かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

デジタル掛け軸 at 横浜赤レンガ倉庫

2013年05月31日 | Yokohama ( Japan )



今朝の新聞で、横浜赤レンガ倉庫で、デジタル掛け軸という、イベントが行われていることを知ったので、早速寄ってみた。
桜木町から行ったら、凄い警戒。
明日から、横浜で、アフリカ開発会議が行われるからだ。
海からの侵入に備える、二隻の警備船。



夕焼けが美しい。上空のヘリが見えるだろうか。ずっとホバリングしてた。



こちらが赤レンガ倉庫一号館。御年100歳という。今回のイベントは、それと、来館者6,000万人を祝うイベントだという。
来週の金曜まで、毎晩やっている。
今日が初日。



二号館。早耳の人々がすでに集まってきていた。



午後7時発だったのだろうか。ちょうど、赤レンガ倉庫の先を、大型客船が、出航。



気がついたら始まっていた。7時スタートと発表されていたが、何のアナウンスもなく、何気なく始まる。
音楽も、アクションもなし。
ただ、ひたすら映像が、変わっていく。数十秒おきか。
たまに、船の汽笛が聞こえる。
30分ほど見ていたが、同じデザインはなし。
静かな時が流れていく。
仮に20秒毎に絵が変わったとして、30分で、90通り。
内、数点ご紹介。



















こんな具合。
今日みたいな穏やかな日には、最高のイベント。
横浜港の夜景を、ゆったり楽しめた。



戻り道で。
日が暮れてから、訪れる人も多い。
この機会に、みなとみらいの夜景を、楽しみに来てはいかが?

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古事記・日本書紀を歩く

2013年05月30日 | Books



ゴールデンウィークの神話を巡る旅は、印象深いものだったが、本屋で、こんな本見つけたので、旅の後になったが、ゲットした。
JTBパブリッシングさんの本。このシリーズは、初めてだが、なかなか素晴らしい。
コンパクトだが、丁寧、簡潔に、古事記・日本書紀の物語に沿って、所縁の地を、紹介してくれる。

それにしても、古事記、日本書紀の物語のダイナミックなこと。改めて驚かされる。
そして、その物語に沿った私の旅も、結構進んで来たが、本書を読むと、ミッシングポイントは、熊野、葛城、吉備あたりかなっというのが見えてきた。

日本創成期の巨大なパワーの痕跡が、まだまだ日本各地に残されている。
写真もきれいだし、街歩き視線で書かれているし、出雲大社、伊勢神宮の遷宮が重なる今年、本書を片手に、神話を巡る旅を楽しんでみてはいかがだろうか?

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THE BEATLES BY ROYAL COMMAND

2013年05月29日 | The Beatles


本書は、海外のネット通販でゲットした。
表紙だけしか見てなかったけど、面白そうだったし、安かったので。

内容は、あの有名な、1963年11月4日に、The Prince of Wales Theatre で行われたRoyal Variety Showの写真集だった。
当時は、Royal Command Performanceと呼ばれていたらしい。

このショーでの、JLが”安い席の人は拍手を、高い席の人は宝石をじゃらじゃら鳴らしてください”と言って、大うけした話は、有名だが、今や、アンソロジーにも収められ、ますます有名になった。
そのジョークは、アドリブではなかったことまで、今や知られているが。

本書は、イギリスのタブロイド版であるデイリーミラー社の発行だが、たぶんビートルズの人気に便乗した特別企画本だったのだろう。
写真は、当時の活き活きとした雰囲気をそのまま運んでくれる。
リハーサルの様子から、ショーが終わった後の、打ち上げパーティの様子まで収めれれている。

説明は、最小限。今は亡き、マーガレット王女様が、目立つが、そのお母様を含めて王室の方々、その他のパフォーマーの写真も多数収められ、盛り上がりようがよくわかる。
特に、マーガレット王女の挨拶する4人は、いかにもうれしそうだ。
そして、Fab4 の最後のアルバムの番外編に、PMは、Her Majestyを持ってきた。

