冴えない中年男ジョンと下品で過激なテディベアのテッドのコンビが繰り広げる
騒動を描いた「テッド」(2012)の続編です。公開前の前宣伝が激しかったことな
どでも話題でした。
バイト先で知り合ったタミ・リンと結婚したいテッドでしたが、些細なことで彼女と
大喧嘩をしてしまいます。
そんなことからデッドはどうしても結婚して子どもが欲しいと思うようになります
が、子作りのために自分が人間であるということを証明しなければならなくなり
ます。困ったテッドは美人弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)を雇い、法廷
に乗り込みますが、州政府から子どもを持つことはおろか、結婚さえも無効と判
断されてしまいます・・・。
監督、脚本およびテッドの声を担当するのは、前作同様のセス・マクファーレン。
ジョン役のマーク・ウォールバーグも続投ですし、サマンサ役でアマンダ・セイフ
ライドが新たに出演して華を添えます。
最初に出てくるミュージカルシーンは楽しいのですが、その後が全くいけません。
愛くるしいテッドなのですが、相棒とともにお下品過ぎて私なんかは到底付いて
行けません。いくらアメリカでも度が過ぎると駄目なのでしょう、この続編はアメリ
カでも興行的に失敗だったそうですが、判るような気がします。
面白いと思う場面も無いことはないのですが、肝心なストーリーが平凡で前篇の
方がまだマシです。アマンダ・セイフライドもあのような使われ方だと気の毒で見
ておられません。