CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

八重の桜  八重、決戦のとき

2013-06-30 20:47:15 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了であります
すげぇ、面白かった

最近、同じ頭出しで書いているような気がしますが、
俄然面白かったのであります
物悲しさもさることながら、八重の勇ましさというのが
いい塩梅でドラマとしても、歴史としても伝わってくるというか
いや、凄い面白い
初頭の指揮権騒動については、さすがにそれはなかろうと
思ったりもしたのでありますが、まぁ、ドラマとしてみたら
十二分に面白いというか、とうとうここで来たかという感じが
なんというかステキでありましたね、
もう一つ、何か説得力みたいなのがほしかった気がするけど
まぁ、いいや、あんだけ防衛戦見られたし

戦闘シーンは、実際のところこのドラマそのものの初回と
つながっていくという具合でありましたので
予算うまいこと使ったなといういやらしいことも
考えてしまったのでありますが、
あのときに見たシーンと、多分同じだったと思うのですが、
この印象の差が見事というか、見てきた甲斐があったと
そんな気持ちになれたのでありました
やっぱり、ロングランでの伏線回収みたいなのは
大河ドラマの醍醐味でありますね
ステキすぎた、そして、八重が強すぎた
尚さまも、当たり前のように指揮とってる八重を受け入れているのは
いかがなものだろうかと思わなくもなかったですが
まぁ、よいのでありましょう

哀しいシーンとしては、頼母家族と白虎隊がありましたが、
頼母シーンのほうが鮮烈というか見事でありました
板垣に看取られるシーンは、先日ヒストリアかなんかで
しれっと確認できた話だったので
なるほどと思わされたのでありますが
あれは名シーンだなと思うのであります
少しだけ、官軍のよいところというではないが、
何かそういうシーンが見られたと思うのであります
割と、これでもかと哀しいシーンとして描かなかったというか、
淡々としているようで、子供の無邪気さという
爆弾を投げ込んできたものの
見事に果てた感じはすばらしかった

一方、白虎隊のほうですが、
ちょっと唐突だったかなという気持ちが否めないのであります
なんというか、もっと絶望の末にというそれであってほしかったというか
ここは、講談なんかと同じように、城が燃えているのを見て、
間に合わずと判断しての自害のほうが、
説得力があったと思わなくもないのであります
城は大丈夫だといいつつ、敵に捕まるくらいなら死ぬというのは
少しわかりづらいというか、それこそ、
討ち死にのほうがよくないかと思わなくもなかったのでありました
絶対死ねるだろうと思うのになぁ
とはいえ、燃える街をみながら果てた様は
絵的に見事でありました
あれこそ白虎隊よなぁという感じで、目に焼きついた印象であります

それこれありながら、さらっと夜襲にでかける八重に驚きつつ
来週の山川大蔵帰還が、最高にかっこよさそうだと
あのシーンで、今週終わってたらもっとよかったんじゃないかと
ちょっと思ったりもしたりで、楽しみなのであります

【読書】現実を視よ

2013-06-26 20:55:33 | 読書感想文とか読み物レビウー
現実を視よ  著:柳井正

ファストリの社長、柳井氏の本であります
泣く子も黙るといっていいのか、
ユニクロという一大企業を起こした経済の巨人であります
その人の本ということで、どんな経営哲学があるだろうかと
楽しみにして読んだのでありますが、
内容は、経営哲学もさることながら、
それ以上に、現状を憂える内容、
つまるところ、政治が傷んでいるということへの
警鐘につぐ警鐘といった本でありました

氏の思うところ、経済への意思というか、
強い気持ち、欲望といいかえてもいいのかもしれない
そういったものありきの哲学がふんだんに盛り込まれ、
その人生をかんがみてからも、グローバルという視点、
それが足りていないから、もっと、強く、
より高みを目指す志を抱けという内容

そのとおりだとも思うし、そうやって成功というか
大きくなったんだというのも伝わるのであります
ただ、個人的な感触からすると
もうすでに、この説ですら、古いというか、
何か陳腐化してきてんじゃないかなどと
思ったりなんだったりするのでありました
いや、こういう批評家気取り的な
そういう気持ちが、競争力という大切なものを失わせたと
本のなかで歌われておりまして、それはそのとおりかもしれないと
やっぱりうなづいたりなんだったりであります

