映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「きっと、ここが帰る場所」

2012年08月09日 | 日記

   

     アイルランド・ダブリンの広大な邸宅で、妻と一緒に穏やかな日々を過ごし
     ていた、かってロック界のスーパースターのシャイアン(ショーン・ペン)のも
     とに、故郷アメリカから30年以上も会っていない父親が危篤との報せが届
     きます。
     飛行機が苦手なシャイアンは船でニューヨークに戻りますが臨終には間に
     合いません。

     ユダヤ人だった父が元ナチス親衛隊のランゲという男を最後まで探してい
     たことを知ると、亡くなった父にかわってその男を探す旅に出るのでした。
     探索の旅はニューメキシコ州からユタ州へ。ついにランゲのの所在を突き
     止めますが・・・。

     「トーキング・ヘッズ」のデビッド・バーンが本人役で出演して音楽も担当。
     映画のタイトルも「トーキング・ヘッズ」の同名曲からとられています。
     監督はイタリアの俊英「イル・ディーボ」のパオロ・ソレンティーノで、ユニー
     クなロードムービーに仕上がっていると言えましょう。

     何よりも見ものはショーン・ペンで、巨大なヘアに度ぎついゴス・メイク、そ
     れによたよたした頼りない歩き方に弱々しい声、この異形な役にすっかり
     はまっています。
     この作品はあまりにもショーン・ペンに頼り過ぎているという声もありますが、
     それくらい彼の存在が大きい映画です。
     映像と共に音楽が素晴らしく、しかもラストシーンはほのぼのとして笑みが
     浮かぶ作品です。
     万人向きではないかも知れませんが、お薦めの一本です。
                        (8/6 KBCシネマ 10日目 14:10の回 13人)


コメント (2)
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