8月ももう終わり。いよいよ090909が近づいてきた。
本やら、ゲームやら、出るは出るは。
どこまで付き合うかは決めてないけど(もちろん、CDは、STREO版、MONO版とも予約済み)、楽しみなことだ。YOUTUBEのアビーロードの横断歩道の映像には、びっくり。
どうやって作ったのか。
http://www.youtube.com/user/BeatlesRockBandVids
選挙は、予想通りの結果になったが、これからが、肝心。民主も浮かれた感じがないのはいいが、いざ始めると難問山積。マニフェストにとらわれず、ベストな選択を、スピーディにして、日本を引っ張ってほしい。
チャイナタウンから、またオーチャードへ。ちょっとフードコートで、デザートなどを。
これは、マレー風かき氷の、アイスカチャン。こののびのびとした何でもありのかき氷は、試してみる価値あり。シンガポールであれば、衛生面も大丈夫。そのほかにも、レッドルビーやら、チェンドルやら、いろいろ面白いデザートがある。
夜は、シンガポールリバー沿いの、今や観光スポットとなったクラークキーにある、ジャンボレストランに行った。香港のジャンボといっしょかは知らないが、シーフードレストランだ。
新鮮なシーフードが思う存分いただける。
景色も最高。シンガポールリバーからの風も心地よい。夕方だから言えるのだけど。
これは、酒酔い海老。生きた海老を、お酒で、一気に茹でたもの。紹興酒の香りがする。
これは、フカヒレそのものの入ったスープ。シンガポールだと値段もリーズナブル。
これは、チリクラブ。スリランカクラブをチリソースで、こってり煮込んだ。蟹そのものの味もさることながら、チリソースの味が絶品だ。バンと呼ばれる中国風揚げパン(奥に見える)ですくって、最後の最後まで食べられる。
珍しい食材満載という意味で、シンガポールの一番のお勧め料理かもしれない。
今日は、選挙。まだ、朝なので、どうなるかわからないが、少なくとも、与党が変わるのは、間違いない。ポイントは、その程度だ。
とにかく、この4年間、自民はひどかった。党内選挙で、自ら立候補してなった首相が、ころころ自ら降りてしまうのだから、あきれる。最後は、血統はいいが、人物的には、ただのおじさんが首相になってしまった。
いろいろしがらみがある中で、党内の長老がまだ議員で、がやがやいうから、首相は、まったくリーダーシップを発揮できない。逆に、長老の言うことを聞いてくれそうな人が首相になってきたとも言える。
日本の大会社にもそのことは言えるのではないか。少なくとも、TOPを降りたら、会社でいえば代表権は返上すべきだろう。政治でいえば、議員を止めるべきだろう。横綱が引退しても、土俵に登り続けたら、いつまでたっても、世の中変わらない。
民主もはっきり言って、マニュフェストの中身は、まだぐちゃぐちゃで、全部実行したら、国は潰れるだろう。ただでさえ、潰れかけているのだから。それでも、勝ちそうなのは、自民がここ3年かけて自滅し続けてきたからである。
政権選択選挙というが、国民は、消去法での選択しかできないともいえる。実質的には、選択肢がない。もちろん、清き一票は、投じるが。
シンガポールに話を戻そう。
リトルインディアから、チャイナタウンに向かった。リトルインディア駅から、チャイナタウン駅には、一本で行ける。チャイナタウン駅も比較的新しい。
華人中心の国で、チャイナタウンというのも変な感じがするが、イギリス統治時代、民族別に居住区域を分けた名残だ。この地区は、華人に充てられた。
かつてよりも、鮮やかな家が増えてきた。
チャイナタウン駅の近くに、チャイナヘリテージセンターというミニ博物館ができていた。入りはしなかったが。いつか機会があれば、寄ってみたい。
日本のチャイナタウンも、ごちゃごちゃしているが、シンガポールのは、もっとごちゃごちゃだ。
この赤を鮮やかと言うのか、どぎついと言うのか。
チャイナタウンの通りには、一本一本名前がつけられているが、”死人街”という名のとんでもない名の通りを見つけた。お化けでも出るのか?
