CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

天地人 家康の陰謀

2009-08-30 21:09:13 | NHK大河ドラマ感想
大河ドラマ天地人
ちゃんと見ました
前回の反省もふまえて、しっかりと見ておりました
今回は総選挙の影響で前倒しの放送
忘れないように、ちゃんとNHKをつけっぱなしに
しておいたのでありました

今回は、凄くよい回だったんじゃないか?

思ってしまったのであります
なんというか、ながら見を続けている身分の分際で
こんなことを言うのもなんだと思うのだが
久しぶりにちゃんと見ておって
そのまま、しかと、ああ、いいシーンだとか
そういうのを素直に受け止められたのであります

まず、最初の耄碌した秀吉に
三杯の茶を点てる三成
正月でもないのに、なんで赤楽なんだろうとか
ちょっとだけ思いましたが
なかなかよさげな器でありました
それを、最初は頼りなげというか、震えひどく持って
呑む瞬間に死ぬんじゃないかという具合
しかし、うまいといって、もう一服を所望
素直に応じて、じぶ様が点てる
心持ちしゃきっとしてくる秀吉、さらに一服をおかわり

ぴたりと震えが止んで
声はかつての演技の時のままに戻し
かくしゃくとして、それでありながら優しい面もちで
あの逸話に近いところを撫でたというのは
正直、三成じゃなくても泣けてしまう話でありました
いや、三成はなんていう果報者なんだろうかと
なんか、すげー感動をしてしまった
型どおりとはいえ、三成が奉公つかまつる宣言をするあたりを
優しく見守るところなんて
本当は、耄碌したふりだったんじゃねぇかと思うくらいでしたが
そういうこともひっくるめて、あのシーンが
凄くよかったように思うのであります

ま、あの死にざまはどうだろうかと
思わないでもないですが
功名の時よりは、安らかに死んだ感があります
お役目、お見事でありました

そして、ばたつくというか
急に家康の感じ悪さが見事になったという具合でしたが
実際ああだったんじゃないかなとも思うところ
治部があそこまで立派だったかもよくわかりませんが
家康のあくどさは見事でありました
そのあくどさを見せつけつつ、初見の人でも
利家がどういう人だったのか(身分的に)わかるような
あのシーンも見事だったように思います

まぁ、ファンタジーだよなぁとは思うんだが
ただ、利家と家康が、あの状態になって
いきなり組合いになるってのは心躍るお話でありまして
個人的に、すげーかっこいいとうなりあがってしまいました
ステキだ
なんであそこに、兼続がいるんだというところも
気にならないでなかったが、まぁ、よしとしよう

こちらも退場とあいなりましたが
あの最期は見事でありました
こちらも感心というか感激しきりの内容

ただ、その後、秀頼に対する場面での
あれこれで、兼続や、真田のこせがれぶぜいが
家康にあんな口利いていいわけねぇだろと思ったりしつつ
地味に島左近が出てきたりしてて
ちゃくちゃくと関ヶ原が近づいてきたと感じるのであります
あとは、大谷刑部だけですね、楽しみすぎる

なんだかんだ、戦風景にちかい場面となると
見てしまうあたり、偏った視聴者だなと
反省するのであります

陶磁器を探す旅~常滑焼祭り2009~

2009-08-25 20:51:32 | 陶磁器を探す旅と名物
今年も行って参りました、常滑焼祭り

前週にわざわざセラモールへ下見にいったり
万全の態勢で挑んだのであります
いや、なかなか今年もよかった

最近、物忘れが激しすぎて
去年の日記で何書いたのかまったく覚えていませんが
今回よかったと思ったのは
常滑焼きの伝統工芸士についてでありました

昨年も、彫陶会とか青年部とか
そういうくくりの一つとして、伝統工芸士の会があったと
記憶に残っておるのですが
その実際のブツについて、あんなにしっかりと見ていなかったと
今年、なんというか反省したのであります

常滑の伝統工芸士は本当にすごいな
驚いたのは、やはり常滑といえば朱泥そして
その朱泥の芸の一つになります、彫刻というか
彫り細工であります
また、正式名称を調べないといけないと思うのだが
最近目を肥やしておりました
清水や京焼きの絵付けとはまったく違うこの
彫るという技法がすばらしいことこのうえない

