梅雨に入り、各地で大雨の被害のニュースを聞く。
ここ豊橋ではまだ豪雨と言うような降り方はしていないが、
時折南下してくる寒気による風が不安を助長する。
雑草コントロール栽培実践中、今年も9月に生える草が顔をのぞかせる。
ナギナタガヤは倒伏期まっただ中、なんとか時間を見つけて採穂して、
生え方のうすい場所に移動する。
天敵昆虫をおびき寄せるスズメノエンドウはだいぶ前に採種してあるので、
自然栽培園に持っていっていっしょに蒔く予定だ。
横綱級のクロヒョウタンカスミカメという天敵を呼ぶために、
コバノランタナを温室の中に植えてみた。
果たしてどうなるのか、結果は当然1年以上かかるはず。
まるで種まく旅人化しているのではないかと錯覚する・・・。
少し前、「台湾と日本精神」と「台湾紀行」を風薫る中読ませてもらった。
すると2007年に台湾に農業視察にいった時、台湾のガイドさんのいった言葉が本を読んで蘇ってきた。
後藤新平、磯永吉、八田與一・・・。台湾には教科書に出てくる日本人が多くいる。
そんなことも知らずに、当時とても恥ずかしさを感じたことも事実だった。
今回、歴史的な背景がやっと少し理解できて、日本のすばらしさを台湾を通して再認識できた事は
「考え方」の部分でまた一歩進めたかなと思う。
成功=考え方×熱意×能力だと言われる中、
いままでその状態を保つことにエネルギーを使っているつもりでいた。
本を読んで生死に直面してきた人達から見れば恵まれている時代で、
なぜ考え方がマイナスになってきているのか。
考え方がマイナスであれば、他がいくらプラスでも答えはマイナスになるのは当たり前。
今一度、「リップンチェンシン」探しの旅に出てみるのもいいかもしれない。
河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/
画像はレモネーディアの初夏の花