説明書きを読んでみたら、名前のとおりで、この通り近辺では、かつて餓死者(行き倒れ)が多数出ていたそうだ。今から、想像するのは難しいが、こんなネガティブな名前でもあえて残すのは、歴史の短いシンガポールらしい。
シンガポール最古のヒンドゥ教寺院であるスリ・マリアマン寺院は、改装中だった。毎日常夏の暑さだから、痛みも激しいだろう。
バナナの葉っぱが飾り付けられているのは、何か宗教的な意味があるのか。
シンガポール国旗か飾られているのは、前々日のナショナルデーの名残。
チャイナタウンに来た目的の一つは、トンヘンのエッグタルト。できたてのエッグタルトが、その場でいただける。甘党には、トライする価値大。次々と飛ぶように売れている。
リトルインディアに突入。といっても、セラングーンロードに沿って歩いただけなので、ディープなリトルインディアには突入してない。本当のリトルインディアは、小道に入っていかないと味わえないのだが、今回は、時間の制約もあり割愛。
それでも、インド人比率9割以上のこの地区は、国際都市シンガポールの中でも、異彩を放っている。
これは、スリ・ヴィラ・マカリアマン寺院。典型的な、ベンガル地方の様式。
シンガポールの人口の一割弱が、インド系だが、主に、インドの南東部の人々だ。
だから、言葉もヒンドゥ語ではなく、タミール語が主流。タミール語は、シンガポールの公用語のひとつだ。
モスクもセラングーン道路沿いにある。シンガポールの中では、インドとパキスタンのように喧嘩は、していない。
建物は、中国風でも、飾り付けは、インドの匂いがプンプンだ。
美しい。
道行く人は、ほとんどインド系。
建物のひさしガアーケード状になっていて、灼熱の太陽から人々を守ってくれる。
インドらしいグッズも並ぶ。
もちろん、インド系の人々の生活の場だから、生鮮野菜も売っている。
ということで、地下鉄のリトルインディア駅に着いた。この路線は、5年ぐらい前にできたのだが、格段に便利になった。シンガポールの物価は、一般的には安くはないが、公共交通機関の料金は、とっても安い。
アラブストリートと、リトルインディアとは、歩いて行ける距離にある。
途中に、こんな美しい、ペラナカン(マレ文化ーと中華文化の融合)スタイルの建物もあった。
この建物も美しい。この先に、2006年のドイツワールドカップの予選で、シンガポールと日本が戦った小さなスタジアムがある。もっと大きなスタジアムもあるのだが、ラグビーの試合の日程が入っていて、この小っこいスタジアムでの試合になったのだ。見に行ったのだが、あまりにも元気のない日本チームにがっかりした。暑かったのか、相手がシンガポールで手を抜いたのか。一応勝ったのだが。
その先にヒルマンレストランがある。実は、この店は、チャイナタウンのはずれのHDBの一階にあった。HDBの建て替えで、立ち退きになり、このリトルインディアに近い一角に越してきたのだ。元の場所には、いまだに巨大コンド群が建設中だ。
この店(ヒルマン)は、ペーパーチキンで有名だ。チキンを紙に包んで、脂分が逃げないように、焼く?揚げる?紙をはがしながら、肉汁がこぼれすぎないように食べる。
今は、慣れてしまったが、最初は、チキンがこんなにおいしいものかと驚いた。
他の店で、このメニューにお目にかかったことはない。
兄弟分の”マンヒル”という店は、シンガポール島の西の方にある。ヒルマンがリトルインディア方向に引っ越した後は、マンヒルの方がおいしいという話もあるが、正確なところはわからない。
メニューのパターンはほぼ一緒だったと、記憶する。
この、フカヒレ入りスクランブルエッグも、ヒルマンの名物メニュー。
このチリカンコンは、他のシンガポールフードの店でも食べられる。カンコンは、日本では、空芯菜か。それをニンニクとチリで炒めた料理で、これも食べ始めたら、やめられない。
ということで、久し振りに懐かしい味に舌鼓を打った。
地下鉄で、ラッフルズプレイス駅から、ブギス駅へ向かった。ブギスは、マレー人の意で、このあたりから、イスラムの世界(マレー系)が広がる。
この一番左に見える不思議な雰囲気のビルには、「恵比寿星商店街」なる商店街が存在し、その中に、メイドシャブシャブ「寅しゃぶ」がある。その正体は?行ってみてのお楽しみ??
そこからアラブストリートはすぐそこだ。
マレー人向けのショップが並んでいる。エキゾチックな品々が並んでおり、思わず、いろいろ買ってしまうのだ。今回も、インドネシア産のシェードなどを買ってしまった。
アラブストリートのシンボルは、シンガポール最大のモスクであるサルタンモスクだ。
モスクを見たことのない人には、是非。モスクを見たことある人にも、一見の価値あり。
中も、入口のところまでは、見学できるが、半ズボンは、不可。
ラマダン明けのお祭りの準備が早くも始まっていた。このお祭りがなければ、ラマダン(断食)などやってられないと思うのだが。イスラム教徒の方、ご免なさい。
サルタンモスクの脇では、マレー風の衣装を着たおじさんたちが、ロケ中だった。シンガポールには、マレー系の方々向けのドラマの撮影だったのだろう。
その後、リトルインディアに向かった。アラブストリート界隈を出ると、すぐ街中だ。教会の向こうに、色鮮やかなHDB(日本の公団住宅がヒントだったというが、今やシンガポール島内を覆い尽くすように建ち並んでいる)。それにしても、この色彩感覚はすごい。熱帯的と、言っておこう。