ようやく朱泥のよさというか、意味がわかったように思われたのですが
あの精緻な彫り物が、なめらかな常滑朱泥の肌に
抜群にあうのであります
細かな様々な彫刻が、どれもこれもステキすぎて
正直、買ってこなかったのを悔やんだくらいなのでありますが
新しい分野にまた目覚めてしまったのでありました

また、最近は園芸にも興味をもってきたものだから
常滑焼きの盆栽鉢がまたまた、かなり優れているとも理解
なんというか、すごいなと感嘆してしまうのであります

さて、特に目立ったところはそれとしまして
会場全体でのことですが
まず、常滑競艇場前では、
若手作家コーナーがありまして、そこで
昨年と同じ位置にへうげ十作のかたもおられました
見附にへうげものを使っているのもなかなかおもしろかったのですが
あの派手やかな茶碗を生で見られるのはステキ体験でありました

そのほか、自衛隊が隊員募集しながら
自衛隊仕様のパジェロ展示とか
白バイが薬物講習してたりとか
なんのイベントかわからなくなるような具合も
またおもしろいところ

そのほか焼き物では
常滑のどっかで試験的に焼いているらしい
様々な釉薬シリーズの払い下げが見物でありました
油滴天目が格安であったんだが
本当、あれも買っておくべきだったと反省しきりな具合
常滑焼きも精力的に色々やっているようなので
今後も応援していきたいと思うのでありました

と、まぁ、そのほかも様々ありましたが
とりあえずはこのあたりとしまして
今年も無事堪能できたのでよしとするのであります

天地人 さらば、越後

2009-08-23 22:03:14 | NHK大河ドラマ感想
天地人
すいません、ながら見してしまいました

全然頭に入ってこなかったのでありますが
なんだろう、出だしの元気に見えたら
さっぱりそうでもなかった、殿下に憐憫を覚えたりしつつ
実際の秀吉ももうろくしだしてからは
こういうことだったんだろうかと
悩まされるのであります

しかし、いくら天下の人に言われたとはいえ
兼続があの場であれを受けていくのは
本当、上杉に人おらずでないかと
がっかりしてしまうのでありました
ドラマなので仕方ないですけどね

そのほかは、国替えがいやだと
家臣がだだをこねるとか
ちょっとどういうことかしらと思うような内容だったと思います
ひどい、そうじゃないだろ、がんばれよ
ていうか、色々読めよ
そんなことを思うのでありました

なんか、急速な登場人物整理じゃないのかと
うがった見方をしてしまう
利休の娘との別れだとかなんだかを
なま暖かく流し見したのでありますところ

もう、次回の前田様の見事な様だけを見るのを楽しみに
今週を終わろうと思うのであります

愛知県 大草城

2009-08-20 21:35:06 | 陶磁器を探す旅と名物
愛知県は知多半島にあります城跡です
大草城
大好き常滑に行く途中にあるのですが
最近調べて驚いた、城主が織田長益だった

というわけで、なんかわからないうちに
一度は見ておかないといけないだろうと
先日ひっそりこっそりと見て参りました
うわぁ、森だ
そんな感想しかなかったのですが
立派な城跡でございました

詳しいことは専門のページでも観察いただいたら結構なのですが
なにせ、あの長益がいたというだけで
しかもこんな近所に、何か縁を感じるなどと
都合のよいことを思いつつ調べてみましたところ
もともとは、常滑にいく途中で見かける大野城という
もう一つの城を秀吉に貰ったそうなんだが
そっちが水利の関係で気に入らなかったらしく
向かい側にあたる場所に、大草城を立てたそうであります

実際は建てている最中に転地を命じられて
摂津に移動したらしいので
幻のお城でありまして、城跡というか
城を作ろうとした跡という具合でありました

現物は、お堀のようなものがあるのと
城をたてようとしたらしいところがこんもり台地っぽくなってるぐらいで
今ではなんちゃって建造物として
物見櫓というか、砦というか、展望台をかねている城が
ひっそり立ってるのでありますが
まぁ、この貧相さは筆舌に尽くし難く
しかし、なんだか趣深いような気がせんでもないと
思ったりなんだったりでありました

