CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】バカボンのパパよりバカなパパ

2018-08-02 21:01:49 | ドラマ映画テレビ感想
NHKドラマであります
玉鉄が出てるというそれだけで見てしまった、
いや、実際には話しも面白かったので
見入ってしまったと、そんな按配なのだけども
マッサンを彷彿とさせる役者陣の頑張りと、
赤塚不二男という伝説について
ドラマで知ることができた面白い一作でありました

随分綺麗なところしか描かなかったのかもと
ちょっと晩年については思ったのでありますが、
それはそれとして、天才赤塚不二男が
どういう人であったか、正直、私の世代よりも上の人がと
そういう感じであろうお話で、
知っているような、知らないようなという物語が
なかなか楽しく見られたのでありました
テイストとして、朝ドラっぽいのが
よくあっていたと思うのでありますけども、
本当、ちょっとどうかしているような人だったのは
ほぼ間違いないところだなと
改めて、その伝説をわかりやすく描いたドラマに
感動というか、衝撃を受けたのでありました
そこらで、酔っ払いを拾ってきたり、
ホームレスみたいなのに風呂貸したりとか
凄い人だったのだが、何考えてたんだろうなぁ

もっとタモリさんに触れるかと思ってましたが、
さらっと、ブラタモのお付き合いみたいな感じでしか出てこなかったのが
ちょっと残念でありましたが、
赤塚不二男が、そんなにテレビ出ていたのかと
見たことないだけに衝撃でありました
漫画書いてるだけの人だと思ったんだが、
まったくそういうわけではなかったんだな、そして
本当に天才だったんだなと思い知らされた

バカであることの難しさを、真剣に論じて、本当にそれを実践していたと
そこが狂気、あるいは脅威以外の何者でもないというところが
この人の凄いところだなと、家族含めて、
どっか可笑しいと思うんだが、それでいいのだ、を地でいってた生き様が
衝撃だったのであります
担当の人が随分ご出世なさったのも、赤塚先生を御したという
それが大きかったんだろうなと、そっちの物語も
結構真面目に見てみたかったように思うのであります

端々というか、しれっと、まずいことがあったときに
永井豪ダイナミックプロを騙ったりするところとかが、
結構面白かったのだけども、やっぱりライバルというか
新しいギャグがそこに居たんだなと思い知らされたところでもありました

私が幼少期に、おそらく最期のバカボン連載だったのだろう内容が、
コミックボンボンに掲載されたのを読んだ、
そして、面白くなかったと記憶しているのでありますが、
今考えてみると、あれを成したのが担当の人で、
そして、そういった赤塚不二男をなんとかしようと思った人たちによって
晩年の作品というか、発表というものがあったんだろうかと
思わされたり、なんか、よくわからんけども
しんみり見ていったのでありましたとさ

敢えて、みんなの死に様を描かないという英断が凄いとも思ったが、
そこが結構陰惨というか、悲惨だったような気がするなと
おぼろげな記憶を揺さぶられて、このドラマを見たあとに
どうだったか、調べようという気分にはなれなかった、
楽しい家族の物語でいいじゃないかと
思わされた一作だったように思うのであります