CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

あっちもこっちも

2013-02-28 22:15:48 | 星里もちる
星里もちる短編集 あっちもこっちも  作:星里もちる

高校のときから、好きでたまらない漫画家さんであります
星里もちる先生の短編集が出たとのことで
ようやく手に入れることができました
面白かった、そして、意外と読んでなかった
そんなわけで、ほとんどの短編を知らないですごしていたので
非常によいお買い物でありました
意外と増刊で書いてたんでありますね

最近の作品から、だんだんとさかのぼって
りびんぐの頃まで行き着くという短編でありましたが
どれもこれも面白くて、時代ごとの絵柄というのも
ありあり見られるので、なんというか
ファンとしては楽しい一冊でありました
読み返して思いましたが、
話は「結婚しようよ」が一番好きだけど、
絵柄は、「夢かも」あたりから「オムライス」あたりが
好きなのかもしれぬ
短編カントリーロードの絵を見ていて、
そんなことも思うのであります

それはさておき、ハーフに載ってた、微熱をくださいが
好きすぎてたまらなかったのですが
ドタバタコメディを描いている短編は
やっぱり面白くて、今回掲載でも
最も危険な人事、朝まで待てないが、
凄く好きな展開で、何回も読み返してしまったのであります
別段難しいところとか、妙なトリックがきいてるんじゃないけど
何回読んでも、なんか面白いというのが
ステキすぎますね、ツボというやつなんでしょう

最近の単行本はちょっと女性向けすぎて
なんか面映いから買ってなかったんですが、
たまにはこういうタイプのサラリーマン向けといっていいのか、
ほんわかコメディも書いてほしいなぁなどと
思ったりなんだったり
つづっておくのでありました

論理トレーニング101題

2013-02-26 21:53:09 | 読書感想文とか読み物レビウー
論理トレーニング101題  著:野矢茂樹

本というよりも参考書に近い、
いやもっと、ドリルとかそういう内容にも
似た感じでありました
確かに余談を挟みながらの解説でありますが、
根本的には、論理というのを懇切丁寧に説明して
その仕組み、その使い方なんていうのを
構造から理解するといった
非常に優れた参考書でありました

最近話題の論理的思考というやつが
これで身につくかどうかしらなんて、
面白いことを思っていたわけでありますが、
今回手に取ったこの本に書いてあることは、
非常に面白くて、役立つかどうか、
そもそも世の中がたたえている論理的というのと近似してるのか
ちょっと、学術にすぎて違うんじゃないかと
思ったりもするほどしっかりした本でありまして
例題と、その解説を読みながら
子供のようにといったらいいんでしょうか、
なんか、解く喜びみたいなのに浸れたのであります
国語の問題に近いといっていいんだろうか
そうか、そもそも、国語って、ロジックのそれだったのか

そんなわけで、文章の構造を理解して、
書かれている真の意味を理解する
また、その意味に対して、どう接するかという部分
ここが論理なんでありましょう
立論と異論、批判というきわめて重要なことも
しっかりとカバーされていたのであります
この最後の部分が、一番足らないところだなと
「立論について質問を考えろ」という問題が
新鮮というか、なかなかできないものでありまして
本当の意味で、文章から意図や意味を理解する
それを改めてつきつけられる
非常に楽しい時間を過ごせたのでありましたとさ

実際のところ、論理的思考というのは
訓練次第なんでありましょうと余談で思うのですが、
こういうのをたくさん続けることで、
少しずつ身について、考え方がわかってくるというか
算数の練習と一緒だなとも思うのでありました
そう、練習さえすれば、解き方やなんかは
全て出来上がっているのでありますね
こう解けない文章が、つまるところの悪文であって
わざとかもしれないとか
あれこれ思わされたりするのであります

まぁ、とっとと、ディベートの本でも買ったらどうかと
自分でも思うのであります

殺陣あれこれ 塚原卜伝を見て

2013-02-25 21:08:11 | ドラマ映画テレビ感想
NHK時代劇「塚原卜伝」
まだ放送中(再放送中)なので、
話そのものについては、またのちのちと思ったんですが
非常に殺陣がよかったので
しれっと触れておこうと思います

