かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

たっぷりスペイン世界遺産紀行その9 グラナダ アルハンブラ宮殿

2018年01月31日 | Europe・Middle East・Africa



忙しいツアーで、グラナダは夜泊まって、翌午前中、アルハンブラ宮殿見学だけ。



しかしそのアルハンブラ宮殿、大人気のスポットで、しっかり予約しておかないと見れないらしい。
イスラム建築の最高峰として名高い。
スペインの世界遺産の中では、最も観光客が多いという。
敷地も広大で、14000㎡あるという。



門を入ると、多くの建物が立ち並んでいる。
二階部分が追加で建築されたことがわかる。



アスカサバ。
西の端にある軍事要塞。
宮殿の中でも最も古い部分という。



最初の宮殿が、メスアール宮。
メスアールはアラビア語で、裁判や行政のことを言う。
このメスアールの間で裁判や行政が行われた。
14世紀の建築になる。



アラベスク模様というのか。
その繊細さには、驚かざるを得ない。



イスラムの装飾美。



隣のコマレス宮へ。



王の公的な住居。



隅々まで装飾が。
14世紀、ユスリフ1世が装飾を命じ、息子のモハメド5世が完成させたという。



水面に映るコマレスの塔はアルハンブラ宮殿を代表する美しさ。



さらに隣のライオン宮へ移動。
柱の森と呼ばれており、124本の柱が林立する。



12頭のライオン像。
床は、大理石。
14世紀後半、モハメド5世の時代に作られた。



鍾乳石状の天井。
モカラベ様式と呼ばれる。
繊細で美しい。
この宮殿完成の100年後には、最後のイスラム王国であったナスル朝は、宮殿を開城した。



世界遺産であるアルバイシン地区を見下ろすことができる。
街並全体を保全する考えは、日本にはなかった。
木製の家が多かったという限界もあったろうが。



リンダラハの中庭。
キリスト教になったから増築された部分。



宮殿内には、ホテルもある。



夏の別荘であるヘネラリフェへ向かう。
途中の小道もすばらしく整備されている。



花が咲き乱れる。



アセキア(掘割)のある中庭。
14世紀のイスマイル2世の時に作られたという。



アルハンブラ宮殿が見下ろせる。



ということで、夏の別荘も満喫。
グラナダの気温もめちゃくちゃ高いから、少しでも高地という気持ちはわかる。



糸杉並木をくぐって、出口へ。
みな、その豪華さに度肝を抜かれたのではないか。

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たっぷりスペイン世界遺産紀行その8 コルドバ ユダヤ人街

2018年01月30日 | Europe・Middle East・Africa


アンダルシアらしい白壁の小道。
花の小道と呼ばれ、10世紀から15世紀にかけて、ユダヤ人が居住していた。



美しい町並みだが、ユダヤ人は、その後追放されてしまった。



洒落た土産物屋。



中庭のある家が並ぶ。



デザインは、イスラムチックでもある。



ユニークな構造。
迷路のような道が続く。



イスラム風デザイン。



コルドバ職人教会。
職人達の工房兼ショップになっている。
絵付けタイル、革製品、銀細工など。



マイモニデス。
ユダヤ人のコルドバ生まれの哲学者。



サン・ラファエルの勝利塔。



メスキータ全景。



対岸からコルドバを臨む。
バスの運転手が寝過ごして、30分待たされた。
コルドバの街中には、バスは入れない。



手前は、カラオラの塔。



グラナダに向かう途中に立ち入ったドライブイン。
シャビーなドライブインだったが、かつての鉄道駅を利用した施設だった。
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たっぷりスペイン世界遺産紀行その7 コルドバ メスキータ

2018年01月29日 | Europe・Middle East・Africa


コルドバに到着。
アンダルシア地方の中心だ。
ローマ時代以前からあった街で、8世紀中頃は、首都として栄えた街。
グアダルキビール川を渡るローマ橋。



コルドバは、ウマイヤ朝の8世紀に作られたというが、イスラム風、ローマ風、ユダヤ風、不思議な雰囲気を持った街だ。
トレドから、コルドバは、40度近い猛暑が続いて、屋外は、たいへん。
街の中は、車が入れないので、くるくる歩き回った。
トレド同様、街時代が、当時の姿を残している。



南国風。



絵になる街。



メスキータと呼ばれるモスク。
元々、キリスト教の聖堂だったのを、モスクに改築されたという。
この地の歴史を反映している。
外壁の装飾も凄い。



街と外壁とミナレット。



中庭に入り、ミナレットを見上げる。



中庭にはオレンジの木が植えられており、オレンジの中庭と呼ばれている。
当地のオレンジは、苦くて、ジュースにしていただくとのこと。
確かにここは、バレンシアではなく、アンダルシアだ。
道中は、オリーブ畑ばかりだったし。



