CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】THE HERO CODE 誰にでもできる人生を充足させるシンプルなルール

2022-11-30 21:05:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
THE HERO CODE 誰にでもできる人生を充足させるシンプルなルール  著:ウィリアム・H・マクレイヴン

元海軍大将による、ヒーローとは何か、
その持つべき、育てるべき資質を紹介した本
勇気、謙虚さ、犠牲心、誠実さ、思いやり、忍耐力、任務、希望、ユーモア、許容
これらの単語について、実際に出会ったシーンや、
その資質を強く見せてくれた人の紹介とともに解説している
まぁ、アメリカンヒーローの教科書といっても過言ではない、
とてもわかりやすく、なるほどかっこいいと思わされる内容でありました

なんとなし揶揄みたいになってしまうけど、実際にこの通りのことが達成できれば、
あるいは、そう心がけている人がヒーローと呼ばれるにふさわしいというのに
まったく異論もないし、そうあらなくてはと思うような熱いものもこみあげてくる内容で
かなりよかったと思うのだが、流石にそういうアジテーションではないが、
高揚を呼ぶ言葉のみで、実際的な何かというものはなく、
いや、あるんだけども一般論的というか、
そりゃそうだという、ごく当たり前のことしか書いてないので、
まぁ、だからこそ真実だともいえるのかと、
読みながら、面白いし、いいなと思うんだが、それ以上どうしたらというところまで
いかない感じになってしまった
これは俺に忍耐力、あるいは、勇気が足りないからではないか

ともあれ、マッチョなといって差し支えないような
過酷な状況で発揮された上記資質の話がいいなと思うんだが、
いかにもアメリカンというステレオのそれでもありそうで
これはこれで、今あるといっていいのか、
アメリカに根深くあるといわれるエリートのそれであり、
ジョックスのそれなのかとも思ったり思わなかったりしたのであった
現代では疎まれる思想というやつなのかもと考えたりしたのである

とはいえ、ここに書かれていることは正しいと思わされる強い力があるように感じて、
これもまた、そういうアメリカを見てきて、知らず内にそう思わされてきた結果の自分なのだろうかと
ちょっと考えたりしてしまったんだが、
ここに書かれていることができないからといって、卑下するでもないし、
できるからといって、周りを馬鹿にしてもいいわけではないという
これまた、学級会の答えみたいな感じのことを考えてえしまったんだが
おかしいな、結構いいこと書いてある本だと思ったのに
書くほどに、何かの分断を刺激してしまうような気になってしまう
それはそれとして、ユーモアの章だけ、やっぱりこのノリというのが
受け入れがたいというか、それは楽しいことなのかと、
ここに書かれていたことだけ、すごく受け入れられなかったと感じたのは
自分がナードだからなんだろうか、そういう問題でもないんだろうか

個人的には「任務」は責任感というののほうが正しいのではないかと、
上官だろうがなんだろうが、誰も通すなと言われて通さなかった門番の話が好きだと思った
いかにもアメリカっぽいというか、軍隊っぽいんだが、
それをよしとしてしまうという空気も含めて、アメリカだと思った

NHKスペシャル OSO18 ~ある“怪物ヒグマ”の記録~

2022-11-29 21:08:04 | ドラマ映画テレビ感想
あんまり気を入れずにふわっと見てしまったんだが、
なかなか興味深いNHKスペシャルだった
北海道で家畜を襲うヒグマがいるという話だったわけだけども、
なぜか捕まらないという状況、
状況証拠というか、断片的な情報しか出てこない、
またそれを集めて、この謎の熊の実像をあぶりだしていくというところが
まるでミステリ小説めいていて、
かなり面白かったのでありました

最終的に、捕まらないのかよとショックを受けてしまったんだが
もう冬ごもり時期だし、また来年の闘いに持ち越されてしまったということかと
げんなりというか、大変だなという気持ちを植え付けられてしまったんだけども
実際問題、捕まえたところで、なぜ家畜を襲っていたか
別に食料にしたわけでもないのにというあたりは、
いわゆるミステリと異なって、捕まえたところで動機を語ってくれるわけもないから
煽られたものの、答えはでないままなんだろうなと
ちょっと残念ではあるんだが、
化け物という、意思疎通ができないすさまじい力をもつ生き物というのは
恐怖の実像というか、実体化なんだなと改めて思い知った次第でありました

熊捕獲のメンバーも集められていたりして、
それでもなお、捕まえることができない、
禁じてのくくり罠まで出したのにといった感じに見えたんだが
もしかすると、ヒグマと闘う人がそもそも減ってるから
ノウハウがなくて、困っているということではないか
これはもう、幅広く意見というか、知恵を募って戦わないといけないと
そういう話なのかもと思ったりしたのである

