CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

年末台北台中高雄旅行 08 左営啓明堂と北極亭

2020-02-28 21:02:35 | 年末台北台中高雄旅行(2019)

隣の龍虎塔をみつつ

春秋閣も無事通り過ぎていきます

とりあえず向い側にある立派なお堂に入ろうと
左営啓明堂に入っていきます


両親は、過去に台湾へツアー旅行で来ていたので、こういうメジャーだけど
旅程の都合上絶対入らないところが新鮮だったようで
立派なそれこれを堪能していく
ここについては、上階がさらによいのだが、
足腰の問題もあって、あまり高くは上らないまま
さりとて、春秋閣を見るために少しだけのぼり


無事正面から見たりしたのでありました

個人的にここの一番の見所は、この龍の庭だと思うところ
中華趣味の勢いが素晴らしくて好きなモチーフであります
と、楽しんだところで、またまた北上していく


続いて北極亭に到着

玄天上帝も見えてまいりました

うちの母が、熱望してそもそも訪れることになったんだが、
この神像が大層男前だと、写真見せたところ感心していて、
ぜひ生で見たいと、母も女であるなと思わされた熱意に動かされたんだが
この目標のおかげで、長時間歩きにも文句言わずついてきたのである



この御尊顔をということであった
一生懸命写真撮っている姿が微笑ましかったのだが、
なかなか気に入ってもらえたというか、確かに男前であるなと
自分としても、改めて思い返してじっと見てきたのでありました

とりあえず足元まで移動して、
あとはいつものように、あっちこっちと、鳥見たり、亀みたりして楽しんだのであります



鳥たち、ちょっとした動物園状態なのが面白い
チャボやら、七面鳥やら、あれこれいるのが微笑ましいのを眺めたりして
十分楽しんだのでありました

あとは、ちょっとだけ中に入って、御本尊と御対面したあと、
白蛇の石を見たんだが、今回始めて気付いたけど
彫り物じゃなくて、天然の珊瑚がこういう形になっているものだったとわかって衝撃、
完全に蛇じゃんと、驚いてしまったんだが
なんか俄然ありがたみが増したようで、大分手をあわせてきたのでありました

終わってから、ちょっと休憩しようと
北極亭前にある、ジューススタンドで一服



タピオカミルクティーとパパイヤミルク あわせて85元、
多分タピオカが45元ではなかろうか
味は、まぁ普通というか、疲れていると甘いものは美味しいねと
そんな按配、いや、普通というか、やっぱり現地のは美味しいんだけども
月並みな感想になってしまうな

と、朝から、どやどやと歩いたりなんだったりして、
結構楽しんだのでありました
まだまだ高雄で半日くらい、夜まで遊び倒すのである

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【映画】ズーランダー No.2

2020-02-27 21:34:40 | ドラマ映画テレビ感想
楽しそうなバカ映画だというので見た
確かにバカ映画だった
ちょっと、ファッションシーンに疎いから
そのバカさ加減を全部楽しみきれなかったのが残念だったけども、
美男美女が、違和感なくというか、
豪華に出てきては消え、という感じで現れるし
ジャスティンビーバーが殺されたり、
スティングが出てきてみたりとか、
なかなかぶっ飛んだ内容が面白かった映画でありました

なんで2から見てしまったんだろうかと
ちょっと悔やんだんだが、1が相当に面白かったそうで
そっから比べるとやや落ちるというか、
多分、1を見ていないと、いろいろなことが理解できないのかなと
思ったりしたんだが、
多分、そういうことではなく、ギャグに乗り切れたかどうかが
面白かったかどうかの分水嶺であったと
深く反省してしまったのでありました
笑うということは、知識を問われるということでもあるな
と、そんな深く考えるような内容ではない

ファッション業界あるあるなのか、
特有のギャグなのか、そのあたり判別がつかなかったんだけど
豪華な俳優たちの大仰な演技と、
ただ見せ場だけを作っていくだけといった
潔すぎるスタイルが、いっそ清清しくて面白かった
カンバーバッチが出てきたのに
慄いてしまったんだが、仕事選びなさいとか
思ってしまった