タイトルのとおり、現実を直視していない
そんな人ばかりになったというところを
とことんまで憂えているわけでありまして
その論説いかんには、まったくもって反論なく
むしろ、そのとおりだなぁとしたり顔で思うわけであります
ただ、氏の考え方もなかなか強烈でありまして、
まぁ、最終的には、資本主義という
最近揺らいできた定義の一つの形に向かっていくには
氏の意見が極めて正しいように思うし
そうあったほうがよいとも考えられる

だがしかし、などとも思ってしまうあたり
ちょっと、本の内容が批判に過ぎるといいますか
なんか、強く心に響くというほどではない
批判文章であったように思われて
なんとなし、しっくりこなかったのでありましたとさ

とはいえ、政治とか経済とか考えるときに
至極全うというか、この人くらいの思いで語る
そんな根性がないと、様々なことも議論にすらならない
そうも思われるのでありましたとさ

ドラマ 第二楽章

2013-06-25 20:42:53 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ10枠
第二楽章を見ていました
すっかり、この枠の常連になってしまったと
毎回毎回、自分ではない人に向けて作ってるはずだと
勝手に思い込みながらも、ついついというか、
あっという間に引き込まれて、まじまじと見てしまう
そんな枠だと常々思う次第でありますところ
今回のは、以前ほどは暗くもなく、いや、暗いんだけども、
まだ救いというか、やや持ち直した感じで
見ていて、やきもきするという部分で
なかなか面白いドラマでありました

内容は、やっぱりアラフォーくらいの女性を主役としたもので、
しかも今回に限っては、女の友情みたいなのを描いていたと
個人的に感じ取りまして、これもう、
いよいよ俺目当てに作られていないといった様相
だけども、その友情の具合というか、機微というか、
女優二人の演技もあいまって、
特別な事件でもないけども、人生にとってと
本当にあれこれ考えさせられるような、
身近とすら錯覚できるような内容で面白かった

特に、中盤あたりで見せた女二人大喧嘩の巻きは
もう、見ていて、はらはらするような内容から、
なんというか、いろいろまわりまわって笑えてくる
そういう状況を、あんなに上手くというか、
巧妙に、それでいてうそとも思えないような感じでと
絶賛あめあられの内容でありました
あの途中にあった、喋りながら怒るのは疲れるという台詞は
屈指の名台詞だったと思われるのであります
あの所作と、内容で、本当に修羅場という空気から
ギャグに落ちて、なんか仲直りというか、
あんな感じになるという具合が、
ああ、女ってああいうのあるよなと、
本当にあるんだかわかりませんが、少なくとも
見ていてそう感じられたので、よくできていたと
しみじみ思い至るのでありました

その他、肩入れしすぎるところとか、感情的に判断するところとか、
まっすぐにぶつかり合って、それでいて、どこか
冷たく突き放したりするあたりとかが、
なんか、身近で女を見ているというような
不思議な気分になりまして、まずまず
面白かったのでありました
ドラマって、ああやって人間を描くものなんだなと
わかったような感心に満たされたのでありましたとさ

今日から始まる激流は面白くなるんだろうか
楽しみにしつつも、少し、自分自身を
ちゃんと見直したらどうだとも思うのでありました

【読書】君命も受けざる所あり―私の履歴書

2013-06-24 20:42:31 | 読書感想文とか読み物レビウー
君命も受けざる所あり―私の履歴書  著:渡邉 恒雄

日経の連載を加筆してまとめた本であります
本当かどうかわかりませんが、
ナベツネ最後の一冊になるとの話
出版は少々前ではありますが、
この人がどういう人なのか理解するために
是非是非と読んでみた次第であります
その目論見からすると、少し物足りない内容でありましたが、
半生が淡々とつづられていて、非常に興味深い本でありました

まず、勉強不足甚だしいところでありますが、
ナベツネという人が、存外、巨人と関係ないということであります
ほとんど興味なかったけども、社命と、会社を思ったときに
これに手をかけるという感じだったと思われる
そんな内容で綴られていました、それが意外、
もっと巨人大好きなおじいさんかと思ってましたが、
そういうわけではなく、もっと打算というのは違うな、
営利的に興味があったといったらいいんだろうか、
経営という視点といえばいいのか、そんな感じでありました
ちょっとびっくりであります

さておき、巨人がどうしたという話はほとんど出るわけもなく、
当然のようにして、新聞人としてどうであったか、
読売新聞という会社でどんな目にあってきたかと
そんなことが綴られていまして、
描いてあることが、一方的な視点のため、実際どうであったか、
それはまざまざ解ることはないと思いますが、
なかなか挫折とまではいわないにしても、相当の苦境をわたり、
また、渡るというでいいのか、もっと世の中を切り開くような
そういう強い意志と、力をもって生きてきていたと
思わされる内容でありました

