kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

こんな写真しか撮れなかったけど・・・

2011年01月27日 | グルメ
コレド室町、ユイト、あまたある、この界隈のグルメ店を袖にして、入ったのは、日本橋三井ビル地下の秋田比内地鶏専門店「日乃本 比内や」。
「ただの居酒屋じゃないの?」
コレド室町の人気店「紀乃重」予約でも一杯の店と比べての相方の言葉である。
「比内地鶏は、名古屋コーチンと並ぶ地鶏なんだから、大丈夫だよ」と、言ってる私は、自信なさげ。
しかし、つまみコースのしゃれた感じの前菜に、「いいじゃん?」
焼鳥、塩もつ汁などのあとに、いよいよ、きりたんぽ鍋、である。
写真撮ろうと、思ったけど、きりたんぽはどこ? 比内地鶏はどこ?
しかし、箸を入れると、セリ、ごぼう、舞茸、しらたき、そして、太い輪切りのきりたんぽ、鶏肉、と役者は揃っている。スープは絶品。酒は八海山。いうことなし、である。
以前、秋田の産地を取材した時、「最初の具は、スープを取るため。そのあと、新しい具を入れ直してつくるのです」と、言われたことがある。なんと贅沢な鍋であろう。
デパ地下では、比内地鶏はブロイラーの4倍の値段。飼育期間も放し飼いで100日(雄)~150日(雌)以上。手間も餌代もかかるのだ。
おすすめの、親子丼へ行くには、きりたんぽがしっかりとおなかにおさまって、次回のお楽しみとなった。
ちなみに、比内鶏は天然記念物なので、食用には出来ず、雄とロードアイランド種の雌を交配させた一代交雑種(F1)が、比内地鶏として市場に出されている。
先ごろ、比内地鶏と偽り、廃鶏を燻製などにして摘発された輩がいたが、歯ごたえがあるので、素人には区別がつかなかったかもしれない。