楽しかったんだが、本当に楽しめたのか
雰囲気に押し流されただけだったんじゃないかと
若干悔しいという気分が残ったんだが
ともかく、あまり深く考えないでよい映画を見たのでありました

【読書】線は、僕を描く

2020-02-26 22:35:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
線は、僕を描く  作:砥上裕將

水墨画をテーマにした
生きるということに肉薄する物語でした

色々ありながら、水墨画を志すことになる主人公を軸にして、
水墨画のあり方と、そこにいたる気持ちや知識というものを
わかりやすく描いていて、凄く丁寧で
静かに面白い小説でした

何がという、大きな事件なんかは、あるようにも思うけども、
それは本当に大きなそれとは、あまり関わりなく、
実際に水墨画に携わる人からすれば、色々あるんだろうけども、
その仙人のような気分、気性というのが
著されていたという、その物語が面白いと思えたのでありました
実際がどうだとかは、とりあえずおいといて面白かった

読み終わって、よかったと感じているのだけども、
描かれていたことは、多方面からもっとあれこれいえる内容だと
思わなくもない、芸術をちょっと高尚化しすぎたきらいががあるなと
感じてしまうところなんだけども、
それは、そういうものだと楽しめると、とてもよい
小説だと感じたのでありました

それなりに、男女のあれこれも交えているのだけども
主人公の孤独という個性をどう昇華するか、
そこに集約されていたようでもあって、
架空の主人公なんだろうけども、彼を救うための物語という
役目というべきか、考えさせられるところは
色々と思うところ、覚えるところがあったように思う

ありていな学生生活も描きつつ、本当に描いていたのは
蘭の姿であり、そこに映る自己の生き方だったと
わかりやすい構図で、さらに、
それを菊という題材で著したかどうか、
そのあたりが、読んでいて、とても楽しかったと思えるのでありました

肩入れの問題とも思えるけども、
バラとボタンが赤々としている姿は、
読んでいて、水墨画を見なくても伝わったように思う
そんな楽しさがあったと、読み終わって感じるのでありました

年末台北台中高雄旅行 07 龍虎塔と春秋閣

2020-02-25 21:01:12 | 年末台北台中高雄旅行(2019)
さて、タクシーで次の目的地、龍虎塔へ向います
定番観光地でありますが、龍虎塔から北上して北極亭まで散歩、
年寄りに歩かせる行程であります


タクシーで10分ほど、ロンフーターといえば、
運ちゃんも心得たもので、するり連れて行ってくれたのでありました
途中、予定では三牛牛肉麺で食事と思っていましたが
物凄い混雑だったのでスルーして、早々に観光モードに突入


正面の亀だか龍だかのお金にまつわるありがたい奴

当然のように、龍から入って虎から出てくるルートを楽しむ



自分も両親も龍虎塔自体は何度も来ているので
とりあえず、ありきたりに通って写真撮ってという感じだけでスルー、
相変わらずの人気っぷりで、龍とか虎の口の前で写真撮るための大混雑ができていました
ガイジンさんは、ポージングを何パターンも撮るから全然進まないのよね
そんなわけで、正面の写真がないという状況なんだが、
とりあえず楽しめたので次へと向う


目的地は、この通り直線状に座しておわす


長閑な風景というか、今更ながら、色々鳥が多いことに気付く
暖かいから渡ってくるのか、いや、でも鴨だし
放し飼いだよなぁとか思うところ


続いて春秋閣へ

なんか亀がたくさん飼われているスペースを発見
何度も来たはずなのに、こういう細かいことは見てなかったな

そして謎の鳥、サギの仲間なんだろうかね

12月末だというのに、なんなら蓮がまだ咲いていますよというのが
さすが高雄という按配でありました、
曇り空で、暑くならなかったのもよかったが、
散歩がてらにほどよい按配で楽しめたのであります
年寄り二人も、こういう気候ならぼちぼち歩いてみて回れる由、
鳥やら、亀やら、鯉やらと、あれこれ見つけては写真を撮って騒いでおりました




