温室みかんの花の香りが換気扇の始動と共に、漂ってくる。
換気扇が回らないと木が焼けてしまったりする事故に繋がるので、
香りより先にほっと一息が本音と言わざるをえない。
五感で感じる力も、実は精神状態がいい時でなければ発揮できないと言うことか?
心安らぐ時間はいつも見え隠れする。
温室の中は、昨年に続きハコベが大多数を占有するように成ってきた。
土が自然に肥えていくスパイラルに、自然の摂理が見え隠れし病気も害虫も逃げていってくれるはずだ。
個人的な意見だけれど、ハコベの花も大好きなのひとつ。
例によってそこで一句、 「ハコベには 白い太陽 宿っている」
とても小さな花が太陽に見えるのは私だけかも?
とにかく私には貴重な草だと言うことはたしかである。
今年からチャレンジしている無農薬レモネーディアの温室栽培。
花が満開を過ぎ実になり出しているが、どうもおかしい。
実はえひめAIなるものを試しに散布したら、
納豆菌が暴走したのか花が枯れたり花びらがかびたりする。
今までの経験値を超えているため、しばし日にち薬をのんで待つことにする。
対応策は一応講じてみるのだが・・・。
この温室の中も、雑草コントロール栽培をしているのだけれど、
嬉しいことにハコベダラケ、いやハコベだらけである。
みかんの温室よりはバラエティーに富んでいる草層は、
無農薬の世界への誘いにはもってこいの状態だろう。
いままで悪い草だけを抜いて苦労して管理してきた結果だと思いたい。
冷静な目を持って、草や虫や木の側にたって考えて見る。
夏の収穫を夢見て!
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