イタリアの食後酒のリモンチェロ、以前から買ってきて飲むのは経験済み。
キンキンに冷やしたりモンチェッロをぐいっと飲む、そんなイタリアの習慣が、
日本でも少しずつ浸透してきたためだろうか、当園に問い合わせが来るようになってきた。
もちろんリモンチェッロそのものを家で作ったり販売しているのではない。
樹にならせたまま色を付ける河合果樹園の完熟無農薬レモンが、
お客様曰くベストマッチなのだそうだ。
ただ問い合わせにこたえるのに、レモンライフ研究家としては、
自らが作った経験がないのが気に懸かっていた。
そこで何事も実践、リモンチェッロ作りにチャレンジすることに。
用意するものは完熟無農薬レモン、スピリタスウオッカ、
グラニュー糖、広口密閉ビン、ピーラー。
広口密閉ビンを煮沸消毒しながら、無農薬レモンの皮の黄色部分を薄く削ぎ取る。
我が家のピーラーが古いのかうまく剥けないため、包丁をナイフを使うようにして、
レモンの皮を薄くそいでいく。少し根気がいる。
煮沸消毒をした広口密閉ビンが乾いた後、削ぎ取ったレモンの皮を入れて、
スピリタスウオッカをそそぐ。
これを2週間ほど涼しいところで保管する。
2週間の間にレモンの皮の黄色の成分(レモンポリフェノール)や
ビタミンEやクエン酸などが、95度のアルコールで抽出されるのだろう。
本物のレモンで本物の自家製リモンチェッロ、
2週間後にまた手をかけるのが楽しみである。