龍の口から、中身をあれこれ見て過ごし、五里亭へ、
お約束どおりに観音様の背面図を撮るという定型観光を済ませる

特に何があるというわけでもないけど、
いかにも観光という気分が味わえるのがよいところ、
風光明媚ともいえるんだが、この昭和っぽい建造物の数々がまた魅力だなと思いつつ
せっかくだからと、今度は向かいのお寺に入るのであります

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【読書】予言の島

2020-02-24 21:12:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
予言の島  作:澤村 伊智

非常に古典的な推理小説でした
あんまり、推理小説というジャンルが好きとは言いがたい自分では、
そういう小説かー、なんて思ってしまうような感じだったと
正直思ってしまうんだが、ネタバレになってしまうな

年齢的には自分とシンクロするような男たちが主人公、
懐かしのオカルトブームの残滓ともいえるようなお話、
高名な霊能力者が予言を残して死んだといわれる島で、
物見遊山にやってきた彼らを含めた
外部の人間、そして、島の人間も含めて
予言の通りに死んでいく

呪いとは何か、殺人なのかオカルトなのか
そういうことをパニックに陥りながらも
あれこれ推理して、だんだんと解決めいたものに近づいていきと
なかなか疲れる小説でありました
予言の部分とか、謎解きは結構早めからやってくるんだが
本筋のそれもまたミスリードといえばいいのか
この作品が描きたかったものが
最期の最期にまったく別の形で示されて衝撃というか
なるほどなと、思わされた一冊でありました

結構早い段階から、さくさくと死んでいくし
怒涛のパニック描写もよろしかったんだが、
読み終わってみると、最後の謎のために、
なんとなし、全体的に読みづらかった気がしてしまう
とりあえず、電車の生き返りで、ちまちま読んだり
酔って帰る最中とかに読んでいい本ではなかった
ちゃんと読み込んでこそだなと思わされたのでありました

面白かったけども、やっぱり
こういうタイプの小説は苦手だと
読み終えて思ってしまうのである

麒麟がくる  三好長慶襲撃計画

2020-02-23 20:44:00 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
視聴完了しました
今回もなかなか面白かった
ストレートな英雄劇っぽいというか、
いっそ、少年漫画のような清清しさがあって
今日の明智の主役感が素晴らしかったと感じたのでありました

昔、三好長慶といえば「みよしちょうけい」だと思っていたんだが、
「ながよし」と読むのだそうで、そのあたり気になるなとか思っていたら、
あれよあれよと襲撃事件に巻き込まれてと、
展開速くて見所たっぷりでありました
今回、かなり殺陣に力を入れているのは、前々からメモっていたところだが
今回も、よくある集団戦なんだけど、
明智が飛び掛って斬る、あわせて、細川が重ねて斬ってるとか
これまた漫画チックな演出が凄いよかった
殺陣が、新しい段階に入ったというといいすぎなんだけど、
演出が漫画的であることに迷いがないっていうのは
凄い新しいんじゃないかと、喝采なのでありました

序盤で、刀投げてというのも無理があるだろうと、
頭ではわかっているんだが、かっこいいし見栄えするから
それで正解なんだよと、膝を打ってしまった
凄い、素敵すぎるわ、古くからの渋い殺陣も好きだけど
こういう派手なのを入れるというのが、
ある種新しいとも思えて、ハッタリがきいていいなぁと
感心仕切りなのでありました

なにげに、松永が亜流二刀で、喧嘩殺法みたいな剣戟してたのも
見逃せないかっこよさがあったんだが、
松永の槍も使った殺陣を含めて、いいアクションあたってるなぁと
本当、あのシーンだけで、今回価値あるなと
一人で絶賛していたのでありました

そうかと思うと、合戦シーンもそこそこ混ぜてきて
大垣のところも、それなりに戦している風に見せる工夫が見事で
なかなか楽しかったのでありました
ひょっとして、取り直しの予算使って
悪いことしてないかとかんぐってしまいたくなる

話は正直、歴史がどうしたということはないけど、
行く末の足利将軍家と強いつながりができて
まずまず楽しくなってきたなという具合で
次回が楽しみという状態が続くのでありました
来週、リアルタイムで見られないのが残念で仕方ない