ワイヤーアクションとか、なかなか
斬新といえば聞こえがいい、ちょっとやりすぎた感を覚える
そんな内容でありますものの、
一生懸命に新しいシーンを見せようという気概というか、
そういう挑戦が見て取れるので
なんだかんだというか、むしろ、積極的に楽しんでおります
なかなかよい殺陣が披露されていると思う

次々といろいろな剣豪と立ち会っていく、
そしてその中で、必殺技ではないが、
いちいち、目玉になる技なり、武器なりがあって
それが非常に楽しいのであります
殺陣はこうあるべきでありますね

最初のスーパーマリオみたいなジャンプは
ちょっといただけないと思ったものの
多人数殺陣を、ほとんど舞のように見せたあたりは、
基本をなぞったといっていいのか、
流れるようでよかった
リアリティからは遠いけども、それはそれ、
ああいう、一つ一つの動きに意味が見て取れる殺陣は
久しぶりに見られたので大好きでありました
切り上げ、切り下げ、振りかぶるといった動作が
連綿となってて、無駄がないというあたりが
舞っぽく見えてしまうけども、非常に流麗でステキでしたね
もうちょっと旨くなってくると、あれが
さらに剣戟として見えるようになるんだろうが
そんな贅沢をいってはいけない

もう一つ、チャレンジというか、
なんか、いろいろなところで見るバージョンでありますけど
スローモーションでの見せ方がありました
横なぎを紙一重でかわすというシーンを
非常に効果的に見せていると思うところ
陳腐ともとれるんですが、漫画的な表現でありながら
なかなか緊迫してみえてステキです
もう少しこれもまた、自然に見せられるような技術が
今後培われるとしたらステキすぎてたまらんでしょう
だいたい、昔から、ジャッキーチェンの動きは速すぎるから
スローモーションでやってたとかいう話もあるし
それはそれなんだ、殺陣ってのは剣戟の偽者であるべきだから
あれが正しい

そんな興奮を覚えながら、今回というか先週なんでありますが
奥津という最強の敵との戦い
これが、また、私の大好きな二刀術というわけでありまして
二刀の殺陣が考えたそれでありながら
非常に面白かった、
本当かどうかは二の次として、あの、両手をバランスよくふりわけ、
片一方が遅れて落ちてくるという剣戟
その技もよかったんだが、今回の一番優れているところは、
その受けが実に理にかなった動きだったのがステキ

一発目を浅く流して、その軌道がぶれることで、
寸出の二発目を受けるなんていうのが、
これまた実によくできていて、ほれぼれしてしまった
この話は録画しておいてよかった
しばらくとっておこうと思う、本当にすばらしい

二刀で、短い方の柄頭をもって前に出して威嚇の姿とか、
いかにも時代劇といった感じも楽しくて仕方なく
この回は、大当たりでありましたと
ちょっと我慢できなくなったのであります
ただただすばらしい
一拍子についても、殺陣で見せるとあんなものかというあたりは
残念でありましたが、まぁ、あの類は、
小説だからかっこいいという部類のそれだし
実際はあんなところだろうとも思ったり、
それを思えばこそ、一瞬を、本当に一瞬で済ませたというのも
なかなか凄い殺陣だったように感じるのであります

と、そんなわけで、あと二回くらいしか残ってないようで
こっからは苦悩する様ばっかりだろうから
これが最高峰だろうと思ったり侮ったりしながら
楽しみに待つというお話であります
ああ、いい殺陣は本当に物語を引き立てますね
満足であります

八重の桜  ままならぬ思い

2013-02-24 20:46:09 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了であります
相変わらずの容保さまが主役といった様相で
実にすばらしいできばえでありました
また、その感動とタイミングの悪い頼母のできばえが
抜群でよろしかった
感動に流されてしまいという苦渋を描きつつ
本当はこうであったという話とが
いきつもどりつしながらで
非常に見事であります
容保と頼母を描くと、あのときの会津が
まざまざ見えてくるんだと
この二人に目をつけたところが凄いななんて
思ったりであります、感動だ

軍事調練の合間合間でもないんだが、
着々と時代が進んでいて、長州一派の
悪巧みもあれこれ出てくるさなか、安穏ではないが、
維新派からすれば、悪に映る会津の動きが
これまた、クリアに見えてきて
本当に面白い大河だななんて絶賛しているのでありました
真木和泉はともかく、今回ミッチーが桂なんですね
大久保やってた頃が懐かしく感じる次第であります
どっちかというと、桂の方があっているのかもしれない