こうなると、北海道の放牧農家がつのって、なけなしのお金を集めて
素浪人を集めるという、七人系のお話が作れそうだなと思ったりしたんだが
そういうクラファンとかしたら、集まるんだろうか
どうなんだろうと思ったりしたのであった
捕まえた熊で作ったカレーがもらえるとかで、寄附するかなぁ
難しいなとしょーもないことを考えてしまったのである

脱線してしまったが、実害はひどいし
なんとかしないといけないはずなんだが、
手が打てないというか、なんともしようがないという現実を映した
なかなか衝撃というか、見た方としては残念な結果しか見せられていないという
興味深いドキュメンタリであったと思うのである

【読書】リセットを押せ ゲーム業界における破滅と再生の物語

2022-11-28 21:04:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
リセットを押せ ゲーム業界における破滅と再生の物語  著:ジェイソン・シュライアー

アメリカを中心にした、ゲーム業界の勃興というか
荒廃ののち、再生の希望を描いたドキュメンタリー本だった
年代的には、00年以降から今に至るところのようで、
正直、その頃くらいからゲームをしなくなってきていたので、
ここで描かれている話の1割も理解できないというか
リアルタイムを生きていたのに、まったく知らない世界の話だというのが
理解を遅れさせて残念だったんだが、なかなか興味深い
面白い話が読めた

とはいえ、序盤の大型ゲーム開発の悲惨さ、そしてその労働環境の劣悪さというのが
なかなか壮絶な感じで、5年くらいかけてゲームが作られるということ、
その時に様々な人が雇われて、それぞれが仕事をしているはずなのに
結局完成しないまま会社が終わることのなんと多いことか
劣悪な労働環境というのは、別に強制労働をされているというのではなく、
割と普通に頑張ってゲームを作るという仕事をしているんだが、
それだけでは、結局賃金が支払われない上に解雇というか、倒産という目に合うことが多すぎるという
業界そのものの悲惨さが許容されているというか
そういうのがスタンダートになってるという狂気みたいなのが凄いと思ったのであった

この本では、基本的に滅びていくメーカーの話ばっかり出てくるので
中には聞いたことのあるメジャーっぽいゲームの名前とか出てくるんだけども、
そこの開発状況とかはまったく語られず、それの対抗馬として頑張ろうと思った企業が山ほど出てきて、
みんな死んでいくという悲惨極まりない話ばっかりなので、
なんというか気が滅入るというか、どれも同じような話ばかりで区別がつかないと
ゲームの名前に馴染みがないこともあいまって、そんなことばっかりに思えた
正直前半で脱落しそうになってしまった

しかし時代が変わって、ソーシャルゲームというか、課金という体制で収益を得るというモデルが開発されてきた
スマホ主体のゲームというのの登場あたりが潮目になって、
こっから、収益性の話になったおかげなのか、なんか理解しやすくなって面白くなったんだが
まぁ、それでも、そういうゲームを作ろうと老舗というか、PCゲーム作ってた企業が乗り出してみて
やっぱりうまくいかないという事例ばっかりでてきて、辟易してしまうんだが
ともかく、色々と大変だなと思わされる話ばかりだった
経営と開発の違いといったらいいのか、また、株主との親和性の悪さというか、
ともかくゲームというものを作る仕事の博打っぽさみたいなのがひどいといったらいいか
マネーが必要なのに、マネーゲームになってしまうと大方よくないことになるという
典型的なものがいっぱい描かれていて、気が滅入るばかりであった

でも、最終的にというか、この本の終わりとしては
分業制に眼を付けた新しいゲーム制作の可能性が提示されて
実際、それでうまいこといきつつあるスタジオがある話とか、そんな感じになって
なんか希望がもてそうとも思ったりするわけだが、
それでもまた、いっぱい立ち上がっては消えていくひどいゲーム会社が
山ほどでてくるんだろうなと思わされたのでありました

もっと馴染みがある、例えば、日本のファミコンにリリースで携わったすべてのメーカーの歴史というか
そういうのだったら、もっと面白く読めたかもと思ったんだが
それだと古すぎて古典みたいになってしまうんだろうかと
ここに載っている内容も、20年前くらいからなので決して新しいわけではないんだよなと
思ったりしながら読んだのでありました

鎌倉殿の13人  八幡宮の階段

2022-11-27 20:47:52 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
貯めただけあって、面白い一回だった
揺るぎがないというか、みっちりと凶刃を描いた感じで
ばあさんがボケてたという悲劇も交えつつ
いい感じの回だったと思うのである

三浦との妙な共闘関係の構築もよかったんだが
すっかり人がいなくなってきて、
気づいたら北条のためということが露骨になってという
もう義時の暴走なのか、何がそうさせたのか
わからないまま、そうなっていくというのが
たまらなくよかったと感じる次第
階段での各自の思惑でもないけど、逡巡する何かが見えるようで
天命の言葉に導かれる二人というのが、
ボケていたかどうかはともかく、そうであったという節というか、
ああいったものが天命というのだなと
妙な納得がある感じで、素敵でありました

