果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

真のパートナーと匙加減

2014年09月24日 20時19分24秒 | 日記
彼岸花が咲き、桜の病葉は残り少なくなってきた。
柘榴には祈り太郎が逆さまにとまり、獲物を狙っている。
極早生の収穫は最盛期になり、農閑期なしに刻々と作業は列を作っている。
明日は久しぶりに雨が降る予定、この地域は乾燥状態なので恵みの雨となる。
自然栽培のレモンの園地は、おもいっきり草刈りをさせてもらった。
雑草コントロールのために、いろいろな良い草の種を蒔いているが生えてくるかは
春になってからのお楽しみというところか。
幻のケーキ屋さんベルカントで、先週から無農薬レモネーディアを販売してもらっている。
ケーキというカテゴリーにとらわれず、農業応援団として真のパートナーに身を投じてくれている
高橋パティシエには涙が出るほど感謝である。
レモネーディアタルトの販売も3年目になるのかと思うと感慨深い。
ケーキの中にエメラルドグリーンが踊る、きっと天佑なのだと自分に言い聞かせる。


この頃思うのが物事の加減。
マニュアルが氾濫して、誰でもすぐに最低限の仕事ができる時代になったのだが、
マニュアルに守られて最高の仕事までたどり着けない場合が気になる。
もちろん私の仕事はマニュアルなどなく、常に引き出しの多い臨機応変。
自然相手のためマニュアルに頼っていると失敗する確率が高いのである。
ネジを締めるのにも最高の締め具合がある。料理には塩梅。
このことへの経験がないため、ものを見ただけでピンと来る感での対処ができない。
日本には十分と十二分がある。
十二分の仕事が次の時代をになうような気がしてならない。
今までの貯金を使い果たして見せかけだけ立派にするような仕事がいいなんてと。
やはりレモン作りはその道からは外れている。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/





コメント
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