それはさておき、やんごとなきところの描写が見事といっていいのか、
御親筆に対してひかえおるかたがたと、
あの手紙に頭をたれるという、ある意味滑稽でもあるような
あの儀式めいたシーンが印象的でありまして
勤皇とは何か、忠義とはなにかみたいなのが
いい塩梅で伝わってきて最高でありました
その後、はしゃぎながら軍事調練見ていたあたりは
なんというか、安穏としてしまいましたが
あのあたり、女子高生のいじめみたいな策略が飛んだりするのは
お茶目ポイントでありましょう
あのシーンで、出陣という台詞が出てきて
そして、馬とともに陣羽織がやってくるとか
まさか、幕末物であんなのが見られるとは
夢にも思わず感激でありました

と、まぁ、抜群に褒めてばっかりなのでありますが
おそらく、今回ひとつの見せ場であったろう
壬生浪士組について、もう天狗党というか、
鴨の話あたりはまったく入れないのかと
ちょっと残念に思ったりもしたものの
楽しい限りでありましたね、
新見はおろか、鴨もいないのに斉藤がいるというのは
ちょっとおかしいと思わなくもないですが
会津を描くんだからまぁいいかと
頼母とたわむれる八重よりは
リアルなんだろうかなとも
思ったりなんだったりしつつ
次回も楽しみであります

菜飯

2013-02-20 22:06:20 | 食べ物飲み物
菜飯(なめし)をつくりました
そんな偉そうに書くほどのことはまったくないんですが、
前の夏から育て続けていますはつか大根の処理に困って
なんとなく作ってみたのであります
故郷に居たころは、菜飯と田楽をよく食べたものだと
ついつい懐かしむような気分になりまして
せっかくだから再現できないだろうかなどと
思ったりなんだったり
まぁ、ダイコンの葉を料理にするので
一番簡単な方法がこれだったというのでありますけども

はつか大根の葉 適宜
塩 適宜
米 必要量

そんなわけで、レシピにもなってない分量だったんですが
とりあえず、とってきたはつか大根から葉っぱをはずして、
ダイコン部分は漬物にしてばりばり食べることにして
菜飯のもとをつくります

ただ、ひたすら微塵に切って塩つけてしばらく寝かす
半日もやったら、水を絞って、炊飯器に米と放り込んで炊く

たったそれだけでありました
いや、しかし、このたったそれだけが思った以上に効果的というか
塩が凄いのかもしれないと、ただしょっぱいご飯というのが
おいしく感じただけのようにも思いますが
立派な菜飯の出来上がり
炊き上がりに独特のにおいがあるのも高ポイントでありまして
楽にダイコンの葉っぱを消費できるので
これはすばらしいなどと思ったり考えたりした次第
ただ、明らかに塩分取りすぎになるなと
そのあたり気をつけたりしないといけない
年齢を感じさせるメモを残しておくのであります
あー、ごはんおいしい

頭がしびれるテレビ スペシャル 名曲は数学で出来ている!?

2013-02-18 21:12:39 | ドラマ映画テレビ感想
政治に翻弄されたというのが
ふさわしいのかわかりませんが、
残念な理由で放映延期となっていた
個人的に年末に楽しみにしていた番組であります
先週ようやっと放映されて
しっかり楽しんだのでありました

数学と音楽は極めて近しいものである

まぁ、だいたいそんなところのお話だったのですが、
なかなか面白いアプローチというか、
そうか、俺は音楽の才能が乏しいところを考えると
数学の能力も乏しいのであろうかなと
哀しい事実にも気づいてしまいながら
その関連性というか、まぁ、ああ言い出したら、
音楽だけじゃなくて、全てが数学で語れるわけで
なんか違うんじゃないかなとも
思ったり考えたりなのであります
でも楽しかった、和音というものの考え方も
数値でとらえられると思うと
なんというか、とても楽しい

そして、最近NHKが押して押してやまない
初音ミクなんかも、数学的アプローチから説明しつつ
音楽との融和という、面白いお話になっていました
音階と和音の話は本当によかったですね
だいたい音階作ったのが数学者というあたり
いつかを堺に、音楽が数学からはなれていったんだろうなと
思ったり考えたりするのであります
というか、音に名前というか見えるようにしたのが
数学というお話だったとも思われます

