kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

夜の日本橋

2011年01月25日 | 都市
銀座の華やかさに比べて、再開発がすすんでいるとはいえ、日本橋は地味である。
それが夜の交差点にもあらわれている。
日本橋三越、ユイト、コレド室町などが建ち並んでいても、この雰囲気。
すっきりはしているもののどこかさびしい。
表通りに面して、明るいショーウインドーがないせいか。

薩摩焼って知ってた?

2011年01月25日 | 焼物
陶芸に興味ある人なら知っていると思うけど、知らない人は、古伊万里と区別がつかないかも。
知らない人はどちらも知らないから、関係ないか・・・
薩摩焼は薩摩揚と関係はない。
とはいえ、揚げたて薩摩揚を肴に、黒じょかといわれる薩摩焼で熱燗の焼酎をいただくが・・・。
今回は黒薩摩ではなく、白薩摩である。
かく言う私も、30年近く前、鹿児島・伊集院美山の薩摩焼窯元の沈壽官氏を訪ねて、初めて知った。
当時は14代。
今回は、「歴代沈壽官展」(日本橋三越本店)である。14代は司馬遼太郎「故郷忘じがたく候」の主人公。
15代は1999年に襲名したという。
16世紀末、豊臣秀吉の時、朝鮮半島から連れてこられた(今なら拉致?)陶工たちによってはじめられた400年もの伝統のある焼物。当時、宝石のない日本では、朝鮮の焼物を宝のように扱ったのだ。茶入れが一国と交換するほどの価値があったというから驚きだ。
特に世界的に有名になったのが、明治維新の前、12代がパリ万国博に出品して以来。
ま、むこうにマイセンなんて焼物があったけど、東洋で同じような繊細なものがあったことが驚きだったのだろう。
透かし彫り、金襴手など、気の遠くなるような緻密な技法は、究極の人の手の技を感じさせてくれた。