そして、何も知らないうちに殺される仲章が素晴らしかった
ただただ自儘に生きた末といった感じというか、
何に飲まれたのかすらわからない死というのが
すさまじくふさわしくも見えて、見事でありました
あれ、公暁はわかったんだろうか、義時じゃないということが

隠すこともなく、暗く暗くというか、黒く黒くなろうなろうとする義時と
それに反発する太郎の構図がはっきりと打ち出されていて、
太郎の初々しさもよいし、それを見て義時が自分を討つべきは太郎だと思っている節すら見えるような
そんな感じが素晴らしいと思えたのでありました
なんというか、主役、主人公という立場だけども
やってることは、ラスボスのそれあよなという、敗北を知りたい系のアレみたいな感じで
実によいとみていてほれぼれするのでありました

あと数回しかないのに、承久の乱から義時死ぬまで
間に合うのか心配でならんのだが
ともかく楽しく見続けていきたいと思うばかりである

【読書】ニューヨークが教えてくれた”私だけ”の英語

2022-11-23 21:08:39 | 読書感想文とか読み物レビウー
ニューヨークが教えてくれた”私だけ”の英語  著:岡田光世

英語にまつわるエッセーといった感じ
海外で新聞記者をしていた著者が、自身の経験を紹介しながら
英語とのふれあい、英会話の習得について書いた本
書かれていることは至極まっとうだし、
前々から思っていた「会話したいという思い」が強い動機になるというのも
まったくその通りだなと思ったりするんだが、
それがないと、ハードルが上がるんだなということを
改めて思い知ったような感じであった

いくつかの印象的な文章も紹介していて、
これが、かなり簡単な単語で構成されているというところがポイント
確かにいわれてみると、なんか知ってる単語だけの連なりだなと思いながら
それの意味が、汎用性高いそれになっているというところに
英語の面白さというか、色々な人が使う言語だから、
単純化されているともいえる内容だと思い知るのであった
もっとちゃんと勉強したら、案外英語はしゃべられるのかもしれんと
そう思うに十分なのである

発音の抑揚やら、シャドーイング実践における
現実的というか、実際的な手法紹介なんかは英語しゃべりたい人には
凄いためになるんだろうなと思うのであった
いや、英語に関わらず、多分自国語以外を覚えようと思ったら
ここに書かれた方法は相当ためになると思うのである
個人的に、中国語勉強に使ってみたいと思うばかりなのであった

白眉というか、現在当たり前なのかもしれないが、
スマートフォンを使えば、Siriなんかと、英会話をすることができるので
それによって、スピーキング&ヒアリングはできてしまうというのは
盲点というか、今日日そういう練習があるんだなと
改めて驚いたのでありました
とはいえ、会話という生き物を扱うことが楽しいはずだから、
やっぱり現地なり、実際の人間としゃべってこそ上達するという
基本的ラインは強く推されているので、このあたりは面白いというか
ある種思想の問題なのかもなと思うのであった

ニューヨーク在住の人たちの暖かさというか、
結構密な感じの付き合いの紹介がよさげでもあるんだが
そういうのに慣れるでもないけど、それこそがオープンマインドという
会話に加わるためのとっかかりを作る訓練に直結するんだなと
思ったりしたのである
往々にして日本人は会話に向いていないともいえるのかもしれない
いや、日本人同士ならいいんだが、なかなかなぁ

【テレビ】NHKスペシャル 超・進化論 昆虫

2022-11-22 21:01:34 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルのサイエンス系番組でありました
まだまだ続くようだけども、昆虫の回が大変面白かったので
ささっとメモっておこうという次第

結構凝縮というか、むしろ、あれこれあるから深掘りをすることができなかったんじゃないか
そう思うような内容で、少し物足りない感じもあったけども
昆虫の飛翔と、完全変態についての話が
すごく刺激的というか、面白かったのでよかったと思うのでありました

飛翔について、多種多様の方法がという話で
クローズアップされたのが、なぜ飛ぶのかわかってない代表のハチだったのがよいところで、
あえてミツバチを使っていて、マルハナバチの方がテーマ的によくないかと思ったりしてたんだが、
昨今の技術進歩によって、翅の動きの精細な動画が撮れることが
まぁすごいなと感心しきりでありました
また、それを使って3Dモデルとか作ることができてしまうんですな
ああいう動きというものから、スポーツにおける新しい動作のきっかけになったりせんのだろうか
効率的というか、超常的な動作というものの解明に至ってほしいと思う
夢踊る内容でありました
航空力学では説明できないものが、浮力で説明されるという回答について
もっと感動的というか、凄い発見だということを
番組から伝わるような感じにしてほしかったと思ったんだが、
まぁよいのである