近くには神社とお寺もあってなんだか
有り難いスポットでありました
お城と思っていくと手痛いというか
城じゃねぇしという感想になるんですが
調べによれば、当時の面影を相当綺麗に残しているのだそうで
尾張藩が重要拠点としていたというお話もあったりで
常滑に歴史ありと
しみじみ思ったのであります

できれば茶室とか、茶碗とかなんかあれば
もっとよろしいが、残念でありますところ

しかし、常滑、煎茶、有楽という繋がりは
あながち、偶然ではないと思うのですが
どうなのか、もう少し調べてみようと思うのでした

天地人 五人の兼続

2009-08-16 20:56:28 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ 天地人
視聴しました

最近の場面転換のなさっぷりというか
前々からロケがないと悲しんでいて
たまにロケだと思ったら、伝令の馬が走るだけとか
おまえどういうことかねと
がっかりしておりましたが
最近にいたっては、スタジオ撮影にしたって
場面が3パターンしかないとか、どういうことだ
どんだけ安く仕上げるつもりだ

と、思ったかどうかはさておき
三成がうれしそうに人事配置の話をしているところを見て
なんというか、ああいう若手の管理職って
いるよなぁとサラリーマン目で見てしまったのであります
いや、悪くないんだ、ステキだと思う
ただ、なんというか、青臭すぎるだろうあの二人
そんな生徒会みたいな雰囲気でやられてもなぁ

そんな悲しいことも思ったのですが
とりあえず秀吉を悪い人にしておいてという流れは
確実に切ってきたので、まぁそんなところかなと
納得したのでありました
ただ、演出として、先週の引き画面での笑顔というか
あの三成の顔は、ミスリード誘うにしたって
露骨すぎてほぼ嘘じゃないかと
そのあたりは残念であります

さてさて、話はとんとんと進み
唐突な奉行と大老立てが終わったと思ったら
いきなり秀吉が死亡とどうなってんだと
色々不安になってしまうのでありますが
とりあえず、選挙とかで一回つぶれるとか
そういうことあるのか心配しつつ

関ヶ原まで一気に進みそうな情勢を見守っていきたいと思います
あ、あと、秀吉倒れるときの音が
最近頻繁に放送されている戦争関係の墜落音かと思った
なんだろう、この、ちょっと色々入れ具合間違った感じわ

陶磁器を探す旅~2009五条陶器祭り~

2009-08-12 20:54:29 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいって参りました
京都五条の茶碗坂近辺
今年は土日が両日とも該当するという
なかなか珍しい日程でありました
そのため、土曜日と月曜日にいってきたのであります
前言とつながりがありませんね

さて、今年もきたきたと意気込んでいってきましたところ
かれこれ3年になるのでしょうか
自分でも参加年数を忘れましたが
確か去年は、その前の年と同じような顔ぶれで
ああ、常連というか、そういうものかななんて
思って過ごしたように思いますところ
今年も、やはり同じような顔ぶれでありましたが
驚き、なぜか今年は織部が多かった

去年もちょろちょろと見かけていたのでありますが
名古屋弁というか、岐阜弁というか
あの中部独特のなまりをよくよく聞くことが多かったのであります
それに加えて、扱うのが織部ということで
今年は故あって、瀬戸にはいけそうもないため
ここで仇をと、色々と物色
先日の清水焼きのこともあってか、やっぱり
値頃感をちゃんとつかめておりませんでしたが
織部の手頃なものをついつい買ってしまったのであります

さて、南側の新人界隈では、織部もさることながら
最近はバリエーションが増えてきていて
志野、萩、唐津といった、方々のそれこれを見るようになってきました
清水があるせいか、瀬戸そのものは見たことがないんだが
そのうち見られるようになるのかもしれない
この手家とーきわまりない絵付けで踊り狂う
織部の数々と、怪しげな天目茶碗
そして、引き出し黒なんて珍しいというか
鳴海織部等まででてきておって目に新鮮でございました