もう少し音楽に近づいてもよかったかなと思いつつ
リズムや、心地よいと思う音とか
そういうあたりも、数値化してそうだという規則性がある
それに気づく生態的な能力もすごいよなと
なんか、地球ドラマチックとか、サイエンス系のそれテイストも
感じたりできて、非常に有意義でありました

もうちょっとより数学めいた内容でやってもらいたいなんて
思ったり考えたりしながら、
またNHKスペシャルで、濃い目の数学をやってほしいなぁと
この番組を褒めつつ、願ってみるのであります

八重の桜  将軍の首

2013-02-17 20:46:16 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了であります

いよいよ京都守護職スタートという感じで、
あの頃の勤皇の名を借りた暴虐が、
端的ではありますが、いい塩梅で描かれていて
なかなか興味深い作品になってきたと
今後がやたらと楽しみであります
なんというか、佐幕に思いっきり傾いている史観は久しぶりで、
ここのところ、いわゆる倒幕めいていた知識が
クリーンアップされる感じで凄く面白いです

相変わらずの兄つぁまの肉体美を見せるためだけと思われた
大河ドラマおなじみの風呂シーンをはさみつつ、
安穏とした会津と別れを告げて、
悲壮感を覚えるような江戸での号令
あのシーンをはじめ、容保の人の演技が抜群に冴えていますね
ステキです、何回かいろいろなドラマで見た顔だけど
今回のが当たりだと思うような内容であります
来週はスタッフロールをちゃんと見て、名前を覚えよう

江戸から京都の道中がすっ飛ばされて
あっという間に到着してしまったのは
やや肩透かしでありましたが、まぁ
何もなかったんだろうとしておきます
まったくわかりませんが、道中何か起きそうなもんなのになぁ

そして禁中の出来事がまたまた見事
お公家さまの、お公家様っぷりはともかく、
孝明天皇のご尊顔を拝謁できるという名誉のシーン
あれは両者の演技もあいまって
ものすごく感動的に思われました、すごい
あれはもう、容保はそうせざるをえない
あんな破格たまらんだろう
そういう説得力を頂いたのであります

あのときに、また、若くて澄んだという台詞もあって
完全にそういう人なんだと思わされているさなかの
不逞浪士とのやりとり、そして、それに裏切られる様
まさに、「若い」というそれなんだなと
説得力をともなってという見せ方だったように思います
今回、本当面白かった

この件を持って、よく知った会津様になるんだなと
非常に今後が楽しみなのでありました
また、来週やってくる新選組が悪そうでいいですね
会津視線の幕末が、思った以上に楽しいので
次週以降もしっかり見たいと思うのでありました

ドラマ glee2

2013-02-14 20:58:06 | ドラマ映画テレビ感想
NHKでやってた海外ドラマ「glee」の
第二シーズンが先日終わりました
今回もなかなか面白かった

従来キャラに加えて、新キャラも登場してと
あれこれ学生ものジャンルとして面白いものだと
つくづく感心したのであります
相変わらず、いろいろな問題をピンポイントに片付けながら
かなり強引に、いい話にしてしまうという手法は
面白いから、なんでも許せてしまうなと
思わされてしまうところであります
今回で一番のお気に入りは、アメフト部の優勝でありましょう
あのときのスリラーはかっこよかった
ショークワイアとしても面白かったし
まぁ、あの展開はなしだろうというか、
あれでアメリカ人は納得しているんだろうか、
あれを見て、アメリカ人はどういう感想を抱くんだろうか
そもそも、このドラマは、アメリカ人の
どの年齢層を狙ったものなんだろうか

さまざまに思わされましたが、
色恋を描きながらも、その描き方がぞんざいというか、
まぁ、簡単にくっついては離れてと繰り返す様なんかは、
リアルなのかなんなのかわかんないけど、
面白いからいいやといった感じでステキであります
ああいうのは、やはりハイスクール向けなのか、
それとも、主役といっていいのか、
ウイルの世代に向けたそれなのか
わかりませんが、ウイルに近いというか、
設定で、ウイルが俺より若いというのに驚愕したんですが
ああいう夢をというテーマはステキねなんて
ブロードウエイを夢見るというそれを
追体験させてもらえてよかったのであります