年末台北台中高雄旅行 06 果貿社區・寛來順早餐店で食事

2020-02-21 21:04:46 | 年末台北台中高雄旅行(2019)

咲いていたブーゲンビレア、野ざらしで見事な株が、
その他、マニア向けっぽい多肉のような植物もあって面白かった
高雄というか、台湾の植生を巡る旅とかも面白そうというか
植物園一回くらいいかないとなぁ


さておいて、この地域というか、区画をうろうろとします
円環の建物が見所ではあるものの、この団地を中心に結構な人が住んでいるため、
朝市が近くに立っているとのこと、早速そちらへ移動



朝市が、まぁ団地のフリーマーケットくらいかなと思っていたら、
意外とというか、結構な大きさで、狭い路地にテントがいっぱい並んでいて
なかなか楽しい、というか、面白いことこの上ない
観光地向けではなく、純粋に地元の人向けの朝市と思しきためか、
売っているものも生活観が凄い出ていて大変興味深い




こんな感じで、朝ごはんの代わりになりそうなものから、
昼食の材料になりそうなものまで、様々青物果物、お惣菜が売られていました
流石に買うことはないんだが、見ているだけで凄い面白い


そんな朝市ゾーンを抜けていくと、お店が並んでいる一角に出た
せっかくだから昼食代わりになんか食べていこうと
凄い並んでいるお店に突入、寛來順早餐店という朝ごはん屋さんであります

うろうろしていたら、店主と思しきお爺さんが声をかけてきてくれ、
しかも日本語を少し話せるということで、あれこれコンタクト、
日本人一家、それも老夫婦連れということにいたく感激されて、
あれこれと世話を焼いてもらえたのでありました
孝行息子のような扱いを受けてよかった
まぁ、実際は結婚もしない道楽息子なんだけどもな



あれもこれもとおすすめを教えてくれて、なんだかんだ
凄いいっぱい買ってしまった、幾らになるんだと慄いていたんだが、
店主と一緒だったからか、はたまた、そういうものなのか、
会計のおばちゃんが、面倒くさいから100元でいいよと破格の値段で手に入れたのでありました
多分、200元まではしないけど、相当安くしてもらった、ありがたい

これがまた、どれも凄い美味しくて驚きでありました
饅頭、蛋餅のほか、焼餅やら、あれこれ食べたけども
どれもこれも具がしっかりつまっていて、凄い美味しかったのでありました
鹹豆漿も抜群にうまくて、ほどよい塩味と優しい口当たりが実に素晴らしかった
店主が席について、あれこれと話をしながら、
和気藹々と過ごせたのでありました、ありがとうおっちゃん
とか思ってたら、うちの親父と年齢が変わらないということで
また意気投合していたのが楽しかったのであります
その年代で、日本語喋られるのは貴重だなと思ったんだが
元軍人団地だから、むしろ、喋れるのかなとか
勝手な想像を膨らませたりしたのであります


そんなこんなで、朝から住宅地で遊んでいたというお話なんだが
現地の朝に密着した感じがして、濃厚な台湾を楽しめたと
大満足なのでありました、さて、続いてタクシーを捕まえて観光地へ移動します

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【ドラマ】ウォーリアーズ

2020-02-20 21:16:19 | ドラマ映画テレビ感想
ドラマといっていいのか、BBCが作った歴史ドキュメンタリ、
いや、冒頭の約束によると、専門家の監修の下、
最新の歴史理解をドラマに落とし込んだという代物でありました
ナポレオン、家康、スパルタカス、コルテス、リチャードライオンハート、アッティラ、
この6人の歴史的英雄について、それぞれ、わずか1時間ほどのドラマで語るという
斬新な映像作品であります

正直、どれがということが難しいくらい
物凄く面白くて仕方なかったのでありました
特に、戦闘シーンが圧巻で、かなり忠実に当時再現をはたしているんじゃないかと、
海外ものについては、目を見張るような、
特にライオンハートの十字軍のシーンは圧巻でありました
すげぇかっこよかった

