![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/f3/29e7410c68c7704ece5365b1a1682c13.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/9d/acaa54e3ea832d844d24eb8c60072305.jpg)
このところの息苦しくなる猛暑とは反対に、この映画は極寒の中での話な
ので少しは涼しく感じるだろうと思ったことと、ハリウッドで活躍する日本人
カメラマン、マサノブ・タカヤナギの仕事ぶりを見たいと思って映画館に入り
ました。
零下20度のアラスカの地で、人に知られたくない過去を持つ男たちが黙々
と石油採掘に従事しています。
オットウェイ(リーアム・ニーソン)は、彼らを襲う狼を撃退する射撃手ですが、
彼もまた人生に絶望している一人です。
休暇のためオットウェイらは飛行機に乗りますが、機は凄まじい嵐に襲われ
雪原の真っ只中に墜落。かろうじてオットウェイを含めて七人の生存者がい
ましたが、猛烈な吹雪、獲物を探す狼の脅威が彼らを襲います。
そこは狼の生息地のド真ん中で、狼の習性をよく知っているオットウェイは、
救助を待つより、森に向って移動することを主張しますが、狼群は執拗に迫
って一人また一人と犠牲になっていくのでした・・・。
監督は「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のジョー・カーナハンで、大スターを
使わないB級作品ですが、それなりに小器用にまとめているとは思いますし、
マサノブ・タカヤナギの撮影も、雪原だから白を基調としてシーンが秀逸で、
さすがの技を見せてくれます。
難癖を付けるようで悪いのですが、あのような墜落事故で七人が都合よく生
き残り、しかもピンピンしているとはどうしても思えないし、お話も途中の展開
が単調です。
一番気になるのはラストで、あれで終わってもいいのかが疑問です。そしてそ
れが後味に影響します・・・。
(8/18 大洋映劇 初日 13:20の回 23人)