レイクガーデンがある小山をとことこ降りようとしたら、途中で、モスクらしいものがあった。と思ったらどうもプラネタリウムらしい。
時間もなかったのだが、1リンギット(30円ちょっと)でもあったので、入ってみた。
中は、いたってまじめな展示で、宇宙博物館の趣だ。スペースシャトルの事故で、亡くなられたマレーシア人の宇宙飛行士のメモリアルも兼ねているようであった。
このモスクのミナレットのように見える尖塔(向かって左側)は、実は展望台になっていた。2人しか乗れないような狭いエレベーターで上まで上がれる。
そこからは、クアラルンプール中心部が、かなりよく見渡せる。
中心部の反対側は、新しく開発された地域だが(役所群もある)、空港からの電車は、ここまで(二つのビルが、並んで建っているところ)しか来ない。ここからは、何かに乗り換えて、中心部に行かなければならない。
マレーシアの交通機関は、それぞれは立派なのだが、何故かイマイチなのだ。接続とか、表示とか。シンガポール時代に、車を運転して来て、このいい加減な標識に、何度泣かされたことか。地図もほとんどいい加減なのだ。
話がそれたが、国立だけあって、それなりの施設ではあった。バードパークみたいに、すごく賑わっているわけでは、なかったけれど。
ここの規模は、他のバタフライパークと同じぐらいか。そんなに凄いわけではないが、がっかりさせるほどでもない。
いつも飛び回っているので、なかなか写真におさめるのは、難しいのだが。結構アップでも撮れた。
中には、入らなかったが、近くに、Tun Razak Memorial Hall があった。独立後の初代首相ラーマンを引き継いだ二代目首相で、今のマレーシアの基礎を作った。マハティールを見出したのも、彼だ。
昨年は、独立50年で、いろいろ催しがあったようだが、一年経っても、まだその看板が飾られているのも、マレーシアらしい。
ということで、レイクガーデン近辺の見所は、(湖を除いて)押さえたつもりだったのだが....
就任後、一週間もたたないのに、大臣が辞めた。しかも、中身があまりにもお粗末。まさに自爆だ。別に、悪いことをやった訳ではない。それ以前の資質の問題であることは、明らかだ。永年、国会議員として付き合ってきた麻生首相を始めとした周りの議員達は、その低レベルさに気づかなかったのであろうか。普通の会社だったら、誰にも相手にされず、もうとっくに、どっかに放り出されているだろう。何故このような人が大臣になれたのか、不思議でしょうがない。
話をまたまたマレーシアに戻す。オーキッドガーデンの先に、今度は、バードパークがあった。ここは、かなりの規模のバードパークで、The World's Largest Covered Birde Park と銘打っている。
これは、後から撮った写真だが、山のかなりの部分がネットで覆われているのがわかるだろうか。シンガポールのバードパークも、すばらしいが、このケージ部分の規模では、負ける。あまり鳥のこともわからないので、とりあえず、派手めの鳥のご紹介。
これは、私にもわかる。孔雀だ。孔雀と言えば、ピーコック。わが町のスーパーも、昔は、野沢屋(横浜の老舗デパートだったが松坂屋に吸収された)だったが、松坂屋になり、今回の統合で、ピーコックになった。出世魚でもあるまいし。まぁ、消費者としては、よいものが、リーズナブルな価格で購入できればいいのだが。
これはたぶん鳩の仲間。
これは、鶴の仲間か、鷺の仲間か。
ちゃんと滝や、沼が用意されているのも、シンガポールと似ている。
これは、明らかに、誰が見ても、フラミンゴ。左は、ペリカンと鷺か。
これはオオハシの仲間と思うが、怪鳥と呼ぶにふさわしい風貌だ。
怪鳥と言えば、これだぁぁあ!!!
これは、インパクトあるでしょっ。
これは、獰猛なのか、金網に入っていたが、不思議な顔つきをしている。恐竜から直接進化したのだろうか。ダーウィンさん教えてオクレ?
