かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

EP3

2023年01月31日 | The Beatles
真冬が続く。



リンゴの最新EP。
”3”は、コロナ以降出しているEPシリーズの3枚目ということらしい。
EPは、まだCDがなかった時代、シングルと同じ盤の大きさで、回転数をシングルの45rpmより遅い33rpmにして、4曲収められたフォーマット。
私も、当時、何枚か買ったが、お得感があった。
本CDがお得感があるかというと、相応の値段で、必ずしも、1曲あたりのコストが安い訳でもなく。
ただ、リジェントとなったリンゴが元気に活動を続けてくれていることに対し、感謝の意を表しゲット。

多くのゲストミュージシャンを従え、楽しくドラムをたたきながら歌うリンゴ。
リンゴらしいが、楽曲は、オールスターバンドの常連となったスティーブ・ルカサーの影響が大きい。
わかりやすい前向きの歌詞、Peace & Loveイベントを毎年開催しているリンゴにふさわしい。
基本的には、明るいロックだが、フラメンコギターを入れたり、オリエンタルな雰囲気を入れたりして、ひねりを加えている。
アルバムで出すより、EPで出す方が、リンゴには合っているのかもしれない。

楽しく、繰り返し聞ける。
オールスターバンド来日に期待。
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THE BEATELS EMPIRE STADIUM 1964

2023年01月30日 | The Beatles
真冬が続いている。
春を待とう。



結構前にゲットしていた、ビートルズの初のカナダ公演、バンクーバーでのライブアルバム。
イギリスのRockwellさんという会社が出しているが、私は、初めて聴くのでありがたい。
これだけ、しっかり録音されているから、昔からあった音源とは思われる。



ジャケットに情報満載で、参考になる。
曲を見ていただければわかるように、A Hard Day's Night リリース直後のライブで、初期のヒットから、A Hard Day's Nightまで、初期のいいところが満載のSet List。
オープニングが、Twist &Shoutで、ラストが、Long Tall Sallyだから、否が応でも盛り上がる。



No,72とある。
一応限定版とあるが、全部で何枚かは書かれていない!
聴いてみて、当時のワイルドな状況がリアルにパックされた貴重な音源だった。
中規模の会場でのこのような音はあるが、大規模会場で、かつまだ初期のライブでのこの音源は、まさにビートルマニアが大火事になったリアルな姿を伝えている。
押し寄せる観客に下がるように必死に指示する主催者の声が入る。
途中、例えばIf I Feelなど、間違いだらけだが、そのままどんどん進める。
楽器の音より、声が強調された録音で、歌うというよりは、どなるような歌い方を楽しんでいる様子。
ベースは、ほとんど聞こえない。
でもちゃんとハモっている。
ギターは時々コードを間違えるが、笑ってそのままやり過ごす。

裏ジャケットの解説から、ちょっと抜粋。
8月21日のシアトルでのコンサートの後、救急車で、宿泊のエッジウォーター・インへ。
寸前のアメリカ公演から、このような状況は、常態化しており、観客は、歌を聴かなくなっていた。
そして、この22日のバンクーバーはもっとクレイジーだったという。
シアトルからバンクーバーへは、国境超えになるが、フライト中書類不備が見つかり(出国スタンプもれ?)、一旦シアトルに戻り、到着が遅れたという。
そのため、途中のドライブインで食事をとり、4人は、直接会場に向かった。
ホテルも、セキュリティに問題ありということで、多額の違約金を払い、変更した。
何もかもが、ぐちゃぐちゃだった。

記者会見は、ありきたりだったが、雰囲気は、良かった。
ポールは、父のために馬を買ってあげたが、最初の出馬で、2位に入って、それ以来入賞しなかったと答え、ジョンが、”そして死んだ”とちゃちゃを入れた。
まさに、ビートルズ得意の掛け合いだ。
ハンバーガーを買ったかとの質問に、リンゴが”半額でね”と答え、また笑いを取った。
18分の会見。