しかし、第二シーズンは、一にもまして、
セクシャルマイノリティについてのアプローチが多くて、
それはそれで興味深いものでありました
毎回思うんだが、ああいう社会性テーマを
うまく消化してるところが
このドラマの面白いところでありますね
ゲイもレズも、それぞれがどういう社会状況かを
残酷にみせながら、それでもそこに立ち向かう
そして、わずかながらに仲間がいるというのも
わかりやすく面白いストーリーでありました

最終回については、もう第3シーズンを見据えてといった
そういう感じも透けてみえるようで、
ちょっと拍子抜けだったのでありますが、
ニューヨークにいって、はしゃぎまわる部員の
楽しそうな姿は微笑ましく見られて、
ウイルのブロードウェイでの成功を約束されるさま
どうやら、あれは、役者のマシューさんの境遇までも
あれこれとクローズアップさせた何かだったのか
わからないままに感動させられたのであります
あの感激、あの表情は
夢というそれが催す大きな、ステキなものだと
思わず泣いてしまいそうになるほどでありました

だんだんと自立していく部員もあり
教師として、人間として成長していくウイルありと
なんだかんだ、3シーズンが早く見たいと思う
非常に面白いできばえだったのでありましたとさ
ただ、BSでようやく放送ということは
一年は待たされるのかと思い
なんだか、やきもきするのでありますとか

ロスチャイルド 200年の栄光と挫折

2013-02-12 20:57:53 | 読書感想文とか読み物レビウー
ロスチャイルド 200年の栄光と挫折  著:副島 隆彦

よく聞くけど、どういう人か知らないな
そんなわけで、入門書がわりになればと
さらっと読んでみました
イギリスの、とも言いがたい感じでありますが、
パリ、あるいは、イギリスあたりで有名な財閥
ロスチャイルド家を扱った本でありました

入門書には向かない本だった

そんな感想を抱きました
素人知識というか、もう少しどういう人たちかを知ったうえで、
この本を読むべきだなという感覚であります
書いてあることは、なかなか丁寧に
初代から、どうやって成り上がったというか
事業で成功して、どのようにお金を稼いできたのかというのが
こまめに書いてはあるんですが、
いかんせん、行きつ戻りつする年代やら、人やら、
同じことが何回もでてきたりとかして、
これはひょっとすると、雑誌の連載か何かだったのかと
疑ってしまうような読みにくさもあいまって、
なんというか、よくわからなかったのであります

主義主張が強すぎるというきらいも見えてというか、
読んでいると、主張を押し付けられているような気分になって、
なんというか苦手なタイプの文章だったというのもあってか、
どうにも、あまりよい本とは感じなかったのであります

根拠があるのかないのかわからないような話が
いくつか出てきまして、それでいて、
何か見えない敵というか、ロックフェラーに続く誰それやら、
よくわからずにロスチャイルドを批判する輩というものに対して
敵愾心というのは、文章から伝わるんですが
そんなもの伝えられてもなぁという感じになってしまい
結局、ロスチャイルド家がどういうものかは
なんかよくわからんという感じになってしまうのであります

冒頭のとおり、もっと勉強してから読めばよかった
そんな内容でありました
今の私では、これを楽しめるだけの知識がない

八重の桜  会津の決意

2013-02-11 16:18:47 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了しました
昨日は、ながら見とか酷い有様だったので
ぜんぜん頭に入ってこず、ただただ、
薙刀の殺陣も面白いなぁ、くるりと回るのは花があっていいなぁとか
そんなことしか思ってなかったもので、
今先ほど、録画していた分で見直ししました

会津様のお嫁さんが、まさかこんなにあっけなく死んでしまうとは
つゆとも知らず驚きでありました
あの狆とたわむれる姿が、なかなか微笑ましいなどと
思ったりしておりましたが、その後、残された兄嫁とどうしたこうしたと
様々な層にアプローチできる側面がクローズアップされるのかと
なんだか残念なような、楽しみなようなというところであります

