昨日は、ルーフトップコンサート50周年。
ゲットバックセッションの新たな映画が製作されることが、発表された。
まだまだ、時間はかかると思うが、膨大なフィルムと音源から、どんな映画が出来るか楽しみだ。
ボヘミアンラプソディーのような感動を呼ぶものには、ならないと思うが。
今回の旅の目玉の一つであるオランダ国立美術館。
前訪れた時も前は通ったけど、中に入る時間は、なかった。
確か、このモニュメントもあったように記憶する。
エントランスを入ると、歴史を感じさせる造り。
そして、近代的な作りの本館が姿を現す。
19世紀の建物を近代的に作り直したものという。
本美術館を代表するレンブラントの夜警。
1642年の作品。
火縄銃手組合の集団肖像画という。
このような集団肖像画が、多く作られたのだが、夜景は、その中でも出色の芸術になった。
使徒パウロに扮した自画像。
1660年代前半、上り調子だったころの作品。
フェルメールの作品も、当然当美術館の目玉。
恋文は、1669年から1670頃の作品。
今日本に来ている牛乳を注ぐ女。
1660年頃の作品。
シンプルな題材だが、精緻なタッチに感嘆せざるをえない。
これは、たぶん来日時見た小路。
なんでこんな構図を?と思わせる作品だが。
ヤーンステーンの陽気な家族。1668年の作品。
当時の、オランダの雰囲気がよくわかる。
美しい。
このコーナーは、ややマニアック。
オランダが、東インド会社を通じて得た東南アジアの知識の記録だ。
当時のインドネシアに住んでいる人々の姿が、蘇る。
仏塔。
当時、東洋趣味が大流行した。
図書館も当美術館の目玉。
19世紀に作られ、30万冊の蔵書がある。
立派な美術館だ。
本書は、どこにでもありそうな本だが、本屋で平積みになっていたので、思わずゲット。
と思ったら、もう2年前の本だった。
スピリチュアルブームで、売れ残ったのを表に出して来たのかもしれない。
読んでみると、平易だが、ポイントは突いていて、初心者にピッタリの本。
マニアックそうで、いい加減なところは、そう突き詰めず、諸説あるで、済ませる。
一方、普段見落としがちな神道の影響を、解説したりする。
例えば、花見など、単なる風習かと思っていたら、「サ」は、稲の神を表し、「クラ」は、神座を意味しているのだという。
お月見にススキを飾るのは、ススキの茎の中が空洞で、そこに月の神が宿るのだという。
一方、初宮参りは、氏神の神社でお参りするのが本来だが、世の中の変遷により、個人的に崇拝する神社で構わないと。
初詣の習慣は、明治に入ってからとか、神前結婚の習慣は、大正天皇が最初だとか。
意外と知らないことの多いことに気づいた。
神道は、日本人の生活の中に、知らず知らずの内に、深く浸透していることに気づかされた。
神社、神道についての入門書として、打って付け。
正直、この雑誌のことは、知らなかった。
2019年1月号だが、内容が凄いということで、ゲット。
これまで、24巻出て、年に1回ぐらいの発刊のようなので、結構レアな雑誌なのかもしれない。
オランダの雑誌のようだが、英語で書かれているので、違和感はない。
読み出すと、1986年のマークルイソンさんとの出会いが、本書のきっかけだったようだ。
基本的には、デゾホフマンの撮ったビートルズの写真の撮影場所を特定することが、目的だったらしい。
それにしても、よくこれだけのネタと写真を集めたものだ。見たことのない資料が、たくさん掲載されている。
その追求の仕方は、マニアック。本家の、マークさんもびっくりではないか。
デゾホフマンの写真の撮影場所を(例えば、Twist & Shoutの撮影場所)、ほんの小さなヒントから、特定する。
Mr.Kiteのオリジナルポスターの特定も(私も、2枚持っているが)。
1963年のフロリダでの囚人服を来た4人の撮影場所も。
マークルイソンさんの本は、イギリス国内だから、初の試みと言える。撮影のために、結構移動していることもわかる。
そして、アムステルダムでの、運河巡りの写真の撮影場所探りがクライマックス。
本書を読んでから、去年のアムステルダムの旅行ができれば、もっと味わいが深まっただろう。
世界各地で、ビートルズ研究が進んでいることを、嬉しく思う。
何と、元祖ロックンローラーである、Buddy Holly さんのサインをゲット。
こんなものにお目にかかれるとは。
サインを持っていた人のコメントによると、お母様が、テキサス州のWichita Fallsに訪れたBuddy Hollyから、いただいたものとのこと。
Wichita Fallsにスタジオがあり、そこで録音のために訪れていたようだ。
1954年か、1955年のことという。
Buddy Holly は、1936年9月生まれで、1959年2月に亡くなっているから、たったの22歳。
テキサス生まれで、プレスリーとの出会いがきっかけとなり、ロックンローラーになった。
しばらく売れなかったが、クリケッツを結成してから、ヒットを連発。
そういった意味では、このサインがなされたころは、まだ地域限定型の田舎バンドであったと思われる。
1959年2月3日、アイオワでのコンサート終了後、移動のために飛行機に乗ったが、墜落し、命を落とした。音楽が死んだ日とも呼ばれる。
ビートルズが初期の録音で、クリケッツの曲を多く取り上げているのは、有名な話。
大事にしたいお宝だ。
今日は、ゴルフ。
穏やかな天気。
調子いまいち。
この手の本は、イマイチなのが多いので、ゲットしないのだが、本屋でぱらぱらめくったら面白そうなので、ゲット。
インド文明というのは、その歴史といい、そのアジアに対する影響度といい、思い知らされて来たが、本書は、そのエッセンスを、うまくまとめてくれている。
あまりの壮大さと、支離滅裂さに、あきれてしまうのだが、本書は、それをぎりぎり理解の範囲内に収められるようにうまくまとめてくれている。
かつ、ディテイルにも説明してくれているので、面白くもある。
この本をまとめる力というのはどこから来るのか。
知識か、割り切りか、日本人から見たヒンドゥ知識のレベルの理解か。
私レベルには、ちょうど良かった。
私が、最初、このわけのわからない世界に接したのは、カンボジアになるが、その後、インド文明の東洋への影響の大きさを思い知った。
南伝仏教への影響は明らかで、その中でのカンボジア、インドネシアへの影響を思い知ったのが、シンガポール駐在時代だった。
インド神話の神々から話は、始まるが、流石マーハーバーラタレベルだと、なかなか理解しがたい。
ラーマーヤナだと、親しみは湧くのだが、それは、大衆受けするように編集された結果らしい。
あの、訳のわからないインドの神様の関係とか、苦労されつつ、うまく整理されている。
それにしても、化身がたくさんいるので、ほとんど.....
日本の神様と比べると、ちょっと荒っぽい感じもするが、様々なキャラの神様が、多数いらっしゃるという意味では、似てるかもしれない。
神様自体も、その流行り廃りは、激しい。
ブッダも、末席に加えられ、悪者にされていたのだから、やはり基本的には、アーリア人の都合が一番だったのかもしれない。
もちろん、割り切りもあるのだろうが、私レベルのインド通には、ぴったりの本だった。