もっと、自慢話みたいなのばっかりの本ではないかとも
危惧しておりましたが、そんなこともなく、
まぁ、よく考えたら、金持ちがやることなので
やっぱり自慢話のようにも見えるような
エピソードもちらちらありながら、人生とは何か、
ナベツネという人が、哲学人としていきたいと思っているのか、
そういうような内容が非常に興味深くてよかった
さらに、この人、もともと共産党員だったそうで、
当時の東大細胞なる、共産主義者同胞機関の首魁もつとめていたそうで、
なんというか、頭いいんだろうなと
思わされた次第であります
最近、昭和史というか、戦後のポピュリズムに興味がわいているので
そっち方面で、もっといろいろ描いてほしいなどと
思ったりした次第

と、まぁ、そんなわけで、
もっと、西山事件とか、三宅先生のこととか、
そんなのが描いてないかなと期待してましたが、
西山さんは名前が一回だけ出てきたものの
三宅先生については、一切でてこないという残念な感じでありましたが、
巨魁であり、天才といった人物の思うところと
その人となりが、少しばかりわかった気になれるので
よい本だと思うのでありました

八重の桜  白虎隊出陣

2013-06-23 20:53:35 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了であります

とうとう白虎隊出陣とあいなったわけでありますが、
一気に戦時という展開が怒涛の勢いで進み、
なんというかな、あっという間に落ちていくんだなと
改めて思い知る次第なのでありました
あのタイミングで新選組も分派というか、
分かれたんだったかと、思い起こしたりもしながら
なかなか面白い回でありました

悲壮感をあおるというのが目的だといわぬばかりに、
若い少年兵士たちがまざまざクローズアップされ、
そして、さりげにというでもなく、
八重の父の招集という衝撃もありつつのと
負け戦濃厚な雰囲気がたまりませぬところ
一方で、覚馬は病で倒れるという演出
確か、この頃には割りと待遇よく収監されていたと
どっかで伺いましたので、その時に病気で
なんともできなかったというのは
なかなかよくできた内容だと思うのであります
ただ、西郷降りてくるの遅いんじゃないか
もっと早くてよかったんじゃないかなどと
物語に思わされてしまうのでありました

先週から比べるとまだ、戦争そのものはなく、
くすぶっているという具合でありましたが、
八重出陣の準備も整い、
本番は、来週、その次くらいなんだろうかと
これから目が離せないなどと
思ったりするのでありました

【読書】ファミコンの思い出

2013-06-20 20:46:21 | 読書感想文とか読み物レビウー
ファミコンの思い出  著:深田洋介

かつてのファミコン大名鑑みたいな本かと思って
楽しみに読んでみたら、
なんのことはない、かつて楽しんだ
数々のファミコンについて、つらつらと寄せられた
感想というか、思い出文をまとめた本でありました
なんというか、初手の思いと違ったもので
残念でありましたが、これはこれとして、
人情本の一つとして面白かったように思います

ファミコンに関する思い出なんていうものは、
私のように70年代後半に生まれついたりしていると、
まぁ、ありとあらゆるものが浮かぶというのを
地で行くというか、改めて、
ファミコンて凄いものだったんだなと
改めて思い知らされる、そういう意味でも
なかなか面白い本だったように思います

いろいろな人が書いている感想文でありながら、
なんか、スペース少ないのに、同じ文体の人が何回か出てくるというのは
少々残念ではありましたが、それぞれの思い出が
まずまず、小学校の遠足感想文みたいな雰囲気で
ほのぼの読めてよかったのであります
考えてみると、思い出と絡めてしまうと
ファミコンのソフトのそれというよりも、
酷くローカルというか、自分のその頃を語るといった内容で、
ゲーム史的なそれよりも、なんというかな、
子供の頃というのを凝縮しているあたりが、
多分、同じ世代の人からしたら面白いそれだけど
そうじゃない世代にはつまらないものだろうななんて
当たり前の感想を抱いてしまうのでありました
まぁ、そういう本なんだから
とやかく言うのも野暮なんでありますけども

ただ、もう少しソフトのそれにクローズアップしてほしいというか、
ゲームの内容から発展した、その頃の生活的な内容だと
なお面白かっただろうなと、そういった切り口が
あまり数揃っていなかったのが残念でありました
特に、ドラクエ3に揃った内容が、
なんというか、それはよくある話だけど、そこじゃないだろうと
他にもっと無かったのかと残念に思うところも
また、ファミコンへの思い入れとともに
確認できるといった次第でありました