その渦中の中将様が非常によろしい回でありまして、
若輩だから嘗められたというか、酷い目にあったと
見えなくもないというか、多分そういうことだったんだなと
理解してしまったのでありますが
あの外から来たということ、その本家の掟をとられとなったら
そりゃ受けざるをえまいなと、非常にかわいそう
あれこそが、会津最大の不幸であるなと
思ったりするのであります
中将様が悪いとかいうんじゃなくて、ひらたくいうと、
春嶽が悪いんじゃないか(酷い)

時代の主役たちが暗躍でもないが、
いろいろと錯綜しているなかに、
だんだんと巻き込まれていく会津というポジションが
凄くわかりやすくて、京都行きの不安が
なかなかに増幅されたのであります
会津様ってあんな感じだったんですね
幕末は、いろいろ見たけど、会津さまのその凄さが
もう一つ理解できてませんでした
今回のでかなり補完できる、ありがとうNHK

それはそれとして、
八重のまわりでも、年頃の娘たちが
ばたばたと結婚していき、そして、決意を固めていくというのは
なかなか赴き深い感じであります
ハナから、自分を確立しすぎている八重も
この話題に、あれまぁという感じはなかなか
見ていて自然だし、いい話の展開だと思ったりするところでありました
あと、大蔵の嫁ちゃんが、堅物そうに見えていて、
妹たちと一緒のときに、一生懸命、
櫛の様子を見たりとか、かわいげのあるところを見せるとか
ああいうのは、まだほのぼのできる今の段階では
ステキな要素であると認識しております

ともあれ、題名のとおり、会津の決意という
容保さまの不退転の決意というか、してやられた不幸と
あの無念さをひしひしと感じて
今週もがんばっていきていこうと思うのでありました

ドラマ  メイドインジャパン

2013-02-09 22:17:04 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜スペシャルドラマ「メイドインジャパン」
視聴いたしました
骨の太い経済劇だろうかと
わくわくしながら、前評判とか、内容とか
一切遮断して臨んだのでありますが

まさか、こんな話だとわ…

もっと、こう、メイドインジャパンすげーよ、という
提灯的といいますか、なんか元気になる内容かと思って
楽しみにしていたんですが、
思いっきり肩透かしというか、間違っておりました
苦境につぐ苦境と、さらばえた醜態を見せて
それでも生きていくといったような
そんなドラマでありました
まぁ、面白かったんだけど、なんだろう
60年という銘打ちの作品なのに、あんまり元気にならないというか
いや、違うんじゃなかろうかなどと
あれこれ思ってしまった次第

経済劇なのかなと思ってましたが、
実際のところは、人間ドラマでありまして、
まさに「ドラマ」という内容、
時間が短かったこともあるせいか、ちょっと
急ぎすぎたつくりに見えなくもなかったんですが
それはそれ、その人間を照らしたテーマは
なんとなし伝わってきたように思うのであります

昭和とくくってしまっていいのか、
かつて、という昔の様とそれが連なって至った今、
かつてに苛まれつつ、今を生きて、
かつてにあこがれるようでもあり、
懐かしむようでもあり、だけども、その時のそれは
いろいろあったけど、真剣だった
そして、今、その真剣だった結果にまた
真剣に挑むのだとでもいったらいいんだろうかな
ともあれ、そんな内容であります
なかなか、いい話でした

もうちょっと経済部分をクローズアップして
面白いつくりにできたんじゃないかなと
そのあたりは残念というか、惜しいと思ってしまうのです
しかし、今まさに倒れつつある
その頃という真実はステキでありまして、
わが身も他人事ではないのではありますが
なんともかんとも、がんばっていかないといけないと
思ったりなんだったりなのであります

個人的に気に入ったというか、
酷く響いた言葉が「負け犬は帰れ」というそれ、
あのシーンが一番、このドラマを描いていたというか
それこそがと思わされたのであります
出ている俳優さんがみんなというか、
唐沢さんと、高橋さんが上手すぎて引きずり込まれました
よいものを見られたと
満足して、とりあえずメモっておくのであります

はつか大根の浅漬け

2013-02-07 21:09:02 | 食べ物飲み物
はつかダイコンを育ててはや半年、
何度目かの収穫をして、作るコツみたいなのもわかってきたおかげか、
ずいぶん立派なのが収穫できまして、
これはちょっと、自作の漬物でも作るべきじゃないか
そんな思いつきのまま、とりあえず塩振ってみたのであります