猿が左後ろに見えるが、バードパーク内のそこらじゅうにいる。鳥と猿は、喧嘩しないのだろうか。
ということで、このバードパークも、熱帯の気候を存分に活かした、東南アジアらしい施設だった。
シンガポールF1は、今頃大盛り上がりだろう。8CHで放送されることがわかったので、録画しておいて、後から楽しみたいと思う。
今日は、五木寛之さんの講演を聴きに行った。五木さんの小説は、学生時代から随分読ませていただき、最近は、仏教関連や、生き方関連の本でお世話になっている。講演を聴くのは、初めてだ。
まず最初に言っておきたいのは、五木さんは、明後日76歳になるというのに全くお元気。物書きであるから、健康的な生活を送っているはずはないのに、たいへんなことである。同じく物書きだった、石原都知事と全く同じ誕生日とのこと。向こうは、”太陽”、こっちは”月”という”つかみ”から話は始まった。
全部話し始めると切りがないので、結論のみ。戦後60年を過ぎ、日本は、今”鬱”の時代に突入している。その中で、行きぬくには、負のことに目を背けて、徹底的にプラス思考で生きるか、時代に合わせて、鬱とともに生きるかだが、しなりながら(萎えながら)生きる後者の生き方が、この時代には適しているのではないかとの結論。
聴衆は、お年寄りが多かったが、かなりの共感を呼んでいたのは、間違いない。
話をKLに戻そう。国家記念碑から、何があるかわからないまま、行ったことないという理由のみで、レイクガーデンというところに向かった(結局湖には、出会わなかったのだが)。
そこで、最初にあったのは、オーキッドガーデン。料金所(元々安い)があったのだが、受付係がまだ来ていない(門は開いている)ということで、そのまま入れた(おおらかである)。シンガポールのオーキッドガーデンより、ラフだが、のびのびと蘭類が栽培されている。まずはご蘭(覧)いだきたい。
これは、ご愛嬌。
ハイビスカスは、やはり絵になる。
ここからも、KL中心部が、臨める。
蓮も元気よく咲いている。
まさに、蘭のオンパレード。
とにかく綺麗の一言。気温は元々最高のコンディションだから、あとは水をきちっとやって、スコールで花が痛まないようにすれば、育つ。
この光景を見ると、日本で一生懸命蘭を育てている方々が、意地らしく思える。
今回のKLは、晴天かつちょっと時間もあったので、街ブラをした。
ルートは、KLCC→国家記念碑→国会議事堂→オーキッドガーデン→バードパーク→バタフライパーク→宇宙博物館→国立モスク→クアラルンプール駅→チャイナタウン→ムルデカ広場→マスジット・ジャメ→KLCCということで、またまたちょっと欲張りな街ブラとなった。
まずは、最初に行った国家記念碑のご紹介(と言ってもよく知っているわけではないが)。
マレーシアは、日本に占領されたこともあるが、基本的には、イギリスの植民地だった。だから、この国家記念碑は、イギリスからの独立戦争の勝利を記念するものだ。人の大きさと比べると、結構大きい像であることがわかるだろう。
7人の戦士の足元には、イギリス人が踏みつけられ、横たわっている。要するに、戦死しているイギリス人を、マレーシアの戦士が踏みつけている像なのだ。そんなに激しい独立戦争だったのか。今となっては、実感がわかないのだが。同時に独立したシンガポールの支配者イギリス人に対する感情は、全く違う。当時は、まだマレーシアの端っこの小さな島だったということで、その辺の感覚が中央と違うのだろう。
ここは、中心部の西側の小山にあり、市民の憩の場ともなっている。
これが、本ちゃんの記念碑かな?
KL中心部が見下ろせると聞いたのだが、木があって、ちょっとしか見えなかった。ペトロナスツインタワーとKLタワーの頭が、ちょこっと見えるのが、わかるかな?
近くには、南国フルーツを前面に出したレストランがあった。左上に見えるのが、かの有名なドリアン。そういえば、今回ドリアン風味のチョコをお土産にしたのだが、大不評。本気で、顔をしかめている。そこまで、まずいとは思わないのだが、味覚の敏感さの違いだろう。
そこからちょっと奥に入ると、国家議事堂があった(たぶん)。ビルが新館で、右下が本館と思われるのだが、ずっと手前の方から立ち入り禁止だったので、定かではない。街灯が、ハイビスカスデザインになっている。この軽さが、マレー的でいい。
今朝のシンガポールは、土砂降りだったそうだ。F1は、無事開催されるのだろうか(シンガポール在住の人のH/Pを見たら、ちゃんと行われて、大盛り上がりのようだ)。人ごとながら、ちょっと気になる。