完全変態の変化様相についても、今日日CTでスキャンできてしまうんだと
むしろ、今までそういうのをしてこなかったんだなと
当たり前といえば当たり前だけど、なんか盲点のように思う内容で
すごく楽しかったのでありました
実際は、マイクロCTというものの発明が昨今な可能性もあるけども
ああやって変化の動向が見えるというのがまた、
新しいことがわかる楽しさにあふれていて、いいないいなと思って見守ったのであります
あの映像撮っただけで価値があるわな

そのほか、共生関係の部分も興味深い分野だったけども、
このあたりは前段の植物篇とやや被るところもあるな
というか、そういう関係性というのが、このスペシャルシリーズのテーマなのかもと
思ったりしたのでありましたが、絶対相互共生とか、なんて脆弱だけども完璧な回路なんだと
ほれぼれして見ていたのであります
生命の不思議というか、ある種の結論、結果が
あそこに集約されているようにすら見えてしまった、すげぇわ

昆虫について、もっといろいろあるだろうけど、
おおよそこれくらいのところでといった感じなのが、少し物足りなく感じたし、
なんだったら、飛翔だけでもっと詳細なスペシャルが見たい、
できれば、トンボと、チョウと、ハチと、甲虫で比べてほしいと
ものすごく見たいと思わされたのでありました
羽の脈の数と進化の道程とか、ああ、そういうのをやってくれないかなと
投書しておきたくなるような、いい番組を見られたと
満足に過ごしたのでありました

【読書】科学は「ツキ」を証明できるか――「ホットハンド」をめぐる大論争

2022-11-21 20:55:06 | 読書感想文とか読み物レビウー
科学は「ツキ」を証明できるか――「ホットハンド」をめぐる大論争  著:ベン・コーエン

想像以上に面白い本だった
バスケを嗜まないので、「ホットハンド」について、
そこまでピンときてなかったんだが、
この本を読んでいけば、そういうことありそうだなということから、
その論争のすごさというのがよくわかって、
ドキュメンタリとして、すごくよくできた本だと思った

題材として、バスケを中心に展開するのだけども、
身近というか、よりわかりやすいのが、ギャンブラーの誤謬との比較というか、
類推みたいな部分で、凄い似た感情というか、心理の動きというのがわかって
人間は勝手にパターンを追い求めてしまうという、
これまた、そうだろうなということとの闘いというか
それを偶然か、そうではないか、どうやって証明するかも含めた
壮大な科学論争を書いてて、大変興味深かったのであります

やや、というか、だいぶ冗長で、
途中まったく関係ない話が詳細に書かれていたりして、寄り道が多いんだけども、
読ませる内容なので、さほど気にならないんだが、
結局オチがあったか?と、その寄り道の部分の答えというか、大切なところが説明されないままなのが
やきもきするというか、残念だったんだが、そういうもんなんだろう
結局行方不明の英雄はどうなったんだ、バスケゲームとバスケ選手の間の物語はあったのかなかったのか、
なんか、気になる話が中途半端なのがやっぱり気になるわ

結局のところ、どうやら、存在するらしいと
そんな様相になってきているんだが、
そこに至るまでの論争の右往左往も面白いし、
それが発展する経緯や、それによって世代が変わってきているという描写なんかも面白い
完全に読み物として完結しているので、難しい数式というか、
そもそも、ここで解説されているホットハンドが存在するかどうかの証明部分については
一切触れていないというのが興味深いところである
そういう論争の周りだけを描いているというのが、なんというか
ある意味すごいなと感心してしまった
それでいて、ここまで面白いんだから、大したもんだ

ツキがまわってきているとき、それは偶然の一様式でしかないのか、
実際はツキがまわってきているという状態を起こすことができるのか、
考えてみると非常に面白いテーマで、
そこに肉薄するための実験の数々が、地道で大変なんだが、科学の面白さを教えてくれるようで
すごくよかったのである
と、書いてみたものの、実際のところ、シュート難易度とか、様々なものを数値化するという作業は
どうやってんのか、さっぱりわからんだけに、ちょっと書いててほしかったようにも思うのである

鎌倉殿の13人  審判の日

2022-11-20 21:06:56 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
今日一気にやっちゃうもんだと思ってたのに、序盤だけで終わってしまって
驚いたというか、流石にいかにもな感じの展開で、
面白いのだけども、なんというか、予定調和めいたものを見たと
そういう面白さを堪能したのでありました
トウ、役に立たんなぁ