そして、コンサート開始。
前座のバンド名が並ぶが、知っているグループはいない。
観客は、何と20,600人強。
9時半前に前座が終わり、いよいよビートルズ登場。
オープングのTwist And Shoutから大騒ぎで、2,000人が、ステージに押し寄せ、チケットが買えなかった客が、会場の回りを取り囲んだ。
しかし、状況は悪化し、DJは、この状態だとコンサートは、キャンセルするとアナウンスしている。
一旦静かになるが、また騒ぎが始まる。
コンサートを早く終了するため、抱きしめたいは、カット。
広報のデレク・テイラーが、観客に鎮まるよう再びアナウンス。
ラストのLong Tall Sallyを歌い終わると、逃げるように、車に乗り込み、そのままチャーター機で旅立つ。

翌日のステージは、あのHollywood Bowlのコンサートで、ライブ録音がされたが、その音は、その後のアルバムで断片的に使われただけで、1977年に、1965年の音源と合わせて、ライブ盤としてやっとリリースされた。
観客の声が、バンクーバーの音源のように入っていなかったのが、一因とされる。
このHollywood Bowlの様子は、週末に見たMr. Moonlightでも出て来た。
それぐらい有名なコンサートだ。
Brian Epsteinは、日本公演でも、1回目の撮影に、だめだしして、2回目の撮影分が放送された(テープは流出し、今は両方見れるが)。
機器類が不調で、演奏もいまいちだったことが要因とされるが、観客の様子をもっと入れたかったとも。

そういった意味でも、このバンクーバーの音源は、当時の雰囲気を生々しく記録されている貴重なものと言える。
ビートルズファンには、絶対お勧め。
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Revolver Picture Disc

2023年01月29日 | The Beatles


今日は、寒空の中ゴルフ。
幸い風はなく、久しぶりにいいスコアが出た。
キープしたい。



ずいぶん前にゲットしていたのだが、やっと聞けた。
Revolverの2022年リマスター音源のピクチャーディスク。
ハーフスピードカッティングという。
チェコ製とのシールが貼ってあった。
ヴィジュアルは、グー、重量感もグー。
日本語の説明書付き。
ご存知の通り、日本公演時には、このアルバムは、できていた。



早速聞いてみたが、CDより、音が立っている感じがする。
気のせいか。
ベースも効いているので、Tomorrow Never Knowsなどの、ミステリ-感が増す。
最初にリリースされた時、リスナーが、ビートルズは、どうなっちゃったんだろうと思ったのがよくわかる。
ノルウェイの森は、先日のインドとビートルズの本を読んだこともあり、シタールの音がつたなく聞こえてしょうがない。
アップテンポのロックは、ややはしゃぎすぎにも聞こえる。
演奏技術の高さは、わかるが。

ということでPicture Disc は、鑑賞用にして、普段は、CDを聴くのがいい。
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Mr. Moonlight

2023年01月28日 | The Beatles


午前は、ビートルズ楽曲音楽概論の最終講義。
最終回は、中期からLet It Be。
全6回、全力で疾走した感じ。
次回も期待したが、小平市で開催されそう。
残念だが、新たな視点でビートルズの楽曲を分析してくれて、大拍手。



午後は、昨日封切られたビートルズの来日時のエピソードをまとめたMr. Moonlight。
一般受けする映画ではないので、封切りされている劇場も少ない。
最寄の劇場でやっててラッキー。



パンフなどもなく、グッズもファンには知られたものばかり。



そして、いよいよ。
一言、面白かった。
ビートルズ現役時代、数少ないコンサートをやった国の一つになれた日本。
そのために尽力した人々(一部故人)の証言が貴重。
実際の来日の1年前からビートルズ公演に尽力していた。
そして、実現することになってから、尽力した人々。
その前の様子、その後影響を受けた人々、ビートルズの来日公演を中心にすえつつ、バランスよく全体のストーリーがわかる仕立てになっている。
存じ上げている人もたくさん登場。
特に、高島パパは、出番多し。
それでも、もっと披露したいエピソードがたくさんあったろうが。
その他にも、貴重な証言多数。