ぐるりとまわってから、北側の常連というか
そういうコーナーをまわっておりますと
こちらは、相変わらずステキすぎる清水の山
京焼きもすばらしいが、やはり清水がよい
値段については、団地のほうが少しだけやすかったかもしれない
ただ、同じものを見られないからわかりませんが
どれもよい一品ばかりでありました

で、その中で、今年何度も見てきた陶器鉢が
またもお目見え、これで、三会場にわたる値段の遷移を
見てこれたわけでありますが、なるほど
ここには記せませんが、各会場でのわずかながらの相場感が
おさめられたように思うのであります

さて、今回一番よかったことですが、
引き出し黒と呼ばれるらしい瀬戸黒の焼き物と
由緒正しき黒楽の焼き物
それぞれを、一発で見極めることができた
この経験でありました
正直、その喜びにかられて
思い切って黒楽をかっておけばよかったと
今更後悔しておりますが、それはそれ

ちゃんと来年には予算をためておきましょうと
思ったりなんだったりするのでありました
ほかにもいくつかよいことがあったんだが
とりあえずはこれまでで

陶磁器を探す旅~清水焼祭~

2009-08-11 20:34:25 | 陶磁器を探す旅と名物
少し前になりますが、とうとう
念願かなって清水焼団地のイベントに参加してきました
何度か足を運びながら
このゴーストタウンぶりはどうだとか思っておりましたが
何がなんやら、どっからあんなに人がやってきたんだと
驚くばかりの大混雑
悪天候もなんのそので、えらい数のお客さんと露天が
ところ狭しと並んでいたのでありました

久しぶりの陶磁器イベントということで
若干勘が鈍っているというか、値頃感を忘れていたこともあってか
清水焼の高価さに辟易、いや、感動してしまったのであります
なんだあの値段、湯飲み一個で4万とか馬鹿にしてんのか

思ったりもしますが、今回
日頃というか休日には開いていないお店も
ほとんど開いていたおかげで、本当の清水焼というか
優れたそれこれを見まくれたのであります
前々から、清水の特に精緻な絵付けがすばらしいと思っておったので
いざそういうのの特上品を見てみると
まぁ、感動でありました

基本的にゴスによる青絵が多いのですが
赤絵のものもなかなかよかったり、合わせ技があったり
京焼きの流れをくむような黄色も見事だったり
どれを見てもほれぼれするできばえ

そして、いくつかの様式みたいなのもわかって
ぼんやりと自分がほしいと思う
清水焼の形が見えてきたりして感激したのであります
胴の真ん中くらいで、茶系の線というか、横に一回りする
凸状の筋があって、上は青絵、下は青絵ながらも
斜めになりつつ、吉祥文様に加えて、この斜めになっている部分が
さらに凹凸を覚えているというもの

絶対に物書きになれないなと思うような
ひどい描写でありますが
手が覚えたのでよしとするのであります
それで、かなりよさげなのを何品か見つけたのでありますが
上述の通り、買うには勇気のいる値段で
今回は見送ってしまった次第
いや、正式には、そのあとにある茶碗坂での死闘を念頭に置いて
ここでの値頃感をつかんでいくという具合だったのでありました

ただ、清水以外のところで
この春に信楽のイベントで見たステキな鉢が
値頃で出ていたので、五条よりやすかったかもしれないと
思ったり考えたりしつつ、その日
すげー大雨に降られながらも満喫したのでありました

バスでいったんだが、大変だなありゃ

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

2009-08-10 21:14:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
借金の底なし沼で知ったお金の味
25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
著:金森 重樹

タイトル長ぇ

というわけで、どこからどこまでがタイトルなのか
よくわからないくらいなんでありますが
ソフトカバーの単行本でありました
なんというか、よくよく考えてみると当たり前なんだけども
この題名を見ているかぎり、うなりあがるほどのバカなことをして
それをなんか、よくわかんないけど頑張ってたら解決できましたとか
そういう、ある意味ほのぼの物でないかなんて
期待して読んだのであります、大間違い

東大卒、やることなくてフリーターしている間に借金まみれ

こういうお話であります
実際この人が現在どういう立場の人なのか
まったくわかりませんが、とりあえず、すげー頭良かったんだなと
改めて思わされて、なにかがっかりしてしまったのであります
不思議なもので、日頃から学歴というか
素質みたいなのを、そういう経歴に見出しがちな
僻んだ性格をしておりますと、この本のよいところが
だんだんと読めなくなってしまうのであります