ソフトの選び方もどういう基準かよくわかりませんでしたが、
メーカーとか偏らないように苦慮していたのか
カービィとか、ジョイメカファイトとか、ローリングサンダーとか
もっともっとたくさんの名作があったろうに
なんでそれを選ばずに、よりにもよって、
ロットロットとか、ディーバとか、どうでもいいソフトがと
いろいろ思わされたりもするのでありますけども
よくよく考えて、ファミコンて凄い数のソフトがあって、
凄い数の子供が騙されたり、それをいかにして遊んでいたかとか
そんなことを思い起こされて
なんとなく懐かしく、切ない気持ちを抱えたのでありました

あと、なにげに親子で楽しんだ的な話が多かったんだが、
わざとそういう文を選んでいるにしろ、
そんなに親世代とかがやってたかなと
自分の子供の頃は無論、子供の頃の友人の父親とかが
ファミコンやってる姿が思い浮かばないなどと
思ったりもするのでありました
一点よかったと思うのは、まさかのきね子なんて
マイナーすぎるゲームを取り上げてくれたことでありましょう
あれは名作なのに誰も知らないんだよな

鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-

2013-06-19 20:54:36 | ドラマ映画テレビ感想
珍しく、民放のドラマを見ました
しかも、なぜこれなんだろうか
自分でもわからないのでありますが、
ただただ、京都だからなぁというのと、
椎名桔平さんが出てるんだから面白いに違いないと
中年らしい判断基準で見ていたのでありました

正直、ドラマはそんなに面白くなかった

いや、つまらないわけではない…と、言い切れない感じですが、
まぁ、ちょっとそれは無いなという展開ながらも、
ドタバタコメディしながら、なんだかんだと、
お約束を踏んでいくという、ただただ、
京都の風景を見守りながら、ところどころ
胡散臭すぎる椎名桔平さんを見て、
なんだか豪華な出演者を見てと
そんなドラマでありました
本当に、話としては、毒にも薬にもならない
平々凡々としながら
ファンタジーを見守るといった内容でありました

そんなわけで、なんというか
わざわざ感想書くほどかとも思うものの、
やっぱり、椎名桔平さんが出ていたという
本当、ただそれだけが凄くよくて、
あの目が笑わない笑顔、何をしゃべっても演技臭すぎる、
いや、演技をしている演技という感じのアレ
あの按配を見るためには、最高に優れたドラマだったと
そんなことを思ったのでメモっておくのでありました

もうちょっとウェーバー伯爵が大活躍するときがくるのかとか
いろいろ期待してたんですが、そういった方面ではなく、
さりとて、登場人物が多くてなんだかんだ面白かった
いい役者さんがいるというだけで、
話とか関係なく、見ていて面白いと思わされるのも
いい経験だななどと思ったりもしたのでありましたとさ

【読書】歴史が面白くなる 東大のディープな日本史

2013-06-18 21:01:16 | 読書感想文とか読み物レビウー
歴史が面白くなる 東大のディープな日本史  著:相澤 理

今話題といったら語弊があるかもですが、
東進ハイスクール講師の方が書いた本であります
そういう意味でも楽しみでありましたが、
なによりも、東大入試というのがどういうものか、
今まで、なんでそんな当たり前の疑問に
たどり着かなかったのかと
その思いのままに読んだのでありました
すっっっごい面白かった

歴史というものは、どうやって学ぶべきなのかというか
そんな当たり前のことというか、一番大切なことを
問題で示唆しているというか、わからせてくれる
これを良問と呼ぶというのかと
ひざを打ったというか、なるほどと思わされたのであります
違っていたとしても、もはや違うというほうが違う
そう思うくらい、凄いなあなんて
感心しきりの内容でありました

設問というか、基本的に論述形式でありまして、
私が大学受験のコロにやった、いわゆる小論文形式の対策のような、
質問に対してどうやって答える、その書式、
それを計るといったような瑣末なものではありませんで、
質問の意味、それが何をいわんとしているかを導き出し、
さらに、自分の答えを論理的に、なによりも、
歴史的事実に沿って展開できるかどうか
それを聞いているというのでありました
つまるところ、政治を聞いているのに他ならない
凄い、本当に凄すぎる
改めて、東大入る人は違うわけだぜと思うのでありました
まぁ、東大という名前にびびってるという評価でもありますが
それはそれ