なんか、随所に「のえ」のクローズアップが続いているのに
最終容疑者としての素養を見たりしてしまうわけなんだが、
なんだかんだ、北条の家に馴染みつつあるというか、
あれはあれで楽しそうな人だなというのと、
割と間が抜けていて、そして、それを小四郎もわかってて信用してないというのは
結構意外だと、あのキノコ騒動で騙されたまんまではなかったんだと
驚いてしまったのである
ある意味、あの程度でいいから家を守るのをテケトーに捕まえておきたかったとか
そういう感じなんだろうか
別に愛がどうしたなんて話があるはずもないんだが、
ここまでの二人と比べて、あまりにもかわいそうだなと思うんだけど
最終容疑者ならいたし方ないか

と、思ったりしながらも
容疑者としては、今回巻き込まれたというか、
真意をつげられたトキューサあたりも上がってきてしまうんだなと思いつつ
いつもの通りなんだけども、本当にやばいところには踏み込まないというか
そこに入らない知恵なのか、嗅覚なのか
わからんけども、彼なりの良さみたいなのがあるんだと
そういう加護めいたもののさらに下に金剛がいるように見えて
未来の北条は明るいなと思ったのでありました

相変わらず政子がかわいそうでならない展開なんだが
まぁ、なじられた通り、ひどいありさまなのも確かで
それを認めずにいたということに
反省してのというのがまたまた、政子のよいところだなと
このドラマに一貫するものを見たと思ったのでした

仲章が、のえといい感じになってるところからの誤解という
昼ドラまがいの展開をちょっと楽しみにしていたけど
かなり真面目に、陰惨な事件を描くようなので
なかなか襟を正してみないといけないと次回が楽しみでならんのでありました
というか、もう残り数話だと思うんだが
こっから、承久の乱そして、義時死亡とやれるのか
やるんだよなぁ、楽しみしかない

十二神将像の件を紀行で見ていて、
手塚治虫のどろろって漫画のあれって、こっから取ってたんだなと
初めて気づいたのでありました、いや、違うのかもしれんが
でも、あれ鎌倉時代の話だったよな確か
実物見てみたいと思ったのである

【読書】未来の定跡 現代矢倉の闘い

2022-11-19 20:57:09 | 読書感想文とか読み物レビウー
未来の定跡 現代矢倉の闘い  著:森下卓

とうとう本格的な棋書を読んでしまった
居飛車で矢倉戦になると、どうしたらいいかさっぱりわからんと、
矢倉が組めるところで終了しているのをいい加減打開しようと
読んだわけでありました
矢倉研究が相当に進んでいたと思われる、この時の本というのもまた
ある種古典を読むような気分も味わえて面白かったのでありました

今回の感想は、自分の実力でこの本の内容がどうだったか
それを判断できるはずもないので、初めて読んだ棋書をどう読んだかという
棋書を読んだ感想文的にメモっておこうと思うのである

本書は、相矢倉戦の先後でどう進めるべきかというところから始まってるので、
正直、相矢倉にならないと使えないのだけども、
とはいえ、矢倉に組んだ後、一手一手どうやって動いて、
それがどういう結果に落ちるかということを丁寧に解説してて
凄い面白かった
なんか、それを読んでいたおかげで、相矢倉でもないけど
とりあえず3七銀戦法になってから
どう動くべきかがわかるようになった、棋書すげぇ(多分使えていない)

森下先生が研究していて、そしてその当時の最前線で指されていた将棋から、
その応対についての説明なんかもあって面白いんだけど
出てくる棋士が、森内、羽生、深浦、郷田、佐藤康光等々、
いわゆるあの世代が若手の頃というわけで、それぞれの流儀というか、
新手が紹介されているのが楽しくて楽しくて
矢倉の後手番において、森内先生が凄い定跡作ったんだなということを
これを読んで初めて知ることができてよかったのでありました
まぁ、それを理解できたかというと、理解はできたけど覚えきれないと
そんなことになったんだけど、面白かったからよしとしよう

棋書というのは、こういうものなんだと、色々な手順の甲乙というか、
先手か後手、いずれがよいかをはっきりさせていくというのを一局のようにして紹介するものなんだと
これは棋譜並べながら読むのが正しいんだろうなと、棋譜並べの重要性にも気づかせてもらって
大変よかったと思うばかりなのでありました

これを一冊読んで、もう相居飛車は怖くないなんて、まったくならないというか
むしろ、こっちは矢倉に組むけどあっちも組むなんてほとんどないというか、
相手が書いてある通りに動くはずもないので、
一冊読んだから、勝ち続けられる魔法の将棋攻略本ではないのだなと思った
気づいたら、乱戦になってんだから、まずは、その前の矢倉を組むところの定跡書をちゃんと読むべきではないかと
気づかされたのであります
それが、現代矢倉の思想という本があたるのかわからんが、図書館にあることを祈るばかりなのである