オレンジの中庭から、ミナレットを見上げる。
イスラム教時代の名残。



メスキータ内部へ。
見事な門の装飾。
イスラム的な幾何学模様。



円柱の森と呼ばれる入口付近。



約850本り、イスラム時代の祈りの空間だった。
200年に渡って、増築を繰り返したという。



窓の透かし彫りも美しい。
ステンドグラスとは、別の美しさだ。
インドのムガール帝国時代の建築を思い出す。



床の下には、かつての床が。
ローマ時代、西ゴート時代、イスラム時代、キリスト教時代と、増改築を繰り返してきた。



円柱の森と呼ぶにふさわしい。



ミフラーブはイスラム教徒が祈りを捧げるメッカの方向を示すくぼみ。
コーランの一部が刻まれている。
凄い。



マクスラは、ミフラーブを強調する空間。
光が差し込むドーム。



ミフラーブの隣にある宝物館。
キリスト教の世界。



イスラム教時代の建物を残しながら、キリスト教の聖堂に。



レコンキスタの場面が象徴的に描かれる。



柱には、当時の大工のイニシャルが刻まれる。
これは、山口さん?



聖堂部分のドーム。



中央祭壇。
ゴシック調。
スキータの中央にある。



聖歌隊席。
パイプオルガンも豪華。



大聖壇の隣には、円柱の森が見える。
ユニークなコルドバの歴史を物語る。
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たっぷりスペイン世界遺産紀行その6 コンスエグラ

2018年01月28日 | Europe・Middle East・Africa
今日も寒い一日だった。
所要で、昼、出た以外は、自宅で、家事。
まぁ、忙しいこと。



トレドから、コルドバに移動。
その途中で、立ち寄ったのが、コンスエグラ。
風車が林立する地域だが、なかなか維持が大変そう。



農業も厳しい場所とみえて、広がるのは、オリーブ畑のみ。



平原の丘に、風車が並んでいる。
まさに、ドン・キホーテの世界。



まじまじと見たのは初めて。
風向きによって、風車の方向を変えるそうで、その機能の維持がたいへんそうだ。



風車内部。
木が巧みに使わている。
風向きによって、頭の部分を回して、風が受けられるようにする。



風が通り易い高台にある。



中の階段はらせん状。
初めて、風車の中に入ることができた。



途中、休憩所へ。
ドン・キホーテど真ん中。



ミニ博物館があって、日本語訳も紹介されている。



だんだん地中海が近づいてきた?



途中の看板は、みな色がないが、運転の妨げにならないよう、カラーの看板が禁止されているためのこと。
あまり意味ないように思うのだが、たくさん真っ黒の看板があった。
牛とかギターとか。
かえって、気になる。

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たっぷりスペイン世界遺産紀行その5 トレド②

2018年01月27日 | Europe・Middle East・Africa
今日は、家事に従事。
ほとんどゴミ屋敷か?
栃ノ心おめでとう!



主祭壇。
ごてごてのゴシックだ。
建物自体は、ルネサンス様式とのこと。
この手の祭壇を初めて見たのは、メキシコだったが、まさにこれ。
高さは、約30メートル。



香部屋には、すばらしい絵が並んでいる。
美術館のようだ。



メインは、エルグレコの聖衣剥奪。キリストが十字架に架けられる直前の姿を描いたものだ。



こちらは、ゴヤのキリストの逮捕。光の描き方がゴヤらしい。



これもゴシック風というのか。



ここにもステンドグラス。



アユンタミエント広場から見たカテドラル。



名物マサパン。



サント・トメ教会へ。
内部撮影禁止だが、ここにエルグレコによるオルガス伯爵の埋葬の絵がある。
14世紀の題材を16世紀に描いたものだが、エルグレコと息子自身も描いている。



千手観音風。



マサパンは、アーモンド粉と砂糖を練って焼いたお菓子。



この地図使える?



路地からカテドラルを。



ホテルからすぐのところに、アルカサルが。
ローマ帝国時代の宮殿の跡地に建設された要塞があったという。



ゲットしたマサパン?



ホテル内の夕食会場。
トレド自体、キリスト、ユダヤ、イスラムが同居する世界だ。



若かりし?、ジョニー・デップ。



ジョニー・デップの部屋。



ホテル屋上で、夜景を楽しむことができる。



この夜景は、このホテルならではの、すばらしい体験。
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