歴史を学ぶというのは、かなり高度なものだったんだなと
まぁ、正直なところ読んでいて全然内容はわからなかったんですが、
なんか、描いてあることは本当なんだろうなと
うすらぼんやり、ただただ、その事実と導出の間を
まざまざ楽しむものでありました

もちろん、そういった内容ですので
古代から、いくらでも質問はあるのですが、
やがて、明治、それからとなってくるに従って
きわめて、実践的というか、今のそれに近い、
また、今の何の素になったものかというのも
示唆されているというか、まぁ凄い、
日本史を見つめるというのはこういうことなんだなぁと
改めてしみじみ思い尽くされるのでありました

あと、さりげといったらアレですが、
平清盛に関する問題がありましたが、
これについては、昨年の大河ドラマそのままというほどでもないが、
かなり近いというか、あそこで本当に描こうとしていた
様々な内容が盛り込まれていて、
まざまざ、大河ドラマって凄いんだなとも
思い知らされたのでありました
本当、勉強しようと思って勉強しておかないと
ああいったものはわからないですね

しかし、さすがに答案というだけあって、
答える内容は120字とか、そんな短くコンパクトに、
それでいて要点を逃さず書くなんていうのは
もう、歴史のそれというよりも、論述とか国語の問題じゃないかと
思ったりもしながら
他の教科も気になったりしたのでありましたとさ
凄い、面白い

【読書】半グレ

2013-06-17 22:34:06 | 読書感想文とか読み物レビウー
半グレ  作:草下シンヤ

小説を読みました
ちょっと前に流行った、半グレなる言葉の実態
そういうのに迫るフィクションかなと思って読んだんですが、
読んだ感想としては、どっちかというと、
Vシネマに近いなというものでありました
まぁ、面白かったのは面白かったんですが、
なんというか、オチが個人的に好きじゃない

そんなわけで、あまりにも個人の趣味の範囲の感想で
残念極まりない私なのでありますけども、
初頭から、中盤にいたるあたりはなかなか面白く、
そうか、こうやってグレーゾーンの企業ってできていくのかとか、
そういう組織なのかと、思ったり考えたりしたものの
なんというか、突然といって相違ない感じで、
悪化というか、なんか、よくなくなるという具合と
もう一つピンとこない、仲間感というか、そのいわんとする
半グレの範囲というのがわからなくて、
感情移入できなかったのであります
これならいっそ、ノアールよろしく、
もっともっと、ずぶ黒く描かれたほうが好みだったように思う

そんな感じでありますが、
一般人が、なんというでもなく、そちら側に落ちるといった
そういう感覚は、なんとも奇妙でもあるが、
ありそうありそうと、思わず言うような具合でもあります
ただ、真っ黒というか、いわゆるグレーに染まるほどに、
グレーという仲間とだけつるむようになって、
現実から離れていくといいますか、
そういうものなのかもしれないと
思わされるのでありましたとさ

なんだかよくわからん感想でありますが、
なんだかんだ、オチはどうなるんだろうかと気になって
さらっと、一気に読まされてしまったので
やられたというお話なのでありますが、
その昔にマガジンあたりで連載されていた、
337ビョーシ的なアレを思い至らせる
そういう内容でありましたとさ

八重の桜  二本松少年隊の悲劇

2013-06-16 20:41:04 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了であります、今週も面白かった
いや、凄く哀しい話なんだが、よくできていた
思わず涙ぐんだ次第であります
なんというかなぁ…

いろいろと考えさせられる昨今でありますが、
この少年が痛々しいというそれも凄いのでありますけども、
それに至った教育というか、戦おうと思った、
従ってしかと戦ったという事実が凄いなと
改めて士族の教育というのに頭が下るというか
なんとも、いろいろ思い至るのであります
こいつは凄いことだな
そして、それを見るにつけて、新政府としては
ああいったのは叩いておかないといかんだろうなとも
思ったりするのでありました

さて、そんなきな臭い話はさておいときつつ
話としては、前半が割りと安穏としてんなと思ってましたが、
あっという間に、会津手前まで攻め込まれるという内容でありました
西郷頼母のアレは、史実といろいろと思うところはあるんでしょうが、
あの撤退進言等々については、そりゃそうだよなと
思わされるようでもあり、
それを否定する家老団も別に自分の命が惜しくていったのでなく、
やっぱりそこは意地もあるし、なにより、
自分のためにがんばろうといってくれた同盟を裏切れない
そんなところがあったんだろうなと
しみじみ思うのであります
そもそも、会津のための戦争であって、
そして会津がほぼ最前線であるというのは
それは仕方ないかしらねと
思わなくもないのですが
さらっと、秋田が裏切っていたあたりは
なかなか考えさせられたのでありました