なぜ家康が入ったのか謎で仕方ないラインナップだったわけでありますが、
こちらについては、日本人の目から見て、若干の違和感を覚えるけど
下手な時代劇よりも、戦闘シーンが迫力たっぷりで
まぁ、そういうものとして見たら最高に楽しいなと
満足したのであります
まぁ、全員が、当たり前だけど英語で喋ってるのが
そもそもの違和感の正体なのかもしれん
ただ、家康の回については、忍者が大活躍していたりして
エンタメとしても十二分に楽しくて、すごくよかったと思うのである

フン族という戦闘民族については、なんかのゲームでおなじみだったので知っていたんだが、
実際にそこの王が誰で、どんなことをしていたかなんてまったく知らず
アッティラの生き様と、ローマ帝国については、
新たな歴史的知識を手に入れられて楽しくて仕方なかったのであります
まぁ、それを含めて、ローマを源流にして、西洋人という人種が
圧倒的に傲岸不遜きわまりないという印象でありました
特にコルテス、アステカ文明を滅ぼした男の生き様が
ドラマ的には、コルテスよりも、その部下が酷かったような感じだが
基本的に蛮族だよなと思い知らされるのである

【読書】カエルの小指

2020-02-19 21:00:22 | 読書感想文とか読み物レビウー
カエルの小指  作:道尾 秀介

詐欺を扱う、トリッキーな推理サスペンスでした
いくつかは、そういうことだろうなと思わせながら、
じわじわと進んでいく物語が、
終盤に急に加速して、あれもこれもと謎が解明されるのが
なかなか気持ちいいのだけども、
あれこれありすぎて、ミステリ読みなれてない自分には
ちょっと重たかった

序盤は、店頭での実演販売をする男が、
なりゆきで、その技を若い女の子に伝授するという話なんだが、
そのあたりのあれこれ、薀蓄が楽しくて、
読み入っていたんだけども、
気付くと詐欺の話とか、重いものがあらわれてきて
見る見る間に、実演販売がどうしたよりも、
クライムサスペンス的な、盗聴がとか、出し抜いて盗むだとか
そういう話にシフトしてしまい面食らったのであります
なんというか、序盤のほのぼのしたものは
なんだったんだ、いや、実際はそんなにほのぼのしてなかったけどさ

あれこれキャラクタが出てきて、謎のお墓の話とかあって、
そのあたりもまた、ミスリードを誘っていたのは
なかなか予想してなかったというか、
ああ、そうか、そのあたり読み飛ばしてしまったなと
気付けそうなトリックというか、謎に目を開いたりしながら
なかなか楽しんで読んだのでありました

最終的に本当の目的とやらは達成したんだけども、
それではないほうの目的は本当に達成してたのか、
どこからどこまでが、誰の罠だったんだろうかなとか
色々、謎というか、わからない部分が残ってしまったんだが
まぁ、大団円という感じなのでいいかと
読み終えてしまったのでありました

もうちょっと、集中して読んだら違った感想になったんだろうかと
電車読みしている身分では、なかなか、
この手の小説は読みづらいとか感じたのでありましたとさ

年末台北台中高雄旅行 05 雙城街夜市、翌朝、高雄・果貿社區へ

2020-02-18 21:22:42 | 年末台北台中高雄旅行(2019)
初日、ホテル近くの夜市を少しだけ流すことに


ホテルの玄関、なかなか利便のよいホテルでありました、上樺旅桟
3泊3人で4万円くらい、年末にしてはリーズナブルだったのではなかろうか

雙城街夜市、かなり小規模で、数年前に来たときよりさらにこじんまりしていたように感じる
屋台もお店も少ないが、美味しい店が多かった印象

怪しい日本語のお店、好きだわ

猫が丸くなって寝ていた、忘れ物の防寒具かと思った


屋台をさらっと流して、せっかくだからとシャカトウ(釈迦頭)を40元で買って、
その甘さを久しぶりに堪能したのでありました
かなり安かったけども、ほどよい熟れ具合で満足であります

