kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

水に写るノウゼンカズラ?

2014年07月04日 | 
うっとうしい梅雨なのに、
この花は負けずに花をつけては、椿同様、ボタッと落ちる。
が、椿のような風情はない。
カズラ(蔦)の名の如く、他の植物に寄生するように絡みつくせいか。

空に向かって咲くという意味があるそうだが、
この写真はまるで、水面に写っているかのように見える構図である。

相方が、隣家人に「なんていう花ですか」聞くと、
「毎年咲くけど知らない」
いつの間にか、寄生したのだろう。
カメラ爺としては、写真の被写体になってくれるだけでうれしい。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どんなに追いかけても (6944)
2014-07-05 05:41:32
爺のノウゼンカズラの写真の背景に白く光る「水面」。再々登場していただく利休さんの「見立て」の美になぞらえることができる爺の慧眼といえよう。

6944はこれを逃げ水とみた。追いかけても追いかけても行きつけぬ夏の風物詩。蜃気楼のような人生に重ね合わせ納得した。

ところでノウゼンカズラ。爺は椿を思い出されたようである。ボタッと落ちる花に共通性を見出されたようだ。明治以前、お武家は椿を嫌ったと聞く。その花の終わりが切腹の最後に似たためとか。うなぎの割き方でも腹開きを不吉としたのだからありえるかも。

でも平安時代に中国から渡ってきたノウゼンカズラに同様の話は無い。

真夏の赤い花といえばサルベリも東西の横綱格だろう。この花花期がながく秋の遅くまで萎れつつも枝にしがみつく。

ノウゼンカズラを潔しと愛でるか、サルスベリ的生き方に共感をおぼえるか、とかく人の世は住みにくい、と漱石先生も嘆いておられる。

体重維持の話がありました。一昨日行ったゴルフ場でズボンを新調しました。「とかく人の世は・・・」。お笑いの上、ご推察ください。
返信する
ん~、間違い探し? (kazu)
2014-07-05 23:24:27
6944さんへ。

ウェスト・サイズ・ストーリー。
推察します。

椿の花の話、切腹ではなく、首が落ちるにたとえたのでは?(これも幕末から明治にかけての流言だと)

うなぎのさばき方、関西は商人の町なので、腹を割って話す、という意味で腹から切るそうです。なるほどね。

サルスベリ(百日紅)みごとな当て字ですね。でも、この程度の木肌では猿は滑りません。
ところで、ひとつの花の花期が長いのではなく、一度咲いた後にまた新しい花芽がつくので、長い間咲いているように見えるのです。
返信する

コメントを投稿