結局は、頼母がいったとおり、士気高くとも
そもそも軍が違うとなると、教練も違い
うまく機能しない、そのうえ、古いときたらと
思わされるのであります
それが、結局ヒビではないんだが、秋田の裏切りにも
発展したんだろうかなとかなんとか

ともあれ、そういう中で、着実に八重が
憎しみオーラみたいなのをまとうようになってきて、
ちょっと、さっきの予告で驚いたというか
俄然盛り上がってきたという感じなんだが
とうとう、八重出陣となる様は、どきどきでありますね
あと何週で会津戦争なんだろうか
八月くらいまでひっぱるんだろうか、わからんが
楽しみであります

あと、兄つぁまも、一仕事終えてしまって
それが、牢番に伝わったという感じは
中身を知らせないまでも、それの意味みたいなのが感じられて
いいシーンだったように思うのでありました
ステキですね、かっこいいですね
そして、来週も楽しみでありますね

台湾 鼎泰豊の小龍包

2013-06-12 20:48:07 | 台湾
台湾で最も有名な食べ物屋さんでなかろうか
そう思うところ「鼎泰豊(ディンタイフォン)」
その、台北101支店に行ってまいりました

せっかく台湾に行くなら、うまいものを食べたい
そういうわけで、道端の屋台とかでも
十二分にうまいものを食べられたわけですが、
せっかくなので、ちゃんとした(失礼な)名物を食べようと
この名店に行ってみたのであります
正式には、たまたま台北101に行ったら支店が見えたので
並んで入ったという具合でありました

こういった店に一人で入るというのは、
ちょっと気を使ってしまうものだなと思わなくもなかったですが、
この人気店、1人とか2人とかでも、回転よく
次々と案内してくれて、大変ありがたいことでありました
食事の時間としては、かなり遅かったこともありましたが、
長蛇の列の脇から、別段予約とか、特別待遇とかもなく
さらっと入れたのであります

内容は点心そのほか、
おそらくお酒の類もあったと思われますが、
一人で飲んでも楽しくないし、そんな余分なお金ないと
貧乏くさい理由によりまして、
しれっと、点心をいくつかつまんできたのでありました
食べたのは、

糸瓜入り小龍包 5個
カニミソ入り小龍包 5個
ワンタンメン 1杯

これに、凍頂烏龍茶をつけてきたのでありました
烏龍茶につきましては、凍頂だと思ったら、
ただの冷えた烏龍茶がペットボトルで出てくるという
斜め上の展開だったのでありますが、まぁそれはいい
1Lも出てきたけど、お持ち帰りさせてもらえたので
ほくほくであります

まずお店についてでありますが、
台北101の地下にありまして、かなりの広さであります
ガイジンが多いことを見越してか、注文する紙を渡されて、
それにチェックを入れて持ってきてもらうシステム
ちなみに、小龍包については、1注文すると10個入りなんですが、
0.5とか指定できまして、半量半額で楽しめるので要チェックであります

価格は、やはりそこらの屋台とは違って、そこそこします
上記で最終的に700元くらいまでいったように思いますので、
だいたい2500円弱といったところ、むむ、結構高いな
とはいえ、その味といえばもう抜群
おなか空いていたというのを差し引いたとしても
非常においしい、至れり尽くせりシステムといいますか、
小龍包の食べ方も説明してもらえて、
れんげに乗せてつるっと食べるもよし、
お酢と醤油を使って、薬味にしょうがを載せるもよしと
まぁ、ともかく旨いなんてもんではなかったのであります
なんだろうか、皮が違う、つるつるしてて凄い薄いのに、
こう、舌に優しいというか、ともかく美味しいのであります

店員さんはみんな日本語流暢でありまして、
一人で写真撮ってたところ、食べてるところ撮りましょうか?
なんて気を利かせてくれたりもして、
まぁなんというか、凄く楽しかった、そして恥ずかしかった(…)

と、なんだかなという話でありますが、
ともかく、やっぱり小龍包はうまいということを確認したのでありました
個人的に、ワンタンメンについてはもう一つという感じで、
なんというか、ワンタンは旨いけど、麺が普通すぎるというか、
ちょっと味気ない感じでありましたので、
ワンタンはワンタンだけで頼んだりして、チャーハンとかと
ちゃちゃっと食べたほうがよいのかもしれませぬ