そんなわけで、初日を本当に終了、22時頃には就寝といった健康的な過ごし方でありました


さて、翌朝、ホテルについている食事を食べる
両親がホテルで朝食を食べたい派なので、あれこれと食べたのですが、
なかなかほどよい味付けと量で、楽しめたのであります



台北駅まで移動し、前日予約しておいた新幹線で移動開始
二日目は高雄まで遊びにいくことにします
4日間で、後半二日が雨になるということだったので
歩くことを重点としているこの日高雄まで
新幹線は、相変わらずの新幹線っぷりで、安心して寝ながら移動、
超特急に乗ったので無事2時間で到着


高雄・新左営站に到着、ここからバスで移動を行うことに
紅35というバスをしばし待ち、無事搭乗、15分弱で目的地「果貿社區」に到着、
バスも二通りくらいいたんだが、なんとなしわかるもので、12元で移動完了



知る人ぞ知る、というと煽りすぎなんだが、
最近有名になってきたフォトジェニックなスポットであります
もともと軍人団地だったところだそうで、今でも多くの人が住んでいる団地であります



特徴は見ての通り、この湾曲した建物であります
なんでこんな形しているのかよくわからんのだが、
こんな団地がいくつか建っていて、何があるわけでもないが楽しい
両親も最近スマホを持ち出したこともあって
こういう写真を撮ろうというものに興味津々で、地元の人たちがのんびりしている公園で
ぱしゃぱしゃと写真撮っていたのでありました
日本人が珍しいのか、何人かに声をかけられて笑顔を向けられたのがよい思い出である


最終的に撮りたかったのがこれなんだけども、
もっといいカメラで魚眼っぽく撮れたらよかったのになと思うところ
ちょっとだけ自分の頭が見切れてしまっているのも残念なんだが
面白い場所に来ることができたのでありました

さて、ここのもうひとつの目的地へと移動移動

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【読書】落日

2020-02-17 21:02:26 | 読書感想文とか読み物レビウー
落日  作:湊 かなえ

人の死をどう受け止めるか、
過去と向き合う過程を描いた小説だと感じたのだけども、
物語の全体が、綺麗に収束していく、
やや出来すぎた感はあるけど、大きな納得というべきものを得る
面白い小説でありました

自殺と虐待というものを扱いつつ、
その象徴ともいうような、ひとつの殺人事件を映画にするという話から、
映画監督、脚本家、その周辺の人々が、
その事件についてどういう立場で、また、どう思っているか
真実に近づきながら明らかにしていくというのが
次々読みたくなって仕方ない構成でありました

当然のようにミステリなのだけども、
この謎部分が、早い段階からそうだろうとほのめかされて、
実際にその通りだし、綺麗に、期待通りに繋がっていくのが
楽しいといえば楽しいのだが、
なんとも、物悲しいような、理解や共感とはまた違う、
読んでいると苦しくなるような心情が
強く伝わってくる内容でありました

誰かが死ぬということが、周りの人にどれほどの影響を与えるのか、
一緒にいる人のことを、どこまで理解できているのか、
死ぬという切欠によって、初めてそこを知り、
まるで違う角度を見ている人たちとの会話から
死んだ人をもう一度見つめることができる
誰が悪いとかいう話ではなくて、
止められない悪意みたいなものもあったり、
そういう性質の人間と隣あう不幸なのか、
そういうものは、誰の中にもあるのかと
考えさせられたりしたのでありました

物語は、この事件の脚本の第一稿ができたところで終わってしまうのだけども、
はたして、映画にできたのだろうか、できたとして
どのように見せられるんだろうかと想像したくなった
楽しかったという感じではないけども
面白い小説でありました

麒麟がくる  伊平次を探せ

2020-02-16 20:45:18 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
視聴完了であります
探索ばっかりしとる侍だな
そんな風に思ったんだが、国友銃も出てきて
なかなか楽しい一回でありました
しゃらっと終わってしまったんだが、
菊丸はどこにいったんだろうか、
気になって仕方ないんだけども、今後が楽しみな謎の一つである

