kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

戦乱の世の仏像

2017年06月08日 | 
会期末間近、日本橋室町の三井記念美術館で「奈良西大寺展」を観た。
地味な展覧会のせいか、混雑が気にならない観客数である。
が、老々カップル、若者カップルが、小声ながら、連れに訳知り顔で解説するのが気になった。
黙って鑑賞しろって。

奈良・東大寺は何度か取材で訪れてはいたが、西大寺については全く知識がなかった。
鎌倉時代の高僧、叡尊のことも知らなかった。

なんとか知識を得ようと、解説を読み続けていたら、疲れ果ててしまった。
なぜ、この時代、こんなに寺・仏像が作られたのか。

戦乱が続き、人々の心は疲弊し、仏に救いを求めたのだろうか。
穏やかな表情の菩薩像には、心が癒される。

なんてなことを思っていたら、会場の休息どころで寝入ってしまった。
心地いい休憩時間だった。

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