映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「THE GREY 凍える太陽」

2012年08月24日 | 日記

   

     このところの息苦しくなる猛暑とは反対に、この映画は極寒の中での話な
     ので少しは涼しく感じるだろうと思ったことと、ハリウッドで活躍する日本人
     カメラマン、マサノブ・タカヤナギの仕事ぶりを見たいと思って映画館に入り
     ました。

     零下20度のアラスカの地で、人に知られたくない過去を持つ男たちが黙々
     と石油採掘に従事しています。
     オットウェイ(リーアム・ニーソン)は、彼らを襲う狼を撃退する射撃手ですが、
     彼もまた人生に絶望している一人です。

     休暇のためオットウェイらは飛行機に乗りますが、機は凄まじい嵐に襲われ
     雪原の真っ只中に墜落。かろうじてオットウェイを含めて七人の生存者がい
     ましたが、猛烈な吹雪、獲物を探す狼の脅威が彼らを襲います。
     そこは狼の生息地のド真ん中で、狼の習性をよく知っているオットウェイは、
     救助を待つより、森に向って移動することを主張しますが、狼群は執拗に迫
     って一人また一人と犠牲になっていくのでした・・・。

     監督は「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のジョー・カーナハンで、大スターを
     使わないB級作品ですが、それなりに小器用にまとめているとは思いますし、
     マサノブ・タカヤナギの撮影も、雪原だから白を基調としてシーンが秀逸で、
     さすがの技を見せてくれます。
     難癖を付けるようで悪いのですが、あのような墜落事故で七人が都合よく生
     き残り、しかもピンピンしているとはどうしても思えないし、お話も途中の展開
     が単調です。
     一番気になるのはラストで、あれで終わってもいいのかが疑問です。そしてそ
     れが後味に影響します・・・。
                         (8/18 大洋映劇 初日 13:20の回 23人)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする