かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

黒部渓谷トロッコ列車

2019年11月30日 | Other Eastern Japan



昨日から、秋晴れが戻った。
そして、今日は、黒部渓谷。
昨年は、宇奈月まで来ていながら、台風で、予約キャンセルして、帰京。
今年の9月も、台風でキャンセル
3度目の正直。


 
夕方、ちょっと雲が出たが、基本的には、好天。
トロッコ列車は、満喫できた。
今日が、営業最終日。
黒部立山アルペンルートも、今日まで、だという。
これから、長い冬籠りに入るが、その期間と、維持のための、作業が続くという。  



黒部川を縫うように走るご、元々は、ダム開発の資材を運ぶための線路。
4つの大きなダムがあるのは、有名だが、このとんでもない山奥にダムを作ったのだから、凄い。



奥に進むと、ほとんど落ち葉になり、雪が増えてくる。
昨日が、初めて積もる雪だったそうで、欅平の散策路は、全て立ち入り禁止だった。
それも、いい思い出。
少なくとも、車窓は、満喫できた。



このラーメンは、黒ラーメンという富山名物。
見かけほど、しょっぱくはないが、麺まで、色が染みこんでいる。
説明では、竹が入ってるということだが、ネットで調べると、労働者用な、ご飯にスープをかけられるよう、味を濃くしたとある。1.5倍とのことだか。
ということで、やっとトロッコ列車に乗れた幸せな1日。

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原始神母

2019年11月29日 | Music


今日は、川崎での原始神母のライブ。

行きたいと思っていたのだが、やっと。
ピンクフロイドのトリビュートバンド。

プレイヤー一人一人が凄いのだが、そのこだわりが半端ない。

今回は、ウマグマ50周年と、ウォール40周年ということで、ウマグマのDisk240分、ウォール30分、その他という構成。

ここまでこだわれるのか?

ピンクフロイドは、プログッシブロックと言われるが、聞いた方はわかると思うが、珍妙かつヘビー。
これをライブでやるというのは、ほとんど神。
特にウマグマとなると、ほとんど冗談?

それを見事やり遂げた。
まさに拍手。

原始神母を上回るトリビュートバンドが存在するのか?
流石に、ウマグマDisk2を上回るバンドは絶対いない?
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持統天皇

2019年11月28日 | Books
天気が悪い日が続いている。



中公新書の10月版。

近時の古代史ブームに乗った本かと思いしや、これまたしっかりした本。
持統天皇を軸に、当時の古代史を紐とく。

本書の紐解く世界は、まさに今の日本が出来上がった頃の話。
大化の改新から、奈良時代までの歴史をつなぐキーパーソンが持統天皇。

まだ皇位継承のルールも定かではなかった時代、天武天皇が成立した経緯は、いろいろ論じられるが、その後、持統になり...の歴史は?
吉野参りを持統が続けた歴史も本書を読むと、もっともなのかなと思う。
相当強い意思の持ち主であったことはわかるが、それが、大局観に基づくものなのか、単なる子供、孫可愛さによるものなのか。

本書を読むと、今の皇位継承問題の悩ましさも浮き彫りになる。
歴史は、変えられるべきか、変えられるべきでないか。

古代史を再発見させられる良書。
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菅原道真

2019年11月27日 | Books


中公新書の9月新刊。
天神様だが、歴史上の人物でもある。
単なる官僚で、神様になってしまったのだから、凄い人。
特に、受験の時、天満宮に行くのは、日本人の常識?

本書は、その天神様の実情に迫る本。
資料は、もちろん限られるのだが、我々が普段触れることのない資料も参考にし、菅原道真の本質に迫る。

とにかく凄い才覚。
妬まれるのもやむない?
ただ、それをひけらさせることもなかったのに、何故、非業の死を遂げたたかというと、陰謀に巻き込まれたとしかいいようがない。
それだけ、当時の天皇家の継承は大ごとだったのか。

あまり知らなかったのは、若い頃の讃岐勤務の際も、中央から離れたことへの不満を唱えていたこと。
道真が何を求めていたのかはわからないが、認められたいという気持ちが強かったことは、確からしい。その辺が、警戒心をいだかれた原因かもしれない。

歌を作る能力と、官僚としての能力が、表裏になっていたという点も面白い。
平安時代の混沌とした世界が浮かび上がる。
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ビートルズ

2019年11月26日 | The Beatles



本書は、ハルキ文庫から出たばかり。
と言っても、恥ずかしながら知らなかったのだが、元の翻訳本は、1997年7月に出ていた。
マーク・ハーツガードさんの、原作は、アンソロジープロジェクトが進行中の1995年頃に出たようで、湯川さんが、翻訳して、世に出たのが、1997年に出たという訳。

半信半疑で読んでみたが、しっかりした本だった。
マークさんもルイソンさんが、全部聞いたというアビーロードスタジオのテープをかなり聞いた上で、まさにFACTのみを記そうとする姿勢がすばらしい。
その後、アンソロジー・プロジェクト以降、新発見が相次いでいるのだが、ほとんど訂正は、不要なほどしっかりしている。

構成は、アルバム毎の制作過程を一章飛び毎に解説しており、その間に、その時期にふさわしいトピックをまとめてある。
大作だが、今であれば、知られた内容も多く、一気に読める。
ヨーコさんがやや悪者に描かれているのが、若干気になるが、ビートルズファンにとっては、そういう見方になるのもやむを得ないところ。
解散時のポールの悪評も正確に記されているが、これもポールがビートルズをどうにかしたいと思ったからの行動で、これも今は、明らかにされている。
特に、最後の数枚のアルバムは、ポールの強引とも言えるやる気がなければ、完成しなかったかもしれない。

ビートルズを少し詳しく、でも一気に知りたい人にオススメできる。

それにしても、本書を翻訳した、湯川さんの情熱にも脱帽。

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