かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

宇治散策

2008年06月30日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )



 今回の京都・奈良は、博物館巡りが目的だったのだが、京都観光の新規開拓もちょっとしたので、ご紹介。

京都博物館に行ったのは、多分初めて。レンガ造りの見事な建物で、門とともに重文に指定されている。左側に、常設展が行われている建物もあるのだが、これも結構古く、今年一杯でクローズし、建て直されるようだ。



平等院は、今年二回目だが、前回は雪が舞っていて、今回は蓮のつぼみが青々としていた。一部開花していたが、本格的シーズンは終わったのか、これからなのか。



それから宇治川を渡り、宇治散策。源氏物語所縁の一帯でもあり、風情がある。
これは、宇治上神社だが、ユネスコ世界遺産にも指定されている。日本最古の神社建築なのだそうだが、勉強不足で、その凄さは、わからなかった。



そこから、さらに小道を奥に行くと(本当に普通の道で、途中で心配になる)、源氏物語ミュージーアムがあった。正直、凄いといった展示はない普通のミュージーアムだが、源氏物語ファンと、経営者の熱意とユニークな企画によって、高い人気を保っている。
源氏物語というと、古文の時間に断片的に習っていやになってしまう人が多い。斯く言う私もそうなのだが、その物語性は、時代を超えた普遍性を有する。20分ばかりの”浮橋”の人形劇映画が上映されるが、一遍だけでも、そのすばらしさを垣間見ることができる。
瀬戸内さんお新訳本も出ているし、いつか通しで、絶対読んでみたい。
ちょうど今年が、源氏物語ができて800年になるそうで、随分賑わっていた。



JR宇治駅前で、茶壷のポストを見学し?京都に戻った。



新しい京都駅は、訪れるたびに新発見がある。ISETAN内ではなく、半屋外にも、直滑降したくなるような、一直線のエスカレーターがあった。維持するものたいへんだろうが、国際的観光都市にふさわしい斬新なデザインと、そのダイナミズムには、今の日本が失いかけている夢を感じた。

ということで、雨もぱらつき、ちょっと蒸し暑かったが、所期の目的を達することができ、めでたしめでたし。

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日本最古の四天王 降臨!

2008年06月29日 | Nara ( Japan )


今日は、奈良国立博物館の法隆寺金堂展を見て来た。存在そのものが世界の宝と言っていい法隆寺金堂の改修を機に、中の諸像の一部が、奈良国立博物館で展示されているのだ。
いつも、釈迦三尊像の陰にかくれ、また元々暗いところにあるので、よく見えなかったのが、このような形で見れるのはすばらしい。像も予想以上にすばらしいものだった。いつものイメージの四天王とはかなり異なり、当時の中国、韓国の文化の影響を直接受けているものと思われた。仏教伝来からそう間もない時期にこのようなすばらしいものが作られて、これだけしっかり残されていたというのは、奇跡としかいいようがない。

一方、昭和24年に火災で燃えてしまった金堂の壁画類。昭和40年代に再生され、普段は金堂内に納められている再現壁画類も展示されているが、これも、すばらしい出来である。当時一流の画家達が、国家プロジェクトとして取り組んだ訳だが、若かりし、平山画伯もそのメンバーの中にいた。
図録を見たら、焼けた後の壁画の保存されている写真が載っていた。完全に煤になってしまったわけではなかったことを初めて知った。
燃えてしまったのは、残念だが、忠実に再現された壁画類を、目の当たりにできた。

シルクロードファン、法隆寺ファンのみならず、日本の歴史に興味のある人は是非見て欲しい展覧会だ。正倉院展ほど、混んではいないので、じっくり鑑賞できる。
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京都国立博物館

2008年06月28日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今日は、久しぶりの京都。
国立博物館で、杉本哲郎 アジャンター シーギリヤ壁画模写展と、平安時代の考古遺物展を見た。
杉本氏は、70年も前にインド,スリランカに渡り壁画の実物大の模写をした。特にアジャンター壁画は、その後の保存作業で色が変わってしまったので、今となっては、極めて貴重なものになった。シーギリヤ壁画の模写は、世界初だったという。
平安時代の遺物展では、藤原時代の国宝が、沢山拝める。やや保存状態の悪いものも多いが。
町の中は、厳戒体制だったが、国連のパン事務総長が、訪問していたようだ。
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モスクワその10 赤の広場

2008年06月27日 | Europe・Middle East・Africa



赤の広場は、クレムリンの正面にある大きな広場で、ソヴィエト時代は、ここで、毎年パレードが行われた。ソヴィエトの中心的存在だった。
最近では、ポールマッカートニーが、Back in the USSR を引っさげて、コンサートを行った。

写真右手が、クレムリンとレーニン廟。時計台になっているスパスカヤ塔があり、正面奥が、世界遺産の、聖ワシリー聖堂。その左が、国営グム百貨店だが、荘厳な教会のような立派な建物だ。ステージが建設途上だったが、そのデコレーションから、ユーロ2008の、観戦用ステージと思われた。ついに、準決勝で、負けてしまったが。

ということで、クレムリンとともに、ロシア、ソヴィエトのど真ん中のスポットである。





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モスクワその9 レーニン廟

2008年06月26日 | Europe・Middle East・Africa



クレムリンの次は、その隣にある赤の広場に向かった。何か行列があるから並んでいたら、それは赤の広場に入るための行列ではなく、レーニン廟に入るための行列だった。
赤の広場へは、向かって左側の入口からいつでも入れる。レーニン廟は、赤の広場の中央部分の右側(クレムリン側)にある。写真のレーニン廟の奥に見えるドーム風の屋根は、クレムリンの元老院の屋根である。

”歩き方”には、レーニン廟には、荷物置き場がなく、先ほどのクレムリンの入口にある荷物置き場に戻るしかないと書いてあるが、レーニン廟のセキュリティチェックの脇に、荷物置き場があるから(有料)、そのまま並んでいて、問題はなかった。携帯、カメラなど、持ち込み厳禁で、レーニン廟を巡っている間は、立ち止まることも禁止される。かなり厳戒体制である。

ホーチミン廟も訪れたことがあるが、コンセプトは、一緒。ホーチミン廟の時も、携帯を預けさせられて、面倒だった。
廟の中は薄暗く、レーニンさんのご遺体を守る護衛がたくさんいる。レーニンさんのご遺体は、ホーチミン氏と同様に、蝋人形のようでおだやかだ。

午後一時までしかオープしていないので、興味のある方は、まず先に訪れることをお勧めする。

ソヴィエトからロシアになった時、この廟も撤去する話もあったそうだが、残されて、今も人気のスポットになっている。ソヴィエト時代のようなカリスマ性は失せているのだろうが。

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