【読書】優しい地獄

2022-11-16 20:50:16 | 読書感想文とか読み物レビウー
優しい地獄  著:イリナ・グリゴレ

ルーマニア生まれの人類学者の本、
数奇な運命というでもないが、色々とあって、日本にゆかりがあるようで
あの、田中泯さんの弟子というか、その指導の下でダンスもしていたんだそうで
なんとも不思議な人の本でありました

内容は日記めいたというか、その人の半生記録といった感じで、
政治的な思想とは異なるが、社会に対しての疑問と受けた仕打ちとを
丁寧にえり分けながら書いているといった感じで、
難しいけども、なるほどと納得しながら読むような感じでありました
一読詩のような部分もあったりして、大変興味深い文体というか
文章群だったと思うのであります

表題は、娘さんが何かの折に発した言葉だそうで
現在社会というものを的確にとらえていると感じたと、
それはまったくその通りだなと思わされるところで白眉でありました
ダンテの「神曲」における地獄というものを聞いて、
今は優しい地獄だね的なことを言ったというエピソードだったんだけども
確かに天才的な着眼点かもしれんというか、
この詩的な表現は、無垢ならではだなと思わされたりしたのでありました
だからといって、なんだということもないんだが
著者の生い立ちをこの言葉が出てくるまでに
様々読んでいると、ものすごく深く納得するというか
鋭い一言だと思う、そんなこの瞬間のための本だったと思ったのでありました

チェルノブイリ近くに住んでいたので、放射線による後遺症なんかも強く宿していたようで、
途中、自身の話なのか、妄想的なものなのか、
このあたりがあいまいになる表現もあったりして、誤解しているのかもしれないが、
ともかく、社会主義の下で生きたという経験というか、事実体験とそこで考えたこと感じたことが
とてつもなく重くて、その後数奇なことに日本にたどり着いた
そこへ自由でもないが、何かを見出してやってきたというあたりが
不思議といってしまえばそれまでなんだが、拓けていく世界と拓いていく道という感覚で見られて
じっと読みふけったのでありました
強いはっきりとした主張というものはないのだが、そういう力とか、素地とか
そんな強いものをうかがわせる内容だったと思うのである

【ドラマ】一橋桐子の犯罪日記

2022-11-15 21:05:52 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ枠でありました
毎回欠かさず見せられてしまう、
ほのぼのしてるのに、いい話というか、
なんだろうかな、上手いとか下手とか、
そういうことから逸脱しているというか、
なんかしらんが、すごく楽しめた作品になったのであります

原作をちょっと前に読んだのは覚えているんだが、
だいたい筋もこんな感じだったなと思いつつも、
なんか違う気がする、多分、ドラマオリジナルになってると思うんだが
もはや、そういうことはどうでもいいというか、
色々な犯罪にチャレンジするという話でもあるんだけど、
そこが別に主眼でもなんでもないというか
テーマとも異なるような、ともかく
人間劇場というような、ただただキャラクタがドタバタしているのが面白い
それを芝居とわかっているのに、ものすごく楽しめてしまうというのは
やっぱり、松坂慶子さんの実力というか、女優力というやつなんだろうかしら
いつも同じに見えるのに、今回のはそれでも桐子さんに見えてしまうというか、
なんだろうなすごい

次々と、色々な犯罪を思いついて、コントのように続けていくという感じが
コミカルにすぎて、でも、滑稽なだけではないというか
それが成立する不思議な魅力が、ばかばかしさと違う
ほのぼのとした笑いになって、よかったと思うのでありました

数ある犯罪の中でも結婚詐欺の話が一番面白かったと思うんだが、
木村多江さんの演技が、これまたこの世界観に最高にマッチしてて
というか、これはドラマと見せかけた、かなり高度なコントだったんじゃないかと
思わなくもないところで楽しめたのであります

あとは、宇崎竜童さんが相変わらず安定の良さというべきか、
NHKのドラマで見てはずれを知らないなと
結構感心しきりなのでありました
ああいう高利貸し、いそうな感じが実にすばらしかった
原作も短いから仕方ないけど、
あっという間に終わってしまったのがちょっと残念だったわけだけども
俳句読んだり、犯罪をあれこれ試したり
そういう要素がなくても成立しそうなのに、
それらがこのドラマの説明に欠かせないというあたりが不思議というか
なんかよかったなと感心して見終えたのでありました

こういう感じの、またやってほしい
できれば、夜ドラ枠とかでやってほしい

【読書】孤独の教え

2022-11-14 20:55:24 | 読書感想文とか読み物レビウー
孤独の教え  著:ヘンリー・D・ソロー

ソローという哲学者が、孤独について考えた言葉を集めた本
孤独という定義から始まるような感じなんだが、
確かに現代人によくマッチするというか、
これは普遍的に人間社会に受け入れられるものなのかもなぁと
ぼんやり思ったりしながら読んだのであります

