リーマン破たんの内幕本の翻訳本が出たようだ。”とてつもない常識の崩壊”などと、かってに邦訳を考えていたが、結局”リーマンは、なぜ崩壊したのか”という何の変哲もない題名になった。
前にも書いたように、著者は、内部にはいたけど、リーマン崩壊の当事者ではないので、なぜ崩壊したのかという核心よりは、それ以前のレベルの乱脈経営振りが描かれている。そういった意味では、ENRONパターンに似ている。
やはりこの題名は、経営の当事者が暴露本を書いた時のためにとっておいて欲しかった。
シドニーも最終日。また早めに目がさめたら、こんどは、凄く天気がよさそう。
ということで、シドニー湾にまたまた散歩に出てみた。
通りもまだ人通りが少ない。ビルの赤レンガが、朝日に映える。
国際線専用のターミナル。一階はレストラン。二階から乗船するようになっているようだったが、一度も停泊している姿は、見なかった。
シドニー湾もまだ静か。
ハーバーブリッジもこの通り。素晴らしい色だ。
オペラハウスのシルエットは、これまた予想以上に見事。ジョギングしている人以外、人もほとんどいないし。
それとも、高級ホテルに泊っている人は、みな部屋の中から、この光景を満喫しているのかな?
シドニー湾に歩ける距離に滞在している人は、是非この景色を堪能して欲しい。
Lucy in the Sky with Diamonds のルーシーさんだ。
どんな人生を送られた方かわからないが、JLの先妻の間との息子のジュリアンの友達だったことと発想の豊かさゆえに、JLの名曲に名を残すことになった。合掌。
メルボルンの見どころの一つに、セントパトリックス大聖堂がある。建築に100年近くも要したという巨大聖堂だ。たまたま鐘がガラーンガラーンと鳴っていたが、その音も巨大だった。
尖塔の高さは、100mに達するという。
その後、中心部の方に戻ってきた。これは、ホテルだったかな?
これは、州議会議事堂。立派だが、そんな壮大なものではない?
宗教>政治?
ということで、束の間のメルボルン散策だった。それにしても、まだ肌寒かった。
フリンダース通り駅の裏には、ヤラ川という川が、線路に沿うように流れている。
この高層ビルは、ホテル?高層マンション?
川沿いには、美しい散歩道が整備されている。その奥には、公園らしきものが見えるが、オリンピックスタジアムか。初めてシドニーに行ったのは、あのオリンピックのマラソン直後で、道路に選手誘導用の線が引かれていたのを思い出した。ずいぶん前の話になった。
フリンダース通り駅を東に進んでみた。このイスラム風デザインのビルは、シアターか?立派な建物だ。
これは、立派なビルの外壁を残して、高層ビルがその中からそびえている。手前のアンテナ塔のように見えるのは、何だ?
その先に、広い庭園があり、キャプテンクックの家が残されていた。少年時代を過ごしたイギリスのヨークシャーの家を移築したものという。
わざわざ、イギルスから移築 ?
それにしても、ちっちゃな家だ。これなら勝てる?
数多くの謎を残しつつ、時間もないので、そそくさと北の方に方向を変えた。
シドニーとメルボルンは、飛行機で1時間ちょっと。東京と広島か、福岡ぐらいの距離だろうか。
シドニーより、ちょっと人口は少ないが、経済的には、互角。首都を決める際、どちらも譲らず、結局その中間にあるキャンベラが、首都になったぐらいだ。
何故、このようなことになったのか。
地元の人の話だと、もともとシドニーが先に開けたが、ヨーロッパから囚人を送る街となり(島流しにしては、ずいぶん大きい島だ)、お金持ちが、メルボルンという別の街に移り住むようになったのだという。だから建物も立派なものが多いのだという。
真相は、わからないが、シドニーと同様、立派な街であることは、確かだ。
もうひとつの特徴は、天気。シドニーの気候は、基本的には、温暖だが、その南に位置するメルボルンの気候は、曇天が多いそうだ。行った時も、小雨混じりの曇りで、典型的なメルボルンの天気らしい。風もちょっとあって、まだ肌寒かった。
スワンストン通りの突き当りに、メルボルンの中央駅に当たる(たぶん)フリンダース通り駅がある。
ずいぶん立派な駅だ。東京駅も改造工事が終わったら、これぐらい立派になるのだろうか。
美しい街並みに、市電?がたくさん走っている。このようなオールドファッションなものから、近代的なデザインのものまで、いろんな種類の市電が走っていて、メルボルン名物の一つになっている。
セントポールズ大聖堂は、駅前だ。これも、立派。
いかにも中央駅。多くの線路が、駅から、噴き出されている。
フェデレーションスクエアと呼ばれている駅前広場は、近代的なビルと広場が、うまく調和している。
こちらが正面だったのかな?
やはり駅は、街の顔だ。
今、テレビで、先週の鳩山さんの動きをまとめてやっている。すごい一週間だった。やっとまともな外交がスタートしたような気がする。
それまでは、アメリカの言うことを聞いているだけで、日本は、自ら何をしたいのかという意思表明は、なかった。普通の姿になってきたことは喜ばしい。
今回は、デビューだが、各論に入ってぐらぐらにならないことを期待したい。
前日、Rocksエリアが気にいったので、翌朝に散歩してみた。天気が悪かったこともあるのか、人も少なく、落ち着いた街並みだった。昨日、屋台マーケットが立ち並んていた道も、きれいに普通の道になっていた。昨日の賑わいが嘘のようだ。
トリニティ教会の後ろには、ハーバーブリッジが見える。
天文台だと思ったのだが、看板には、消防署博物館とあった。これは、何だ?オープンしている時間にくれば、わかるのだが、閉まっていてわからなかった。
ハーバーブリッジを昨日とは反対側から見下ろしたところ。ハーバーブリッジツアーのスターと地点もすぐ近くだ。
Rocks 地区から、オペラハウスがちらっと見えた。これは、いいアングルだ(自画自賛)。
Rocks地区は、丘の地区が中心だが、メインストリートの方に下りてきた。
FORTUNE of WAR という名の、自称シドニー最古のバーがあった。1828年にできたとある。戦勝を祝って、または、祈って飲み明かしたのだろうか。日本は、もちろんまだ開国前。
今回は、時間がなくて行けなかったが、バーと言えばやはりこの地区。たくさんのバーがあり、夜は、いつも賑わっていた。
これは、おまけ。シドニー湾を見下ろせるオフィスがあったので、そこから撮ってみた。シドニー湾を見下ろせるオフィスは、断然値段が高いらしい。
世界遺産を毎日見下ろせるのだから、やむを得ないだろう。
素晴らしい景色にばかり見とれていたら、仕事も手につかないと思うのだが。