本書の巻頭の言葉が、”Their own story of the most fabulous nigfht of their career"で、その下に、4人のサインがプリントされている。
まだ、ビートルズの歴史の、ほんの始まりに過ぎなかったことを、当時、誰も知る由もなかった。
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MEET THE BEATLES

2013年05月28日 | The Beatles


本書もネットでゲットした。
彼らの言葉を、トニーバーロウが書いたと、表紙には書いてある。
トニーバーロウは、ブライアンエプスタインが経営していたNEMSのロンドン支社長で、ビートルズの広報担当だった。

ということは、本書は、まさにトニーバーロウの、ビートルズを宣伝するための一冊ということになる。
本書は、紙質はいまいちながら、写真と、文が豊富で、楽しめる。まさに、1963年半ばに急にスターダムにのし上がったビートルズとは何者?という人に答えるための本だったようだ。

ビートルズからのメッセージ、4人の自己紹介、ビートルズの歴史、当時のカメラマンだったデゾホフマンによるビーチでのフォトセッション、最近のトピックス、コンサートの模様、ビートルズの一日など、当時のファンにはもちろん、50年後の今でも、貴重で、楽しい記事が満載だ。

特に、私が興味を持ったのは、最後のコーナーである、”A London Day in the Life of the BEATLES”のコーナーだ。
彼らの一日を、時間毎に追ったコーナーだが、11:10分に撮られたという写真により、これが1963年7月2日の彼らの一日の記録であることがわかる。
この写真は、President Hotel から出て、Guildford Streetを溌剌と歩く4人を捉えた、有名な写真だ。
本記事によると、当日は、OFFだったらしいが、朝の9時半から、夜の11時まで、働き放しであることがわかる。
そして、あのフォトも撮られたが、その後、ショッピングをしたり、またフォトセッションをしたりして、夜には、Please Please Me の、シルバーディスクの表彰まであったという。
1963年半ばにして、とんでもない状況が既に起こっていたことが、本書でよくわかる。

写真も、説明書きも豊富で、ビートルズがデビュー当時、どのようにイギリス国民に認知されていたことを知るだけでも、貴重な本。
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ブッダ 大いなる旅路 ③ 憩いの思想 大乗仏教

2013年05月27日 | Books

九州地方が、梅雨入りしたという。ついこの前まで、最高の季節だったのに。



ブッダシリーズ最終版。
インドから、始まって、シルクロードを経て、中国、台湾、日本まで、話は、及ぶ。

インドの部分で、興味深いのは、仏像の紀元についての考察だろう。
ガンダーラで、仏像は、作られ始めたと言われ、それは、ギリシャ人がもたらしたヘレニズムの影響だというイメージがあるが、本書では、仏像を作られ始めた時代、まだギリシャの影響はまだそう大きくなかったという。
マトゥラーで、ほぼ同時に仏像が作られ始めたことの説明もできない。
当時、インド北部では、異民族の侵入が相次いでおり、救いを求める気持ちの高まりから、仏教が起こって500年も経ってから、仏像が作られ始めたのではないかと本書はいう。

そして、カニシカ王で有名な、クシャーン王国時代、色即是空の大乗仏教が生まれ、シルクロードを経て、中国、日本に伝えられた。

台湾の龍山寺を訪れた時、その信仰心の強さに感心した話や、不思議なお寺であったお話を書いたように思う。
観音菩薩と、媽祖と、関羽が祀られ、韋駄天や、十八羅漢もいる。
それら全てが同じお寺で、喧嘩もせずに祀られており、祈る人は、分け隔てなく、お祈りを奉げているように見える。
台湾の人々の多くが、仏教徒であり、儒教徒であり、道教徒であるとすらいえるのかもしれない。華僑信仰という分野と捉えた方が正しいかも。
横浜の中華街の華人の方々もたぶん同じだ。シンガポールの華人も。

ということで、本シリーズは、亜細亜の宗教の実態を俯瞰する観点からも、ひじょうに有意義なプロジェクトだったと思う。

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