それは浅漬けといわない

やってから気づいたんですが、
漬物って、なんか、液体的なものに漬ける
そういう浅漬けのもとなるものを使うものじゃないか
そんな反省を抱いたのであります
私が今回作ったのは、漬物じゃなくて、
ただの塩をふったダイコンでありました

はつか大根 5本
塩 適量

以上の材料をもちまして、
タッパーの中にテケトーな大きさに切り刻んで
塩をふって寝かしておく
だいたい一日くらいやったので、
まぁこれは浅漬けだろうなんて思ってたんですが
そういうものではない様子でありました

ただ、塩をふっただけでも
ダイコンというか、野菜は食べられるもんだなと
さらにダシ醤油をかけたりしながら
十二分にご飯のお友達として
活躍したのでありましたとさ
長持ちする食べ物を作ってみたいと
最近思うのでありました

さっさと不況を終わらせろ

2013-02-05 21:35:11 | 読書感想文とか読み物レビウー
さっさと不況を終わらせろ  著:ポール・クルーグマン

久しぶりの本レビウであります
まさか、この本読むのに一ヶ月もかかるとは
夢にも思いませんでした
友人に進められたみたいに、何冊か
同時並行で読んだほうが、本はたくさん読めるのかもしれない

さて、そんなわけで、思いのほかというか
とんでもなく時間かかって読んだこの本
最近にわかに注目を浴びているんだそうで、
そうとも知らず、図書館で借りてきて独占していたのは
よからぬことであったと
思ったりなんだったりするのですが

難しいのに、くだけているような装丁で、
つまるところ読みにくい

そんな感想を抱きました
これはひょっとすると、訳の問題なのかもしれない

不況ができるメカニズムを
流動性の罠という、有名らしい理論から読み解いていくのですが、
基本的に語り口調だからなのか、一人芝居調だからなのか
いかんせん読みにくいのであります
これまた、以前のスティーブジョブズ本あたりと一緒で、
ガイジンの本を訳すというのは、なんというかな、
文章の流れとかそういうのからして難しいんじゃないか
そんな風に感じてしまったのであります

本としては、いかに不況に陥っていることが愚かなことなのか、
また、それはどういう仕組みなのか、そして
その愚行は、どのようにしたら打開できるのかと
そんなことを逐一説明してくれているわけなんですが
その論理立てが、多分、書いている人と
ちゃんと勉強した人には筋道たってんだろうけど、
どうにも素人にはわからない
理解ができない、わけでもないんだが、ともかく
言葉が滑っていってしまい、本質を読み取れないのでありました
つまるところ、難しい本なんでありますね

結局、どうしたら不況から脱出できるのかは
表層的な、財政出動とインフレ期待という
先々への期待感を煽る方法しかわからなかったんですが、
それを多分、今の日本はほどよくやりだしたっぽくて、
だけども、最新のこの著者の発言によれば
偶然それに近いことやってるけど、今に酷いことになるぜなんて
言ってるとかどうだとか聞いてしまうと
なんというかな、結局どうしたらいいかは
原典を当たらないとわからないんだろうかなんて
思ったりなんだったり
時間かかったのに、もう一つ手に入れられなかった
残念な本でありました

もう少し頭よくなって、ちゃんとじっくり
電車の中とかでなくて一日で読んだら
もうちょっといけたんだろうかと思うのであります

筋力トレーニング

2013-02-04 21:11:55 | スポーツ
正月に体重が10%程度アップしてしまったので、
それを絞るために、筋力トレーニングを始めました
のっけから間違っている
そう思いつつも、走るよりはこっちのほうがいいやなんて
夜の寒さをしのぐことも目的に
もくもくとやっております

さて、自分語りでありますけども、
若かりし頃には、それなりに筋骨隆々とまでいかずとも、
そこそこ筋肉に自信があるという、
ありがちな高校生を過ごしておりました
高校生で部活やってたら、だいたい
筋トレにはまるというか、
みなぎるパワーのやりどころがわからず、
あらぬ限りにトレーニングしてしまうという
ありがちなそれを繰り返しておりました

