かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

蒼き狼

2006年06月30日 | China・Mongolia
どっかの本屋で、山積みになっていた蒼き狼という本を読んだ。言うまでもなく、井上靖氏の長編歴史小説で、ジンギスカンの一生を描いた小説だ。表紙は、おなじみの平山画伯の駱駝の絵だが、もちろん、頑強な馬の絵の方がストーリーには合う。
今、日経に、堺谷太一氏の小説が連載中だが、その元祖と言ってよい。
蒼き狼=ジンギスカンが、いかに生まれ育って、あれだけの強大な国家を築いたか、リアルに描かれている。しかしよくもあれだけ、強大になれたのか。驚異である。小説では、彼のやり方が、まさにヤクザの縄張り争いと同じ手法であるように描かれるが、それだけで、あれだけのことができるのか。
元寇は、日本で有名だが、ラオス、ベトナムでも、モンゴルの侵略は、大きな爪あとを残している。西欧では、なおさらだろう。

蒼き狼は、別の原作で、映画化されるようだ。
相撲界でも、モンゴル勢が強力。これから、ちょっとモンゴルが面白いかも。
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IT

2006年06月29日 | Topics

今日は、ビートルズ来日からちょど40年。40年前の今日、本当の台風が去った後、大幅に遅れて午前3時に羽田に到着した。考えてみれば、随分早い本当の台風だったわけだ。この台風のおかげで、ビートルズ台風上陸の言葉もぴったりはまった。

ITのことを、一国の首相が”イット”と言ったのは、ついこの前のことのような気がするが(JOKEと信じたい)、もうどうしようもない深いところまで、ITは、日常生活に入り込んでいる。
今日は、東京ビッグサイトの、情報関連の展示会に行ってきた。いろんな分野のシステム、ソフト関連の合同展示会のようなものだ。
とにかくすごい人と熱気。ソフト、ハードを作って売りたい人、いいソフト、ハードを見つけて自分の商売に利用したい人、私のような、勉強半分で行っている人、いろんな人がごったがえしている。各ブースとも、客を呼ぼうと様々な工夫をこらしている。興味のない人にも、十分楽しめる。
それにしてもすごいのは、どんどん、どんどんITが、深く広く我々の生活に浸透していることだ。知らぬ内に、全ての生活(街を歩くだけでも)にITが利用されている。
いい方向には、向いているとは思うが、ややマッチポンプ的な傾向も出ているか。いずれにしても、この進歩は、当面とどまるようには、思えない。
意外なのは、外国人があまり多くなかったこと。まだ、内外の壁はあるのか。外国人相手の商売をするには、ラスベガスに行かなくては、いけないのかもしれない。

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横浜スタジアム

2006年06月28日 | Yokohama ( Japan )

本当に久振りに、横浜スタジアムに行った。巨人vs横浜だ。
やはり、巨人連敗中の中、盛り上がりは、いまいち。何もかもがピリッとしない。
まず、巨人生え抜きのスター選手がほとんどいない。原さんもつらいところ。
一方、横浜も最下位で、厳しいところだが、やや調子上向きということで、今日は4回ぐらいで勝ちが決まってしまった。
実際に、球場に行って面白いのは、チェンジの間のアトラクション。いろんな、催し物で、ファンを楽しませている。写真は、ダンスコンテストで、一番華やかなに踊ったチームに賞が送られる。皆、そのための小道具を持ち込んでいる。球場内で踊っているのは、TBSのキャラクター。
何か邪道なような気もするが、ファンが球場に足を運んでくれないことには、始まらない。今日の入りは、最初が5割ぐらいで、後半は、7-8割か。一昔前の巨人戦は、いつも大入り満席だったような記憶があるのだが。
とんねるずの石橋さんも来ていたが、今日の試合をどう思ったか。もちろんすばらしいバッティングもあったが。
優勝を目指す気持ちで、両チームとも、諦めずに戦って欲しい。まだ、6月なのだから。
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ヒルズ黙示録

2006年06月27日 | Books

新聞報道によると、シカゴ駐在時代、お世話になったシカゴトリビューン紙が売りに出されているという。どこの国も同じだが、あれだけの歴史と、地盤がある新聞社のオーナーが、変わっていくのはさびしい。
会社の所有者(もしいれば)は、もう少し先を見通して欲しいものだ。シカゴ駐在時代、値段がポンポン上がって(平日35c→50c→?)、ちょっと閉口したが、朝日、読売のような全国紙がない中、シカゴの代表紙で重宝していた。特に、週末のは、どっさり厚くて、広告も満載だった。値段も特別料金だったが。

最近読んだ本に、ヒルズ黙示録がある。4月末に発行された本で、ホリエモンの話が中心だが、読むと、今日仮出所した村上氏も真っ黒である。記載は、かなり詳細に渡っており、真実に近いと思うが、もし本当だとしたら、普通の投資家はいあることは間違いない。恐るべし。
ただ、これだけの調査を、民間のジャーナリストができたのは、頼もしい。マスコミは、大衆迎合と思われがちだが、しっかりしたジャーナリズムもまだ、生きていることを知った次第。この本のおかげで、村上氏が逮捕されたような気までしてしまう。

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No Direction Home

2006年06月26日 | Music

すっかりインターネットでの買い物に慣れてしまった中、Bob Dylan の No Direction HomeというDVDを購入。
宣伝文句につられた買い物だったが、かなりユニークで、ディラン・ファンまたは、ロック&フォーク・ファンには、マスト・アイテムかもしれない。
私が、ディランの名を知ったのは、恥ずかしながら、日本のフォーク歌手が、ディランをまねていたと聞いたのと、中学の音楽の教科書に、風に吹かれてが、ギターコード付で、載っていたのが初めてだ。
その後、1978年の武道館公演に行く機会に恵まれたのだが(ライブCDもまだ発売されているはず)、Wikipediaで調べたら、彼にとっては、初の日本公演(かつ12年振りのワールド・ツアー)だったらしい。

話がそれたが、このDVDは、今のディラン(+関係者)のコメント付ドキュメンタリーといってよい。
特に興味のあったのは、Like a Rolling Stone で、オルガン奏者が飛び入りで、1/8拍ずつ遅れて演奏したのがよかった話、1965年7月のニューポートフォークフェスティバルで、ロックスタイルの演奏で、罵声の嵐になった様子、1966年、ロイヤルアルバートホールでの、ユダ(裏切り者!)の罵声に、ライヤー(うそつき!)と応酬する場面など、すごい映像が登場する。

当時、フォーク=純粋or高尚、ロック=粗野or低俗という背景があったことが、目の当たりにできる。
すっかり枯れたように見える今のディランだが、当時、過激そのもののミュージッシャンであったのだ。
1960年代の様子を実感できる貴重な記録だと思う。

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