KING CRIMSON の、2014年から2018年の、コンサートの音源集。
このスタイルで前にも出していたらしいが、入手したのは、初めて。
ロバートフリップは、同じ曲でも、演奏一回一回違う曲だと言っているが、本CDを聴くとよくわかる。
特にこの時期、新たな編成で、CRIMSONの曲を再構築していた時期だから、面白い。
演奏に円熟味が増していく様子もわかる。
もちろん5枚組だから曲のダブリもあるが、飽きさせない。
この期間に、2度来日しており、私は、4回行ったが、2015年の方は、1曲も採用されていない。
既に、高松公演のフルライブ盤が出ていることも一因だろう。
2018年の来日時の音源は5曲採用されているが、内、12月19日のBreathlessが、ラスト曲に選ばれた。
私が行った時(かつプレミアム先)の音源だから、嬉しい選択。
正直、その選択基準は、不明だが、この期間の全てのコンサートスケジュールと、その内どの公演の音源かが示されているので、満遍なく選ばれていることがわかる。
解説が秀逸で、まずこの時期の活動の概要・背景をコンパクトに説明してくれる。
正直、知らなかった話ばかり。
そして、曲毎の解説が、結構言いたい放題。
フリップ御大が見たら怒るんじゃないかと、心配するぐらい。
確かに、聴くと、演奏の質にも、良し悪しが見えるし、PAのばらつきも感じられる。
しかし、それをストレートに書くか?
その辺は、聞き手の主観に任せるのが常道?
でも、解説者と、意見の交換をしながら、聴いているような気にもなり、楽しい?
もちろん、マニア向けだが、現在進行形のCRIMSONを知りたい人は、どうぞ。
楽しすぎるぞ、クリムゾン!
解説書から、このフレーズいただいた。