あんた頭良かったからだよ

そんなことを思わず呟いてしまうくらいダメなわけだが
実際、そんな簡単にお金持ちになれるわけがない
中身としても、この人はまだお金持ちになったわけじゃないと
そういう具合だったのでありますが
まぁ、お金を使って、お金に稼がせる
それに気付くまでに何があったか
ステキな内容だったと思われます

東大卒でフリーターしているあたりから
既に感情移入できなかったのですが
なんとなし働いている内に、うっかりというか
よくわからない投資話にひっかかって、偉い目に遭うというくだりは
誰でもありそうな話だと思うのであります
そして、そこで、挫けるというか
押し潰されることなく、どうしたら打開できるのか
それを真剣に考える強い意志があると
その能力が覚醒するのだそうで

まぁ、これはある意味自慢話だよなと
タイトル読んだ時点で気付けよという具合なのでありますが
真面目に生きるというか、人間追いつめられないとやらないよ
それはそういうもんだけど
追いつめられたらハンパねぇよみたいな具合で
今、のほほんとしているのが不安になってしまう
そんなお話でありましたとさ

いい塩梅で刺激になればと思ったりもするのだが
結局、読んで、何か文句を言うだけでオワってしまうあたり
お金持ちにはなれそうもないと
ありきたりな感想でオワってしまうのであります
ここでこれ書いている暇があったら
勉強すればいいのにね

天地人 世継ぎの運命

2009-08-09 20:52:36 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ視聴完了

時間経過がわかりづらすぎる…
そんなことを思ってしまったんだが
関ヶ原まであと6年といってから、あっという間に
また1,2年経ってたみたいだし
何がどうなって、ていうか、
直江家は子だくさんだなまったくもう、けしからん

イベントだけが淡々とこなされているような印象で
ちょっとどうかしらと心配になってしまったのであります
さて、利休の娘をかくまっているというのは
あんな簡単に許しておけるようなことじゃないと
そんなツッコミは入れたらいけないのだろうなと
思ったりなんだったりしつつ、我らの「かよ」が
意外とというか、かなり長生きだよなと
最近気づいてしまいました
どんな武将がやられてしまうよりも、かよの最期が泣ける気がする
そんなときこない気もするけど

さて、いきなり小早川が出てきて驚きでありました
いや、確かに頭悪そうだとは思うんだけども
なんというか、なんだあの演技
頭悪そうってのと、演技がしっかりしてないってのは
別の話だろうによ、と心配してしまったのでありますが
あれによって関ヶ原が決するかと思うと
そんなものだったのかもしれないと
妙な納得を覚えるのでありました
最終的に頭やってしまうところまで行くんだろうか
行くよなぁ、そりゃ

あと、秀次がけっこういい感じだと思ったのでありますが
これについては功名が辻のときより期待であります
あっという間に退場になっちまうのはわかるんだが
あのムスっとした具合とかステキと思うのであります

さて、毛利のキャストはいいなぁと思ったんだが
あの時分にしてはフケすぎだろうとそこだけ残念であります
こればっかりは大河ドラマの残念なとこだと感じますが
しかし、いい案配に見えました
わたしがちゃんと物語見てなかったからなのか
最初毛利に秀秋が行くと聞こえていたんだが
最終的に小早川になってて、なんで?という具合でありました
あれは、北様が何かしたということなのか
どういうことだ、わかりづらいな

と、気になったところだけ書き写しておいて
また来週と、静かに待つのであります

レッドゾーン

2009-08-04 00:15:23 | 読書感想文とか読み物レビウー
レッドゾーン  作:真山仁

ハゲタカ、バイアウトの続編になります
ゴールデンイーグル鷲津が、ファンドビジネスを繰り広げる
経済活劇小説の最新作でありました
既に見てきてしまった、あの
ハゲタカの映画版の原作ということで
予備知識入れてからの読書で飽きないかと心配してたんだが
いやびっくり