ともあれ、台湾行くなら絶対食べておきたいそれ
食べたときに感激間違いないのでありますところ

【読書】(日本人)

2013-06-10 21:29:00 | 読書感想文とか読み物レビウー
(日本人)  著:橘玲

本を読みました
前回読んだ、残酷な世界で~の続きのような、
それの改訂版のような、そんな本でありました
ちょっと哲学めいてきたというか、
当初期待していた、経済に関するそれこれというよりは、
国際情勢と歴史にアプローチするような、
なかなか、面白い角度からの思考が描かれていました

内容は、題名のとおり日本人とはなんぞやというような
そういうところについて、様々な角度からアプローチといった感じで、
よくよく言われている「日本人」とか、「日本ぽさ」みたいのが、
本当に合ってるかどうかというのを、
数字や、他者考察文章などから引用して明かしていき、
日本に限らず、何々らしさみたいなものが、
そもそもどうやってはぐくまれるのかといった、
そういうことにも触れていて、面白いのであります

結論というほどの強いそれではありませんでしたが、
一つの結句として、日本人は超個人主義であるといったところ、
これが、ある意味最大公約数的な幸せを目指すと、
巨大な空気を作成し、なんとなし、みんなのバランスがとれてくる
そんなところを説明していました
なかなか面白いところであります
個人主義を通すために、他人と協調する必要を感じるというのは
この説明では、そのとおりだなと思うような
そういう筆運びでありました

あとは、いろいろな関係、人間や国といったそれこれも、
結局のところ、人間であり、しいては動物である
その根本のところに根ざした問題でもあったりするので、
別段、日本が特別なわけでもないよという
まぁ、これについてはよく聞く話が、
きちんとというか、事細かに説明されているのも
よいところであったように思います
まぁ、ちょっと説明的すぎて、
もうすでに覚えていないといった感じなんですが、
それはそれ、こういう本はさらっと読んで楽しければよいのだ

そういうわけで、経済よりは、政治に近づいた内容だったようにも
ちょっと考えられるわけでありましたが、
どこと比較するのか、何と比較するのか、
そもそも比較しているものは何なのか
そういうことをはっきりとしてから、いろいろなことは
判断したほうがいいなという
いつものように、危ないから気をつけようねという
音を鳴らした本であったと
個人的には思うのでありました

八重の桜  会津を救え

2013-06-09 20:45:05 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了であります
とうとう、長い長いといっていいのか、
会津戦争が開始という様相でありました
なんというか、戦というよりは、戦争の様相を呈してきた
新式兵器というのが、現実に近づいた感じがいたします
そうか、本当に戦争だったんだな

しれっと、斉藤が、山口に改名してましたが
着々とイベントをこなすように、時尾さんと出会ったり
なんだか楽しそうであります
すぐに酷い目にあうんだけどもね

そんなわけで、世良が悪いという世相だけを
ありありと描いたといっても過言ではないような
見事な統治失敗っぷりというか、実際、
ああいうもんよな、そして、ああいうのを送り込んだというのは
どうしても戦争したかったんじゃないか
そう思わされたりもするのですが、
実際問題どうだったんでありましょうか、それほどまでに
会津が憎いという気持ちもあったのかもしれない
会津側から今回描きましたが、いつか、
大山巌あたりを描く大河ドラマがあった場合に
薩長からの会津戦争も描かれるんだろうか
勝ってるシーンって、結構書くの難しそうでありますね

世良処刑というか暗殺シーンについては、
さっと気づいて、女が刀を抱えて逃げていくというのが
なんというか時代劇っぽくてステキでありました
あれでこそという感じよな
幕末の、いざこざのとき、死ぬのはあの場面だ
そういう感じでありました、見事

そんなことはさておき、その大山隊が
相当にかっこいい臼型の大砲使ったり、
近代戦というにはまだ早いにしても、なんか、
絵面が、日露戦争っぽくなってきたなと思わされるところ
いろいろあった後には、ガトリング奉行と本体も出てきて
俄然盛り上がるところでありました
なんというか、本当に戦争を内地で体験したのは
会津が最後なんだろうかと思わされたりするんですが
次回以降、というか、次回に関しては
ただただ惨劇が描かれるんだろうなと思うと
暗澹としてくるのですが
じっくり見せてもらいたいと待つのであります

猿飛三世

2013-06-06 21:06:48 | ドラマ映画テレビ感想
NHK時代劇「猿飛三世」を見終わりました
なかなかの意欲作だったと、結構楽しみに見続けた次第であります

