「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」などの名作やヒット作
を手がけているリドリー・スコット監督が、自身のアイディアで製作したSF
ミステリー作品です。
私は宇宙物ファンですし、人類の起源を解き明かす云々に期待していて
先行公開日に駆けつけたのですが・・・。
考古学者エリザベス(ノミオ・ラパス)が、地球上の時代も場所も異なる複
数の古代遺跡壁画から、ある共通のサインを発見。これは人類創造のル
ーツに繋がる宇宙からの招待状とも言えると分析した彼女は、巨大企業が
出資した宇宙船プロメテウス号に乗り込み、地球を旅立ちます。
2年以上の長い宇宙の旅を経て、目的の惑星に到着した科学調査チーム
は、地球上の科学の常識では計り知れない驚愕の事実の前に立つことに
なりますが、それこそ人類が決して触れてはならない事実が眠っていたの
です…。
出演はノオミ・ラパスのほか、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロ
ン、ガイ・ピアースと中々豪華で、脚本を「LOST」のデイモン・リンデロフが手
がけています。
とにかく例によってSFX技術が進歩し、その場面は大いに見るべきものがあ
ります。
が、一見スケールの大きい仕掛けのようですが、目新しいストーリーとは言
えないし、展開も今まで何処かで見たようなものの集大成です。
えらく褒める人もいますが、勢いよく噴き上がらない平板な大作というのが私
の正直な感想です。
更にエンドロール後のショットで続編を匂わせています。
お暇だったらどうぞ・・・です。
(8/19 TOHOシネマズ天神 先行公開日 9:45の回 39人)