ムンバイに着くのは、日本時間で、午前1時半頃だから、まだまだ遠い。
季節的にはいい時期だが、それでも暑いことには、変わりはない。一応強力な薬はもらってきたが、薬を使わないで済むよう願うばかりだ。
タイまでは、JALで来たが、機内では、そのJALがモデルになっている"沈まぬ太陽"を読んできた。
今のJALの状況、年金問題、今から向かうインドの過酷な状況、それよりも過酷なパキスタンイランケニアと転勤させられた主人公の境遇、ひじょうに興味深いストーリーだ。小道具的に散りばめられるひとつひとつの逸話も効果的だし、リアルだ。
まだ途中だが、本書を読んでいると、JALで働いている人達は、善玉も悪玉も、皆被害者で、JALを弄んだ政府が悪のようにも思えてくる。
ちょっと考え方が甘いのだろうか。