映画と話が全く違う

これを原作と言うのはあまりにも酷い、とまではいわないが
ちょっとどうなんだろうかと思うほどの違いでありました
いや、映画と別ジャンルというか、別の話なんだが
すげー面白かったのは間違いないのであります
よくよく思い返してみると、ハゲタカの小説も
ドラマ版とはさっぱり違ってたなと
今更のこと、なかなか読み応えがあるお話でありました

紅いハゲタカとの闘いというのが焦点かと思いましたが
実際そうなんだろうけども、なんだか
政治的思惑が強くて、無教養なわたしでは
どこからがファンタジー要素なのかさっぱりわからなかったんだが
なかなか派手な立ち回りというか、あれこれがあって
ステキな小説でありました

資金繰りがどうのこうのというのは無いんだが
どこから、誰が繋がっていて、どういう情報網によって
決着がついていくのか、そういうきな臭い連中と
それとは別に、真面目に(というのも失礼だが)、
地道に地に足を着けて、必死に歩んでいく企業の話と
考えてみると、前作、ハゲタカ、バイアウトの時と一緒で
その二つの構図を描いておるのでありました

ただ、残念なことにというか
少し消化不良だと思われたのが、その
地道に進んでいるのであろう、芝野シーンが尻切れな印象で
また、話題の中心となっているアカマのお家騒動と
その本当の部分というか、物作り部分が希薄な感じで
ちょっと残念でありました
前半というか、上巻はそちらに力が注がれていただけに
なんか、腑に落ちない具合になってしまいます
それでも、政治に絡めつつ、色々な大物が
次々と出てくるのは心躍る具合で
ちょっと大物過ぎるのはいかがなものかと思いつつも
にやにやと読み進めたのでありました

終盤で、全容のネタバレが行われるんだが
正直そのあたりは、ちょっとついていけないという具合になって
残念しごくでありましたけども
色々な伏線も回収されていて、何よりも
オチが気の利いた感じなので、好感であります

続編はさすがにないだろうと思うものの
面白いシリーズだと、感激して読み終えたのでありました

天地人 愛の花戦

2009-08-02 20:49:06 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人

珍しくというのはすごく失礼だとわかっているのですが
今回、ばさっと方針を出してきたとメッセージを受け取ったというか
ああ、そういう見せ方になるのかと
ちょっと期待させていただいた甲斐でありました

そう、今日のでやはり確信したのだが
もはや、野郎武将についての描写はあきらめた
あれはだめだ、これ以上期待というか
自分が描いているそれと重ね合わせようというのが無理だ
だって、子守している直江公なんて、おまえ、おそれというものを…

そんな具合でしたが、とたんにというのは
私の目が曇っているからでありましょうか
女同士の妙な小競り合いを描かせたら
いきいきとしておるではありませんか
あれも、女という彼岸の向こうから見ると
ちゃんちゃらおかしいのかもと思うのだが
さや当て具合というか、深くあいてと探り合いながら
傷つけていく手法が、これまた
政治策謀に似たそれこれを見ておもしろかった

なによりも、大きく舵をきってきたと思ったのが
北政所をああやって描写してくるとは
ちょっとというか、最近の自分のなかでは
ああいう女性像はなかったんだが
それはそれでおもしろいかもしれないと感じたところ

悋気とはまた違う、機微というでもない
何か、些末なことのようで大きなことに
ボタンを掛け違えていくような会話がステキで
今後にえらく期待したいのでありました

さて、花戦についてでありましたが
今回は姫小百合の話でありました
上杉がもってきたかどうかは知らないのでありますが、
いつだったかの大河、おそらくは
功名の時だったと思うのですが、
あの時は黒百合で、ちゃっかり淀の方がどこからか集めてきたとか
そういうのだったと思うのであります
あのあたり、華やかさがあがって
また、なんのギャグかわからない
ピンクの花に厚めのフォーカスあてての淀スマイルとか
ある意味おもしろかったのであります

一番見たくないものを大河ドラマで見せられたという具合かもしれませんが
考えてみると、あの路線だとしっくりくる脚本家というか
シナリオならば、いっそそのままやっておいてもらったらいいのかもと
真剣に考えてしまうのでありました
衆院選によって、白洲次郎が来月に繰り越しになった今
そうやって思いにふけるのであります