映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「愛の残像」

2012年08月07日 | 日記

    

     あくまでも愛を描き続けるフランスの監督フイリップ・ガレルの作品です。
     今回は同監督の「愛の残像」(2008年)「灼熱の肌」を同じ日に見ましたが、
     感想は年代順に書かせていただきます。
     原作はテオフィル・ゴーチェの小説「スピリット」から脚色、モノクロ映像に
     よる古典的とも言える悲恋物です。

     若手写真家のフランソワ(ルイ・ガレル)は、人妻で女優のキャロル(ローラ・
     スメット)と恋に落ちますが、奔放なキャロルとは長く続かず、二人の関係
     は程なく終わってしまいます。
     暫らくしてキャロルが精神病院に入り、結局はフランソワを愛していると言
     いつつ世を去ります。
     1年後、新しい恋人と幸せな日々を過ごしていたフランソワでしたが、なぜ
     かいない筈のキャロルの姿が鏡の中で見るようになり・・・。

     本日は残念ながら辛口感想です。
     まずお話そのものが陳腐で新味がありませんし、キャロル役はもっと魅力
     的な女優さんでなければならなかったと思います。
     また相手役の写真家役は、ガレル監督の息子ルイ・ガレルですが、演技が
     下手で雰囲気ぶち壊しです。
     しかもどうしてモノクロにしたのかも判りかねますが、モノクロの良さが上手
     く出ていません。

     もうこれなら次に見る同監督の「灼熱の肌」に期待せざるを得ないと思いま
     したが、次の作品の主演は監督の息子です。私の気持ちに暗雲がかかっ
     てきました・・・。
                         (8/6 KBCシネマ 3日目 10:15の回 13人)

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