そんなこんなで、高校の部活を引退してからも、
なんか暇になるとついついやってしまうみたいな
非常によいのか悪いのかわからない癖がついたわけでして、
それをまぁ、30を超えるまでだらだらと続けて
比較的健康を維持してきたなんて
勝手なことを思っていたのであります

最近、流行の体幹トレーニングなる本を読みました
というか、筋力トレーニングの本を読みました

今まで私は何をしていたんだろうか…
数を誇るという、何が目的かわからないそれを
ずっとずっと繰り返してきて
まぁ、何かしらの役には立っていたと信じたいのですが、
時間に対する効果が低すぎる
非常に効率の悪いそれを繰り返していたと
やっとわかったのであります
これはいけない、正しい筋トレをしなくてはならない(別にしなくていい)

そんなわけで、見よう見まねで、
背筋というか、背骨付近から内臓を意識した
数をこなすわけではなく、負荷をあげるトレーニングというのを
この正月太りしたからだに酷使してみたところ
あらあら凄い、てきめんに身体が鍛わってきたでないか
凄い、これは面白い、筋肉がついてくる

と、若かりし頃と
メンタルの部分になんら進歩や変化が感じられない感動を覚えつつ
その体幹なるものを鍛えているのでありました
何しているって、正しいフォームによる腕立て伏せと
スクワットと腹筋に背筋と、
非常に根本のそれをやっているだけなんですが
背中を鍛えると、すごい気持ちいいというのに病みつきになって、
腰痛なんじゃないかというような
重い重い筋肉痛を背負いながら
今日も楽しく生きているのでありましたとさ

ああ、体重に関しては少しだけ落ちましたが、
筋力に変換されていくはずなので
今後、増えていくだろうと考えています
ステキですね

八重の桜  松陰の遺言

2013-02-03 20:45:03 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了しました、今日も面白かった

ここ数話で思いましたが、
まだ、幕末の動乱に身を投じていないというか、
もうひとつ、会津では何も起こらないということもあって、
なんとなく退屈といってはアレなんだが、
安穏とした日常パートが続いておりますゆえか、
やたら気合の入ったアクションシーンというか、
殺陣が見られて、個人的に大満足であります
今回は、攘夷の刺客がやってくるという
なかなか唐突すぎて、そりゃないだろうといった
そんな感じでありましたが
それはそれ、抜き打ち一閃からの一連の殺陣は、
剣戟ではない殺陣として面白かった

八重が違和感なく活躍する殺陣というのがなかなかステキで、
今までの感じからすると、八重の立ち回りで
何かしらおきてしまうんじゃないかと思いましたが、
石礫のお喜代なみのお手並みでさらっと助ける、
さらに傘で戦うという、明日雨だったりしたら、
小学生大狂気だなんて思ったりしたものであります(小学生は見てない)

鉄砲構えて近づいてくるところはどうかなと思うものの、
兄つぁまの、一人目が石礫で弱ったところに、
すぐもう一方に注意を向けるんだが、
この向ける様がスローモーションに見えて
よく睨んでいるというか、構えの一環のように動いたのが
かっこよくて仕方なかった、あれはよい、
傘というアプローチも面白かったけど、
できれば刀で見たかったかもしれない

と、まぁ、そんな殺陣に大興奮したものの
見事逃げられてしまって
最近出番があんまりなかった父上にいさめられるとか
なかなか大変でありました
また、奥方ほか、女性人の一喜一憂もよくよくすばらしい
なんとも、儚げでありました

そして、もう一つの見所でありましょうか、
寅次郎の死に様でありましたが
こっちはもう、期待通りというか見事という言葉でつづるところ
よい狂気ぶりでありましたが、これは、
原作というか実際を知ってないと、
なんであの人怒って死んだのかわかんないよなと
思ったりもしてしまうところ
そのせいか、覚馬との繋がりもちょっと希薄で
あそこまでの落胆するというのが理解しづらかったのであります
でも、仕方ないですね、そこを念入りにするわけにもいかないし
一回、江戸での遊学風景を増やしておいてもよかったのかもしれない

そんなこんなで、終わるのかなと思ったら
終盤に、まさかの容保大活躍に驚き
かっこいい、こんなにかっこいい会津様が見られるとは
正直思ってもみなかった
今後の会津のせつなさを考えると
非常によい当たりの役者さんじゃないかと
今後期待をつのらせるのであります