世間でいう孤独に身を置くと、色々なわずらわしさから解放されて、
本当に必要な人は会いにきてくれるし、
なにより、自分のペースで自分のしたいことを集中してやれるからよいと
まぁ、そういうお話なんだが、
もっともだと思いつつも、昨今のあふれる情報やらから考えると、
この人はADHD的な人で、他人のわずらわしさが人よりも多かったし、
その反動的にものすごく集中力や、ひらめきがあるという
そういうことだったんじゃなかろうかなどと、邪推してしまったんだが
本は、そういう人となりがどうしたではなく、
語られる言葉について、あれこれ思索するものでありまして、
森に一人で住むということ、そこで自然を見つめることの楽しさ
そこにある大切なものというのが
とても平易で短い言葉ながら、なるほどということを120個にまとめてあるのでした

言葉としては、いいなと思うし、実際やろうと思って、
頑張ったらやれないこともないかもと
思ったりするわけなんだが、
まだそこまで、世間のわずらわしさから、逃れたいというほどの何かに囚われていないようでもあるし、
そうなってしまった人には、きっと必要なことなんじゃないかと考えたりする
孤独であるというよりも、必要以上に求めたり、求められたりということから
距離を置くことで、平穏や平静を取り戻すというのは、
よくあることだと思われ、それが反社会的とかではなく、
人間としての在り方においても、割と一般的なんじゃないかと
思ったりするのでありました

とはいえ、こういう人が、何人かいてもいいけど
みんながこうなったら、社会が崩壊してしまうし、
そういう感じで生きる人を助けるというか、助け合うこともなくなってしまうんじゃとか
あれこれ考えてしまうところ
アナーキストの話ではないはずなんだが、
孤独というものについて、また、つながりというものについて、
すべてを否定しているわけでも、受け入れているわけでもないというのがミソで
この人の考える社会として、触れ合う人間たちがいるんだろうと思うと
いわゆる真の孤独といわれるそれの救いにはならないような
慰めとも異なるようなと思ったりしたのでありました

おそらくこういう偉人というか、哲人というのには、
なんだかんだ、世話を焼いてくれる人というのがついてきて
それがいるから孤独じゃないと、そういうことでもあるんじゃないかしらと
なんか、批判的に読んでしまっているのはよくないんだが
とりあえず、書いてあることはよいと思ったり
すごく共感する内容だったと思うのである

鎌倉殿の13人  資格と死角

2022-11-13 20:55:06 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
平六がはっきりと北条の向こうに回ったのが
一番衝撃的だったんだが、なかなか面白い話だった

大江殿失明の話も、なにげに本当だったんだと
驚いてしまったんだけども、
前回だったかの、目がかすんでといってたのは、
自分で読みたくないから言ってんのかと思ってたから、
驚いてしまったんだが、その上で尼御台への告白は
まぁ面白かったからいいんだけども、
なかなか興味深い派閥表明だと思ったのでありました
最終的に義時殺しが誰になるのか、
それがポイントだと勝手に思ってるので、陣営整理というのが
こうやって、緩やかというか、ちゃんと説明されていくのが
わくわくして楽しいと思ってんだが
なんか、見当違いな視聴をしてそうなんだが
楽しいからよしとしよう

仲章が、また最高に嫌な奴ゲージをあげているのが
これまた、実にすばらしい前振りにしか見えなくて
いい仕事してるなと感心してしまうところ
そこに、義時の嫁がいい感じで絡むようで、
そっからの誤解であいつ死ぬんだなと思うと
楽しみというか、ちょっとした喜劇になるんだとわくわくしてしまうのであった
あの女、死神なのかひょっとして

全員揃いましたといってたところに、八田殿がいなかったのが
割と残念だったんだが、前回の話でやっぱり死んでしまったのかと思うと
容疑者が一人消えてしまって残念なんだが、
八田殿の親族とかまったく出てこないんだが、ちゃんとあの家続いてんだろうか
続いたんだろうな、大筋に関係ないんだろうけどと
思ったりするのである

終点があんまり見えてないんだが、
とりあえずトキューサが名前を売りつつあるので
そっから承久の乱での何かがあるのかないのか
わからんけども、上皇様が存外扱いやすいタイプでよかったなと
憎めない人だと騙されて視聴を続けるのであった

禁裏はもっと怖いところだと思ってたけど、
政子もうまいことズッ友作ってしまうし
なんだか、朝廷側が今後、とてもかわいそうな感じがしてきたのである

【読書】青と緑 ヴァージニア・ウルフ短編集

2022-11-09 20:53:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
青と緑 ヴァージニア・ウルフ短編集  作:ヴァージニア・ウルフ

初めて読んだんだが、なんか、聞いたような気がする名前だと
手に取ってみたものの、かなり難解というか、これは短編小説というより
詩歌なのでは?という感じで、あまりにもとらえどころがない
空間芸術めいた文章に面食らったのでありました
この感想は、あとがき解説を読むと、まぁ、間違ってはいないようで
よかったと思うものの
その神髄には、まったく近づけなかったと愕然としてしまったのである

