今日は、今年初の墓参り。
蝋梅がきれい。
天気は、いいけどかなりの寒さ。
2020年封切りの、”ZAPPA”が、BR化されたので、早速ゲット。
面白かった。
ライブ映像をもう少し見たかったような気もするが、尺の関係で難しかったのだろう。
ZAPPAの活動をずっと追っていたわけでもなく、ヒット曲を連発したミュージシャンでもなかったので、何者?感が強かったのだが、本映画では、その生い立ちから、早逝まで、バランスよく、ライブ映像や、関係者の証言を交えながら、編集されていて、何となくわかった気がする。
要するに、人気を得たり、音楽が売れてリッチになったりということにはまったく興味がなく、自分の創作した楽曲(時には映画や、アニメも)を高いレベルで演奏して、音にして、それを聴くことが最大の幸せだった人ということらしい。
そのため、金銭的に囚われることを避け続けた。
だから、ヒット曲が出ることも恐れていたというから、もはや。
修行僧のよう。
きわめて多作で、自宅の音源ライブラリーが公開されているが、全部聞くだけで、数年かかりそうな量。
関係者のコメントも、まとめると、自己中だが、純粋で憎めない芸術家という評価か。
家族から見てもそうだったようだ。
晩年は、言論の自由を守る活動に入れこんだり、チェコでのビロード革命において、西側の自由の象徴と評されたり。
この辺は、ジョンレノンや、デビッドボウイと似ているかもしれない。
ロック・ミュージシャンとの交流も盛んだったが、音楽的な面というよりは、精神的な面や、音楽以外の活動とのつながりの方が強かったように思う。
ロックの歴史を語る上ではずせないパートを忠実に記録したドキュメンタリーとして貴重な映画。
エンタメ性は期待できないが。