
独身をきわめていくようでありましたとさ
うまうま

江~姫たちの戦国~ 愛しき人よ

2011-08-07 20:45:42 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「江」
視聴しました、さすがにちょっと、ひどい

思わず、我慢しきれず書いてしまいますが、
そういうドラマをやりたいというのが先で、
この枠、あの題材でやる必要があるのか?
そう疑問というか、もう、ちょっと、ひどいよ
そんなことをつぶやいてしまったのであります

話としては、理解できるのであります
相変わらずうまいこといかない夫婦として、
それが、火事というきっかけによって、やっと結ばれることとなった
なるほど、わからんでもない気がせんでもない(遠いな)
だけども、歴史ドラマとして、
いや、ひょっとしたらあったのか?徳川の屋敷が火事になったんだろうか?
そんなわけあるかという気分でみて書いておるので
大変失礼をおこなっている可能性もあるのですが、
とはいえ、若君と姫様が、そろいも揃って、
火事のさなかに飛び込んでいくとか、それを止める家臣が
一人もいないとか、かわりに取りに行くとかなんというか、
あの一連が嘘すぎて怖い

そんなことを思ってしまい、もう、
何を見ていたんだろうかとぐったりしてしまったのでありましたとさ

とはいえ、面白いというか、
ここにきて、初姉様が非常によいというか、
この空気に一番慣れているのがすばらしいなと思わされました
あのくだり、本当にどうでもいい話なのでありましたし、
あれもたいがいで、どこの大名が、浮気がばれた亭主みたいなことするかよと、
唾棄すべき内容ではありましたが、
愚痴愚痴たれたあと、ささっとかえっていく
いつものとおりのあれは、なかなか、初というキャラが
よくできてきたなと思わされたのであります
ああいうキャラだったかどうかとか、そういうことはもはや度外視、
この物語の中で、一番ぶれてないというか、
非常にしっくりきとるなと感心してしまったのであります

もう一方、やりとりとして面白かったのが
本多様でありまして、若君が「そなたモテるな」的なことを
さらっと言っちゃうあたり、まぁ、いろいろ思うんだが、
それはそれとして、
本多がモテたかどうかとか、そんな難しすぎることは知らないが、
草刈さんならそうだろうなと、いらんことで
納得させられたというところが、ステキでありました

ポジションとして、ぼんぼんのところの
優秀な執事みたいな役だというのが、
もう徳川家がクレーム出してもいい内容だと思うんだが、
それはそれとして、筋書きというか、描きたいとおりの
キャスティングにはなってんだなぁと
悲しみながらも思わされたのであります

考えてみると、大店の社長で欣也、
若が向井、じいやが草刈
そういうドラマだとしたら、まぁ
それなりに面白そうだよなと
思わされてしまうというか、やはり
ここの枠でやる内容ではなかろうか
そう思うのでありましたとさ

ちと、書きすぎました

「ワタクシハ」

2011-08-06 13:45:45 | 読書感想文とか読み物レビウー
「ワタクシハ」  作:羽田圭介

若くして成功した男が、ゆるやかに普通になり、
就職活動をするなかで、なにか成長のようなものを遂げる
そんなお話でありました

なかなか面白いお話で、さらさらっと読めてしまってステキ
日常生活というのか、生活していくなかで、
就職活動というそれに身を投じることで、
そこに加わるということすら、はすに構えていたような、
そういう幼稚というか、子供じみたというか、
高すぎる自尊心というか、そんなものと折り合いをつけつつ
主人公が、主人公の人生を生きていくというお話
劇的な変化とか、凄いどんでんがえしとかないんだけども、
結果的に変化したような、ずっと変わらなかったような
そういう、生きていくってそういうことよねなんて
読み手として、勝手に読み解いてしまえるところが
抜群にうまい小説だなと感じたのでありました

台詞回しとか、展開とかにも癖がなくて、
平坦というには違和感があるけども、
地道にというか、たんたんと毎日が過ぎていき、
その間に何を考えて、考えたうえでしゃべったかみたいなことが
つらつらと日記のように書かれているというのに、
だんだんと時間が過ぎてきたと、
ふとしたときに気づく演出というか、そんなのもステキで
なんとなし、就職活動体験をしたような
不思議な気分にひたれたのも凄いと思ったのでありました

就職活動なんて十年以上前かと、今の自分を見て、
働いてくるというそれは、能動的な選択だったかなんて、
考えもしなかったけども、考えていないからこうなのかとか、
いまだ、その幼稚というところから抜けていない自分にとって、
こういうのは刺激になるというか
娯楽になるなぁと、読み進め、没頭して気づいたのでありましたとさ

面白かったし、なんだか夏休みという、
世間的な空気間の今、特に映えたとか
感じたので書いておくのでありましたとさ

これからの「正義」の話をしよう

2011-08-02 23:00:13 | 読書感想文とか読み物レビウー
これからの「正義」の話をしよう  著:マイケル・サンデル

話題の図書です
いやー、読むのに一ヶ月もかかるとは思わなかった
その割にさっぱり内容覚えてない
難解でありました
NHKの白熱教室見ていたら、なんとかなると思っていたら
とんだ間違いでありました、
いちからちゃんと、哲学の基礎というのか、
それこれの内容を勉強できる
ステキな本でありました

正義というものをどう考えるか
それを議論するということが目的のようでありました
授業風景のときからそうでありましたが、
あくまで「哲学をする」というのが目的で、
それぞれの題材、テーマに答えを出す必要がないというか、
いや、答えを出すという作業は必要なんだが
答えがなんであろうと、あまりというか
ほとんど意味がないように思われる
そこにたどり着くまで、それを経験することが
つまるところ、この学問の重要なところでないかしら
そう思いたいと考えたのでありますが
内容は実際、きっちりというか、相当に深いものであります

様々な主張があって、それぞれが説明され、
それに対する反論、反証がある
この繰り返しを読んでいくことで、
正義という輪郭が浮いてくるみたいな
そういう具合になっておりまして、
なるほどそうやって考えるものなのかなんて、
まさに暇つぶしのためにぴったりであります
さすが哲学
と、大変ひどい感想となったわけでありますが
難しすぎて、わかんないよぅという具合であったのでした

正義にたどり着くために、
公正というものを描くために、
利益とか、道徳とかを
また同じような論法で定義づけていくような
いつまでたっても前に進んだ気がしない
でも、なんだか頭使ってみたなぁと思える
そういう哲学的思考というか、試行を楽しめる
そんな本だったように思うのでありましたとさ
なんだかな