一番の特徴というか、狙いだと思われるのは、
全般にわたるアクション、そして、アクション
これに尽きたように思うのであります
そして、それは成功だったのではないかしら
そんな風にも思う

一番よかったなと感じたのは第二話でありまして、
敵方との殺陣のそこかしこに、素手ごろアクション満載で、
おそらくは、ジャッキーチェンをオマージュしたんだろうと
そう考えざるをえないようなシーンが
随所に含まれていて、見ていて爽快で楽しかった
派手で見ごたえがある
ただただ、アクションというのはそれに簡潔するように
個人的には感じておりまして、
これがまた、遺憾なく発揮されていたと思うところ
様々なトリックというか、背景セットを使ってのアクションは
画面をあっちこっちにして、非常に楽しかった
あれが、映像の面白さというやつなんじゃないか
そう思うほどでありました

話の内容としては、まぁ常にベタなところを回していて、
特段に評価というか、何かするようなところもなく、
正直なところ凡庸であったと思うのですが、
アクションを見せるためにというあたりと、
初回からブレることなく、
佐助の成長と、周りの人々を描くというところは
貫徹されていたし、すがすがしく見られてよかったと
思うのであります

まぁ、ただ、忍びの話なのに殺しがないというか
不殺の概念を入れたのは、この話ならそうなるなと
思うもののちょっと残念だったのであります
まぁ、その対比なのか、割とやられるシーンなんかは
残酷というか、残虐だったように思うので
それはそれで、いっそ誰も死なないほうがよかったんじゃないかと
ちょっと思ったりもするのであります
殺すなら殺すで殺伐と、
ギャグならギャグで殺すななんて、わがままを申し上げる次第

と、そんなこんなで、最終回もなかなかよくできていて
最終的には一騎打ちになって、なんかわけわからないうちに
覚醒して勝ってしまうというあたりは、なんか、
うん?という感じでありましたが、
去り際に敵が爆発して死ぬあたりは、
あまりの鉄板ぶりに、演出家に頭が下るところでありました
そうか、そこまで徹底してくれたとは…
そんな按配で、時代劇でありつつ、特撮でもあった
そういうスタイルとして、十二分に面白かったのでありました

台湾で食べた麺線(メンシエン)

2013-06-05 20:55:03 | 台湾
さて、台湾で食べたものであります
初日、夕方くらいにたどり着いて、
行く当てもないというか、わけもわからないままに、
ホテルの近隣をうろうろして、
屋台のようなものを捜し歩いていたわけですが、
まぁ、実際屋台はあるし、何か売ってんだが、
言葉が通じないと、なんとも心もとない
混んでいる店ともなると、なんか、気が引けてしまう

そんなことを考え考え、
いろいろまわっていたさなか、なんとか食べることができたのが
この麺線であります
最初に食べたのは、大腸麺線というものでありました
画像のがそれです

ガイドブックにも書いてあったのですが、
ソーメンをかなり煮込んで、とろみがついたもの
そんな按配であります
カツオ出汁ベースなんだそうで、非常に食べやすく
何よりも、個人的に大好きなシャンツァイ(パクチー)が入っているので
なんというか、爽やかにさらさら、いや、どろどろ食べられるのでありました

今回のこれは、大腸と冠ついていることもありまして、
けだものの腸が入っております
これも、煮込んであるおかげで、柔らかいうえに旨味が凄い
小エビも入っていて、濃厚でありました
今回、台湾で食べた中で、一番旨いといっても
過言ではなかったように思いますが
現地では、極めて気軽に食べられるものだそうでありました
ちなみに、大で65元、小で45元くらいであります
小龍包とかもよいですが、なによりも
台湾いったら、これを食べるべきでなかろうかと
勝手に盛り上がってしまうのであります

その盛り上がりのままに、他の屋台でも食べて
名前を忘れてしまいましたが、漢字に、
牡蠣みたいな字が入っていた麺線もなかなかよろしく、
こちらは朝ごはんがわりに食べたのでありますが
大腸のそれとは違い、小さい牡蠣のような物体がいくつか
正直なところ、これはひょっとすると
中るんじゃないかと、屋台の絶妙な汚さからも危機感を覚えましたが、
ボイルしてあったようでなんてことはありませんでした
疑ってごめんなさい

そんなことを思ったりしながら、
次回も新たな麺線を探してみようなどと思うのであります
台湾いったら麺線、約束だ