↑はるか後方に熊本城が見えます。
このブログを続けていると色々な方からコメントをいただいたり、質問を受
けることがあります。
昨日は熊本にお住いのミスターYKさんから次のようなお便りをいただきま
した。
『熊本に住んでいる映画好きで、なぜかたまに新聞やテレビ・ラジオなど
に出たりしております。
私が昔の映画好きになった原因の一つは、ローカルテレビで放映されて
いた大映映画です。
増村監督と若尾さんの「夫が見た」を中3(!)の時に見て以来の、大映
映画ファンです。
地元の新聞でいろいろと調べ物をしていたら、渥美マリさんの水着撮影
会が熊本であったことを知り、ビックリしました。いろいろと調べたのです
が、何せ40年以上前のことなので分からずじまい。
そんな時、中島さんのこのブログを発見し、福岡でも撮影会があった旨の
記述を発見し、狂喜しております。
大映映画の研究(とはちょっと大げさですが…)をしております。』
コメントを下さったミスターYKさんのご了承も取らず申し訳ありませんが、勝
ちゃんや酒井修のつながりもあり、私は渥美マリの全国売り出しに一役買っ
ていますので、そのあたりを少々述べたいと思います。
渥美マリは大映の経営がとても悪くなった頃に、何とかして新しい女優を作
り出そうとして選ばれた新人女優の一人でした。
すでに叶順子が引退していて、当時は若尾文子を筆頭に江波杏子・関根恵
子・松坂慶子・藤村志保などがいましたが、もう何人か客の呼べる女優を作
ろうと会社は必死になっていたのです。
そこで本社宣伝部を中心に各支社宣伝課も、それぞれ趣向をこらして渥美
の売出しを展開しましたが、そのために渥美は何回も九州に来ています。
九州には一度につき3日間くらいの予定で入って来るのですが、九州での
全責任は当時九州支社で宣伝課長の私にありました。
街頭における撮影会も私の企画で、突飛だとの声もありましたが、福岡で
は街の中心部にある西中洲水上公園で強行しました。
今とは違ってどんどん写真を撮ってくださいと呼びかけたので、下の写真に
もあるように凄い人の波でした。
もう一ヶ所を何処にしょうかと考え、熊本城を背景にしたらスケール感が出
るだろうと、熊本のデパート店屋上に決めたのです。
結局は全国でこのような街の中心部での水着撮影会が出来たのは九州だ
けで、大成功だっただけに私も面目を施しました。
今回は渥美まりのことを書きましたが、当時は出来るだけマスコミやファ
ンの前に俳優を出して話題作りをやりましたので、福岡を中心に北九州・
久留米・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・大分などでの俳優たちの思い出話も
沢山あります。また折を見てご紹介して参りたいと思います。
↑渥美がファンに呼びかけ。 ↑西中洲の水上公園に押しかけたファン
↑左も右も、マスコミ相手に福岡市内で撮ったものです。
↑左はスチール写真。右は私が撮ったものです。
けんさんが撮影した写真の渥美さん、いい表情をなさっておられますね。
自分が住んでいる街の見慣れた風景(周囲の建物の大部分が、いまだに建ってます)の中に、水着姿の渥美マリが…。もはや感動ものです(笑)。
「軟体動物」が熊本に来ていたという、立派な証拠写真です。
今後も、貴重なお話とお写真、楽しみにしております。
ご無沙汰しています。お元気ですか?
番外編は2回続けて渥美まりが登場してしまいました。
昔のことを、どんどん忘れて行く昨今です。
どうか今のうちにご注文の程を。(笑)
渥美まりリの熊本での写真が陽の目をみて良かったです。
デパートの当時の社長が知り合いだつたので、
話がトントンと進みました。
最初は特設背景の前で撮影していたのですが、
それでは狙いの熊本城が入らないと、この状態になりました。
追伸
昨日、私のPCに貴方様の名前が入り、本文がないメールがありました。
トラブルと思われますが、もしメールを頂いているのなら拝見していません。
月曜日放送の『徹子の部屋』に、山本富士子さんが出演なさっておられました。
お富士さんとの思い出がありましたら、ぜひお願いします。
もうひとつ。先日、若尾文子さんの舞台を観に行きました。
若尾さんとの思い出なんかもありましたら、お願いします。
厚かましい注文で、すみません。
いつもどうもです。
機会をみてまた色々書かせていただきますね。
お富士さんは売り出しのころは随分地方にも出ています。
最後の方はお父さんやお母さんも同伴するようになり、
気を使いました。
今の段階ではあまり書きたくないこともあります・・・。
若尾ちゃんはお富士さんに比べたら山ほどあります。
ボチボチ書きますのでお待ちください。
メールにトラブルがあったとのことで、誠に申し訳ありませんでした。先ほど、改めてお送りしましたが、今回はいかがでしょうか?
却ってご心配をお掛けし申し訳ありません。
今回は無事にメール拝見しました。有難うございます。
熊本大映、何度も行ったことがあります。懐かしいですね・・・。
私の友人で、ハンドル名にミスター・ピンク・を名乗っている方が
おります。
ピンク映画の巨匠と言われている池島ゆたか監督で、
このブログも見てくれています。最初ミスターで一瞬驚きました。(笑)
池島監督のものと紛らわしい(?)ハンドルネームを使っていたとは…。畏れ多いことです。
ちなみに私のHNは、昔の変身ヒーロー番組で故・平田昭彦氏(すみません、大映の俳優さんじゃなくて…)が演じていた悪の首領の名前をもじったものです。
池島監督の作品は、60分~65分の上映時間の中で、如何に言いたいことを表現するのかと、
役者の指導が実に適切であることを私は大きく評価しています。
滝田洋二郎監督もピンク出身ですが、池島監督にも通常作品を撮って欲しい思う多くの
人がいて、私もその一人です。