こういうのは、おそらく原書で読まないと
その単語選択や、連なりというものも、何かしら意味というか
語られている通りの「美しい何か」を表していそうなので
日本語訳で読んで、果たしてどこまで肉薄できたんだろうかと
不安になってしまうんだが、
繊細な、それでいて執拗な風景と情緒の描写が見事というか、
すごく細いイメージで、まさにフラジャイル、壊れ物みたいなそれだと
感じるばかりでありました

どの短編が、なんだったかといわれるとさっぱりわからんのだけども、
ラピンとラピノヴァという短編だけは、
かなり物語性が強いというか、わかる気がして読めて
この感覚的な破綻というのは、ありそうだなとわずかながらに
理解できたように思うのでありました
表題作の青と緑が、傑作のひとつと数えられるそうだが、
これは、もう、詩としか思えなくて、さっぱり理解できなかった
詩だから理解できないというのもどうかと思うんだが
美しい言葉の連なりだと思うし、
それを読んでいると、浮かんでくる情景でもないが、書かれていたものから想起されるイメージが
ともかく美しいと思わされるので、凄いと感じるんだが
それが何か、どうなのか、さっぱり理解できないまま、
美しいと思ったのである

いくつかの短編については、漱石の夢十夜を思い起こされたんだが、
こういう分野というか、何かしらのジャンルが存在する
そして、そこに惹かれる一定の何かが存在するんだろうと
思わされたりしたのでありました
人の気持ちとか、なんか、こういうことというのを言いえたとは異なる
動きや流れみたいなもので、瞬間を切り取ったのとは異なる印象を
書かれたものから受け取ったというか、感じ取ったので
動いているからこそ、とりとめがないように思えたんだろうかなどと
わからんくせに、いっぱし語ってしまうのである
難しいわ、まったくもう

【テレビ】新・幕末史 グローバル・ヒストリー

2022-11-08 20:55:08 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルであります
歴史もののスペシャルで、幕末って結構珍しいなと思っていたんだが
世界史の観点と絡めるのは面白くて、かなり見入ってしまった
昨今の研究成果ではこういう感じなんだなと思いつつ
本当かどうかわからんが、イギリスの覇権主義の代理戦争をやってたというのは
なるほどという感じでもあったし、
小栗上野介の優秀さがよくよくわかって、
すごく面白かったのでありました
司馬遼太郎が死ぬまでに勝海舟書きたいとかいってたそうだが、
調べてくうちに、こっちに肩入れしたんじゃねぇかなとか
思ったりするんだが、しょーもない妄想である

さておいて、イギリスとの経済戦争はかなり面白くて、
円安誘導というか、通貨の価値を下げるという方法で
関税問題を回避していたとか、相当頭いいなと驚いてしまったというか
この一時だけで、天才外交官であり、経済大臣だなと驚いたんだけども
ここに加えて、渋沢翁とかいたのかと思うと
やっぱり幕末の日本はなんか、ツいているというか、
不思議な国だったんだなと思うばかりであった

こういう経済戦争としての外交という、
むしろ戦争という手段が、経済のひとつの形態でしかないという見方をすると
維新政府というか、様々な維新志士というのに対して印象が変わるというか
真の英雄はそういう人たちとは、また別のところにあったんだろうなと
思わされてしまうのでありました
とはいえ、これは官僚礼賛のようでもあるから、あんまりよくないのかもと
思ったりもするんだけども、年齢を重ねるとこういうことの重要さというか
凄さというのが改めてわかって面白いと思ったのである

そういう経済戦争の面も面白かったんだが、
さらに武器のあれこれについての言及も面白くて
アームストロング砲の現代復帰チャレンジ動画が見られただけで眼福というか
あれをスーパースローで見られただけで楽しかった、
ライフリング効果の実証とかも含めて、スロー動画で見ると違いがよくわかって
すごく面白いなと感動したのである
ついでにガトリング銃も実際はあんな感じかと
思いのほか軽い感じで、バカスカ撃ってしまうものだったんだと
感心してしまったんだが、あんなのすぐ玉切れ起こしそうだよなと思うのであった
でも、一丁で300人分くらいの働きするってのは夢のある武器ではあるな
機関銃というものが発明されていく過渡のものかと思うと
震えるものがあるわ

世界史の一部としてというとらえ方は新しくてよかったし、
今後も、あんな感じで諸外国の資料から日本史を見つめなおすとか
さらに進んでいっていただけると、もっと面白そうと思ったり
なんとも楽しい番組であったと思うのである
外国における、日本という国の存在について、
案外手付かずの資料が多そうだなと思ったのが一番収穫だった気がする