かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ロッキング・オンの時代

2017年03月31日 | Music


本書は、新聞の書評で見つけた。
高評価かつ我々の生きてきた時代と一致する本だったので、即ゲット。
時代が重なるだけではなく、書き振りが我々世代にぴったり(著者はずっと年上だが)で、心底楽しく読めた。
渋谷陽一氏は、当時から音楽評論家として有名だったが、ロッキング・オンに様々な方が関わっていたことを初めて知ったし、その方々の献身的な情熱に、頭が下がった。
好きでやっていたと言ってしまえばそれまでだが、それをビジネスになるまで、徹底して取り組み、周りを巻き込んでいった様子もよくわかる。
今、このパワーはたぶん失われている。モバイルゲームなどの世界にあるかもしれないが、デジタルの世界で、人だけでの立ち上げは、難しい。

アングラと呼ばれる世界で、今は有名となった(当時はアングラ)人の様子も描かれる。いい時代だったというか、先が見通せない時代だったというか。

ただ、彼らの行動が今の日本に与えた影響は、大きいし、変えたと言ってもいいかもしれない。
特に、世代の近い我々世代は。

ビートルズ関係の著作も多い松村雄策氏が、ロッキングオン創刊時のメンバーであることも、初めて知った。

彼らの、がむしゃらな献身に拍手。
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ザップルレコード興亡記

2017年03月30日 | The Beatles


本書は、バリーマイルズさんによるインサイダー本だが、当時のビートルズを取り巻く様子がよくわかって、極めて興味深い1冊になっている。
ブライアンエプスタインが亡くなって、方向感を失ったビートルズの様子は、昨日のパティボイドさんのトークイベントでも語られたが、本当になんでも出来る、でもなにもできないビートルズだった。

その中で、それを象徴するのが、ザップルレコード。
アップルは、ご案内のとおり、ビートルズのレコードは、好調だったが、その他のプロジェクトは、両極端。ほとんど、金持ちの道楽レベルのものも多かった。
では、ザップルはどうだったか?という問に対しては、本書を読んだ読者が回答するべきなのだろう。
今に残ったものがほとんどないといえば、結果はNOなのだが、その時代の匂いを具現化しようとしたという観点からは、YESなのだろう。

ロックが誕生したように、ロックが完成形に達したかもしれない段階で、次の何かを探そうとしたのが、このザップルプロジェクトではなかったかと本書を読むと思う。
特にPMの熱心さが強調される。たぶんそうだったのだろう。
GHや、RSは、リーダーシップを発揮するタイプではなかったし、JLは、YOにゾッコンだったのだから。
ただ、そのプロジェクトの走りの段階で、JLとYOの出会いのきっかけを作っていたというもの皮肉なことだ。

1960年代の後半、ドラッグと、退廃的な空気に覆われた世界を、4人がどう生きようかとしたのがわかるドキュメントとして貴重な一冊。
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パティボイド トークショー

2017年03月29日 | The Beatles


今日は、待ちに待った?パティボイドさんのトークショー。
パティボイドさんは、GHの奥様であったが、その後、ECの奥様になり、そしてこれは今日知ったのだが、1年前に3度目の結婚をされた、スーパーウーマンである。



今日の段どりは、最初、パティさんの紹介のようなフイルム放映。そして、登場後、テーブル毎に、記念撮影。
さらにスライドに沿ったトークショー、最後に写真のフリー撮影という段どりだった。



何と言っても、見どころは、トークショー。
モデルをやっていた頃、ビートルズの映画で、GHと出会い、結婚。
しかし、だんだん不仲になり、結局、ECに走る。
その後、ECのツアーに同行し、素晴らしい写真群を、残した。
まさに、その写真群は、ロックの歴史を語る、インサイダー写真ばかりだ。
その一枚一枚について、本人が語るのだから、まさに、ロックの歴史の語り部だ。
英語は、GHのより、全然わかりやすい。
モデル時代の美貌に、改めて感動。
GHと結婚していなかったら、ツイギー並に有名になっていたかも、しれない。



そして、その写真群の貴重さに気づき、近年は、世界で写真展を、開催している。
日本の写真展開催に合わせて、本トークショーは、開催された。
サインは、いただかなかったが、たくさんサイン付きグッズも、販売されていて、数点ゲット。
当然、テーブルにいらした時、握手して、挨拶させていただいた。
ひじょうに、サービス精神旺盛な、ユーモアに溢れたレディであった。



ということで、大拍手で、お見送りした。
まさに、Thank You !
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バングラデシュのコンサート

2017年03月28日 | The Beatles



ビートルズの現役時代の映画は、みな名画座で見た。それもずたずただった。
INGで、ビートルズ関連の映画を見たのは、このバングラデシュのコンサートが初めて。
その後、PMのロックショーが続くが。
小さな映画館だったが、ポスターに、GH、今やノーベル賞のボブ・ディラン、亡くなってしまったレオン・ラッセルが。
INGに近い、動く彼らを見れたのは、初めてだった。

当時、ポスターは、100円か150円ぐらいで買った記憶があるのだが、どっかに行ってしまったのだがここで再会。
若干痛みはあるが、これだけちゃちなポスターで、これだけ保存状態よいのも少ないと思う。
当時は、フレームもなかったので、くるくる巻いて保存するしかなかったのだが、それだと、どうしても傷んでしまう。

鬼籍に入ってした人も多いが、RS、EC、ディランなど、頑張っている人も多いので、声援したい。

ちなみに、その後、ディラン、ECが参加してくれたことは奇蹟、JLは、出たかったけど薬治療で出られる状況でなかったことが分かっている。
PMは、残念ながら、そういう人間関係には、当時なかった。

チャリティコンサートの走りとしてもエポック・メイキングなコンサート。
その映像が、このような形で残されたことに感謝。

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ポール・マッカートニー・ツアー 1989・1990

2017年03月27日 | The Beatles



このツアーは、JLの死後、初めて行われたツアーで、PMも初めて日本の地を踏むことになったツアー。

私は、たまたまその時シカゴにいたので、日本の地を踏む前にシカゴで、感動。
席は、上の方で、音が渦巻いていたのには、戸惑ったが、生PMということで、素晴らしい経験だった。
シカゴでも、大騒ぎで、テレビの特番が、組まれたりした。
その時、このポスターを大事に抱えていた記憶があるのだが、たぶん帰国の時になくなってしまった。
その後諦めていたら、ぴかぴかのが出てきたので、ゲット。
まさに私の持っていたのと同じ逸品。

写真は、リンダによるもので、当時は、PMも年とったなと思ったものだが、今から見れば、若いPMが微笑んでいる。
その後リンダが病気になってしまったことを思うと、解散後、最高に幸せな時期だったかもしれない。

ビートルズ、第二世代の私にとっては、感涙ものの一枚。

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