松永が出てくると、なんかあるんじゃないかと
楽しみになってしまうのだが、よくよく考えると
まだ、二回目くらいの登場なのかと
その濃さというか、印象の強さに驚くばかりでありました
いよいよ、将軍のまわりも出てきたし、
個人的に凄い楽しみで仕方ない
細川藤孝も参戦してきて、面白さが止まらない感じであります
殺陣も気合が入っていて、
何流だかしらんが、肘と胴を使って、太刀の長さを測らせないまま
一撃を見舞うという姿がかっこよかった、
特に、一撃目をうまくかわしてからの、明智の突きがかっこよかったわ、
こういうところに力が入っている大河だと思うと
剣豪将軍の最期が、今から楽しみでならんところでありました

史実も大切だが、ドラマチックな感じで、
ぜひ、松永の目の前で将軍の最期をやってほしいなぁと
願ってしまうばかりでありました

話の筋は、とりあえず鉄砲のなにかれを探しながら、
京の上京、特に、将軍と細川と三好の関係というのを
物凄く詳細に説明してくれた感じがよろしく
応仁の乱以降、ここにいたるまでの大変さが
よくよくわかったように思うのであります
歴史上、ぐだぐだすぎてわけわからんところだが、
落ち着きつつあるといえばいいのか、
この頃の情勢も興味深いのであります

次回くらいまでは京都編となるのか、
また、道三の戦もあるようだし
楽しみな来週を待ちたいのでありました
でも、出張で見られないんだよな

年末台北台中高雄旅行 04 淡水、海風餐廳で夕飯

2020-02-14 21:03:46 | 年末台北台中高雄旅行(2019)

永楽市場の前でタクシーを捕まえて、民権西路站まで移動
年寄りを労わると自然、タクシー使う回数が増えるんだが
3人で利用するとさほど値段も気にならないのであります
ちなみに、今回は95元、安すぎる
両親は、タクシー使うのにワンメーターくらいで申し訳ないといっていたが、
台湾ではそういう感じはないんだろうか、どうなんだろうかね



淡水の駅前がなんだかにぎやかな感じになっていました
夕飯にほどよい時間に到着、台北も冬はそこまで暑いわけでなく、
ほどよい気温でありました、というか、油断していると寒い、
風が強いと凄い寒い


淡水站を望みつつ、ちょっと靄っていましたが、
雨がなくよかった
さて、淡水にせっかくやってきたんだが、特に観光というわけではなく、
なんか美味い店があるらしいというので、夕飯メインでやってきたのであります
先述の通り、靄って、雲ってという感じなので夕陽は期待できないので
さっさとお店のほうへと移動します


こっちは裏口だったんだろうか、あとでもうひとつの出入り口を見て思うところ
海風餐廳という、蟹が有名なお店であります
店内は鰻の寝床じゃないけども、結構細長い感じでありました
観光地ということもあって、そこそこ綺麗なというか、
普通の内装でありました、汚いという印象はない
両親と一緒とはいえ、食の細い老人にさほど食べさせられないので
厳選して注文


アサリ炒め、台湾のこの変わった柄のアサリがすごいうまい

アサリの汁、アサリ被りしてしまった、というか、先のアサリじゃないのかひょっとして

炒飯 ちょっと食べてしまっているんだが、こいつも凄い美味かった
ハムがいいのか、ほのかな甘味が感じられて、両親絶賛であった、90元で大満足である

青菜炒め、多分睡蓮菜、これも美味いんだよなぁ、台湾きたら、これか龍の髯のどっちかを必ず食べてしまう

と、なかなか豪勢な食事となったのであります
どこが、年老いた両親を慮った内容なんだ
自分でも思いつつ、この大半を食べつくしながら、
いよいよメインディッシュ


蟹、蟹の素揚げ、いや、素ではないな、凄く香ばしく揚げたものである

この蟹が抜群に美味かった
食べ方に凄い困ったんだが、バリバリ殻を食い破る感じで食べるんだけども、
肉はしっかりついているし、味噌は美味いし、言うことがないというか
すげぇ、超うめぇ、マジうめぇ、うめぇ
見栄えなんて気にせず、ばりばりむさぼり食ったのでありました

以上しめて、1330元
我が家にしては、随分使ったほうだが、それでも5000円くらいでこんだけ食べれるとか
どうかしてると思うほどでありました、凄いよかった
と、あまりの美味さに、相当食べてしまったので
流石におなかがしんどいというわけで、ぶらり、淡水の夜を少しだけ歩く


