果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

ナチュラルエネミーとメタモルフォーゼ

2013年04月11日 20時22分35秒 | 日記・エッセイ・コラム
山の緑がこんもりと目に飛び込んでくるようになってきた。
自然のワックスでぴかぴかになりながら、自然のコントラストを楽しませてくれる。
無農薬レモンと無農薬レモネーディアの温室の中では、
今年もコクロヒメテントウとカマキリが活躍してくれている。
この時期、悪の権化アブラムシは気の毒に彼らの食料となり、本当に低密度で推移。

今年はひょっとしたら、テントウムシ捕獲大作戦の指令を出さなくてもすむかもしれない。
とてもありがたいことである。
ただ、オンシツコナジラミがぽつんぽつんと目につく。
昨年はこいつに一瞬泣かされたが、ロシアっぽい名前の天敵に活躍してもらい殲滅と相成った。
はじめてのことだったので、少しタイミングが後ろにずれてしまったが
何とか活動温度帯での登場をさせることができたのが救いだった。(^^;)

今週は岡崎の葡萄屋さんが河合果樹園に、爽やかさを同伴して研修?に来ている。
私も若い人と話をしたり作業をすることで、またひとつ年を取る月ではあるけれど、
気持ちはなんだか若返ったような気になる。そう気持ちだけは・・・。
やはり農家の小せがれたちは、きびきびとした動きで時間を大切にしているのがいい。
考える前に体が動くのは、常に判断を求められる環境に身を置いているためだと思う。
あとはぶれない考え方と本物作りに邁進できれば、未来は明るいはずだ。
農家の小せがれは、「舌耕」だけではいきていけない高貴な職業を選択した
勇士だということを、多くの人達に分かったもらいたい。

ほんの少し軌道修正するだけで、すばらし「農」の世界が構築できる。
ただ軌道修正の術を的確に当てるだけの、評価や教育のプロが多くいないことが問題ではないだろうか?

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/




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コメント
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