面白かったのは、武道館側が、ビートルズの公演を歓迎していた証言。
確かに回りは騒いでいたが、武道館がどう思っていたかの証言はなかった。
来日時の羽田にいた人とか、星加さんの前にビートルズとあった人がいたことも知らなかった。
来日時来ていた法被が、日本に残されていたことも初めて知った。

既知の情報も多いが、新たな情報も多数織り交ぜられており、楽しく見れた。
映画としてリリースする類の映画だったかはわからないが、このタイミングで、本映画を製作した関係者に拍手。
ギリギリのタイミングだった。
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深海の街

2023年01月27日 | Music
またまた寒い1日。



昼休みに、オフィスから、地下道で行けるKITTEで開催中の宮城県物産展で、ショッピング。
明日までなので、ご興味のある方は、是非。
羽生さんファンも大勢?
パンフ狙いの客をブロックするため、1冊1冊手渡しだった。



サンドウィッチマンさんの立看。
そういえば、コロナは回復されたかな?



予約してあった深海の街のBRが届いたので、早速視聴。
当たり前だが、音も映像もきれい。
たぶん演奏曲を全曲収録。
3月の横浜公演と違うのは、ダンサーが入っているのと(数回のみの参加だったらしい)、アンコール3が、卒業写真ではなくて、海を見ていた午後だったことぐらい。
海を見ていた午後は、山手のドルフィンではなく、県民ホールで作ったと前言っていたから、この選曲になったのだろう。

ショーは、しっかり見ているのだが、悲しいかな、記憶に残る部分は、ごく一部。
このような形で、残してくれるのは、ありがたい。
今回は、WOWWOWでオンディマンドで配信されていたので、事前に見たが、当然配信だと限界がある。
ユーミンの声が出なくなってきているのが目立ってしまうけど、曲の制作者が自ら歌うところに、大きな価値がある。
シンガーソングライターが50年間第一線というのは、ちょっとありえない話で、称賛する他ないし、感謝。
曲というのは、曲そのものを聴くことはもちろんだが、曲を聴きながら、かつてその曲を聴いていた頃の自分を思い出すという面もあるように思う。
ユーミンの曲には、特にその傾向が強く、長年のファンが多い理由の一つだろう。

特典映像は、マネージャーの目から見た深海の街ツアーという趣向で、前回ツアーの終わりから、アルバム作り、本ツアーの企画から、打ち上げまで、メリハリをつけて紹介してくれる。
前回ツアーが終わった時は、次のアルバムは、Surf &Snow40周年を記念して、Surf&Snow2にしようというアイデアがあったそうだが、ちょうど苗場が終わった2020年2月にコロナが始まって、それが深刻になるにつれ、この状況を残しておきたいということから、深海の街というアルバムになった。
そしてツアーとなったが、今回ばかりは、どうなるかわからない状況の中で、どうにかスタートし、結局完走できた。
甲府では、地震に遭い、急遽中央フリーウェィを歌い、楽譜もない武部さんを焦らした話とか、福島から盛岡に移動する時にも、地震で新幹線がストップし、秋田まで飛行機で飛んで、ジャンボタクシーで盛岡に移動した話など、コロナ以外にもいろいろなトラブルがあったことが明かされる。
ユーミンがコロナになってしまっては、ツアーも成り立たないので、とにかく常にコロナ対策には気を付けていたそうだ。
達郎さんも同時期ツアーをしていたが、結局数公演がコロナで延期になった(延期の上、完走したが)。
本BRは、ライブ盤ではあるが、歌の部分は、前撮り(結婚式?)もしているそうで、前撮り日は、ユーミンは、続けて2回ショーをやることになる。
それだけ、本BRへのこだわりも強い。
途中デビュー50周年があり、全国各地のイベンターが姫路にひそかに集まり、盛大にお祝いした話とかも楽しい。
歌だけではなく、ユーミンの人柄や、前向きな性格がここまでファンを引き付ける原動力になっていることがよくわかるエピソードだ。

ということで、あくまでもユーミンファン向けだが、貴重な記録としていかがかな?
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