残暑厳しい中、温室みかんの収穫や露地みかんの摘果に汗を流している。暑さで熱中症にならないように、無農薬レモンのレモン水で十分な水分補給。精神的には少しのんびりしたい時期でもある。
果樹園での作業中、気になりだしたことがある。里山の植物観察を仲間の人たちにインアスパイアーされてから、いままで気にとめていなかった草花が気になるようになってきた。草花と表現すれば可憐で綺麗に感じるが、果樹園の草花は実は雑草である。
不思議なことであるが雑草だと感じて接していると、その花の美しさにも気がつかずに長い年月が過ぎていたのだった。デジカメで果樹園の草花を接写する、数センチの距離からのデジタルブックマーク。雑草から草花へと視点が移り変わっていく。
画像はヘクソカズラ、放っておくとみかんにからみついて生産者にとってはやっかいモノである。一般的にはにおいがあるため嫌われているということだが、名前からは想像もできない花ではないだろうか。秋には黄褐色の実をつけ、その果実の汁はしもやけに効くということである。