お店の反対側の出入り口、こっちのほうがかっこよく見えるんだが、
どっちが表だったのだろうかしら


寒いとどこでもイルミネーションだなと思いつつも、
ちょっと絵になるじゃんと、喜んで撮った一枚

個人的に凄い気に入っている一枚
後ろのビルに廟の影が映っているのがかっこいいと思ったんだが、
伝わらんなぁ、見たとき衝撃的なかっこよさだと思ったんだけども

と、そんなこんなしつつ、淡水をあとにするのである
初日はとりあえずここまで

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【ドラマ】心の傷を癒すということ

2020-02-13 20:58:21 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ枠でありました
かなり力入れて作っているなと期待してみたのですが、
その期待以上に、凄く丁寧で、感動的なドラマでした
阪神淡路の震災については、リアルタイム世代だが、
いかんせん、遠すぎてよく知らなかったんだけども、
その時に、心理学というアプローチが
どれほど救いとなったのだろうかというところが
押し付けがましくなく、震災そのものに対する何かでもなく
ただ、一人の医者と、その人の考えが
大きなものを救ったというストーリーが、
なんとも感動的で震えるようでありました

出自に対する思いの部分も、凄く丁寧に、
ことさら平板に描かれているというのが、静かで、
重く伝わるものを覚えた
また、優れた頭脳を持つがゆえに、興味が人間心理に向き、
その師とも呼べる先生に、「孤独ではないですか」という問いかけが
なんというか、天才ならではの会話だと思えて、
凄く引き込まれたのであります
全体的に凄く静かで、でも、起きていることは大変なのに
印象では、心療内科のカウンセリングめいた静けさが
ドラマ全体にあったんじゃないかというくらい
つい、見ていて、そのまま見入ってしまう
そういう魅力にあふれていたように思うのでありました

仲間たち、患者さん、様々な人たちとのつながりが、
特別に感動的なものを描かずして、
凄く大切なものを培っていたと伝わるようなつくりに
心の底から感動したと思えた
とてもいいドラマだと思うのでありました

なんといえばいいのか、ともかく、凄い
描かれた、安先生も凄いのだけども、
このドラマそのものが凄いと思えてならない
なんでだろうか、ずっと、心に響いた物語を見たと思うのである

【読書】きみはだれかのどうでもいい人

2020-02-12 20:53:18 | 読書感想文とか読み物レビウー
きみはだれかのどうでもいい人  著:伊藤 朱里

ある納税担当の女性たちの職場を描いた物語でした
すげぇ重かった、オムニバスではないが、
短編連作の群像劇っぽくなっていて、数人の女性たちが
それぞれの立場で、ある事件を描いていくんだが、
職場いじめとは違う、けども、
それに近しい、弱い人には、大変苦しい職場での出来事
こういうのは、どこにでもあるなと
思ったりするんだが、なんとも、やるせない終わりとともに
描ききっていたものでありました
読み終えて、凄い疲れた

幾人かの女性、主に二つの世代の女性が出てきて、
それぞれの世代で対照的な生き方をしている女たちが、
心のうちと、そこで働くことと、生きることの
様々な問題をごたまぜにして、あえいでいる様
それが克明に描かれているのであります

過去の事件をトレースするような、
まるで違う事件なのに、ごく似たような思いを抱かせる、
可哀想としかいいようのない事件が発生し、
そこに触れたそれぞれの処し方が、
なんというか、重いし、共感できるし、まぁなんというか、
誰が悪いとも言いがたい、
ずっと、そういう気分というか、鬱憤のようなものがたまった
それが破裂してしまった瞬間みたいな、
違うな、何かがあふれる瞬間というような感じで、
そこに触れるそれぞれの思いと、
また、関係者たちに思うことの発露、独白、
それとはまったく別に、それぞれの背景にある人生が
また、やるせない

どうにも鬱屈したその中で生きていて、
その鬱屈をより濃度を増すために生きているみたいな
破滅的なそれにも見える、救いではなく、
生きていくことについて
孤独とかとは別の怖さが描かれていたように思うのである
生きるのが辛いとか
思ってしまう読み物だったじゃないか