今日は夫の1年2ヶ月目の月命日。
いつものように夫の好きなコーヒーいれて、好きなCDをかけながら、夫の自分史を読む。先日夫の友人に詠んでもらった俳句を書いて、祭壇に置く。
珠にはこんな形で、夫を偲ぶのもいいものです。
泣きの銀次
夜、宇江佐真理さんの「泣きの銀次」を読む。
妹が殺され、無残な死体を見て、大泣きした銀次。
銀次は小間物屋の跡取りであったが、殺された妹の敵をとろうと、犯人捜しをするのを、同心から岡っ引きになったらどうかと声がかかり、岡っ引きになる。
裏長屋で独り暮らししながら、死体が上がったというと、韋駄天のような速さで、駆けつけて、死体を見ては、大泣きをするので、「泣きの銀次」と呼ばれるようになった。
妹の犯人として目星をつけていた学者は、いつもアリバイがあり、なかなか証拠がつかめない。
裏長屋の野菜売から、学者の家でいつもたくさんの野菜を買ってもらうと聞いて、お手伝いの年寄りとの二人暮らしなのにおかしいと、見張っていた同じ岡っ引きの大先輩の弥助が何者かに一刀両断に殺された。
銀次の実家の小間物屋も手代の手引きで、毒を飲まされて、家族を殺された。
仕方がなく銀次は、岡っ引きの二足のわらじで、小間物屋の旦那になることを承諾する。
奇怪な殺人があった夜は、満月だったことを突き止め、学者の家に忍び込むと、蔵に毛むくじゃらの気が狂った学者の弟がいた。
見つかって、首を締められて、気が遠くなかで、同心に助けられる。
一連の殺しの犯人は、弟がしたことであった。やっと妹や家族の敵をとることが出来た。
最近、宇江佐真理さんの江戸の庶民の暮らしを描いた時代小説がなかなか面白い。
「続泣きの銀次」を今度借りてこようかな。
今日の万歩計は、9,334歩でした。