火曜日。前の記事にも書きましたが原点回帰をしたいという想いがあり、前任校で実施していたサーキットを導入しようと考えていました。前任校では「サーキット」といえばこのメニューしかありませんでした。今は大半のメニューがサーキット形式で進みます。「サーキット」という意味がもうすでに分からなくなりつつあります(笑)
どんなメニューだったのかを思い出せないままいました。数年前に使っていたUSBのデータが消えてしまったからです。復元はしてもらいましたが完全ではない。前任校ではやるのが当たり前のメニューだったのですデータとして残しておかなくても上級生から下級生に伝えられていました。アレンジをしていく部分もありましたが基本的な流れはありました。
朝の段階で簡単に説明。イメージしにくいと思います。これまでやったことのない形でのサーキットです。ある程度考えている選手は何となく流れに乗れますがそうでもない選手はできません。ここは仕方ないかなと思いながら。4ヶ月経過しても練習メニューを覚えられないという恐ろしい話もありました。
ある程度メニューを決めましたが、これでは「できないだろうな」という感覚がありました。15種目くらいあります。これを流れの中でやっていく。それも「誰から始めても良い」となるとさらにできなくなる。「体幹強化サーキット」は上半身と下半身でメニューを分けています。だからできるという部分もある。覚える範囲が「ブロック」に分けられるからです。
そういう部分もあってメニューを組み替えました。ABCという小ブロックに分ける。1つのブロックを2サイクル実施して次のブロックに移る。そうすることで「やることが明確になる」のではないかなと。さらにグループを作って全体を3つに分ける。それにより練習道具も効率よく使えるようになる。ある程度道具は揃えています。それでも複数人がランダムにトレーニングをしようとすると「やりたかったのに誰か使っている」ということが出てしまう。少人数グループでやればそういう危険性はない。
たかが「サーキット」をやるためにどこまでのエネルギーを使うのか(笑)。それでも「やりたいこと」をキチンとやるためにはこちらも工夫が必要です。単純に「サーキットをやる」と決めてメニュー提示をしてもできないと思います。様々なメニューでも同じことが言えると思っています。
シンプルな練習が一番やりやすいと思っています。ある程度の意識レベルや競技レベルになればその方が理解しやすいかもしれない。うちの練習スタイルでいえば「真逆」なのかもしれないなと思っています。「飽きさせない」という部分が必要になるのかなと。
前任校では週間メニューを決めていて曜日によってやることを完全に固定していました。バリエーションとしてはそれほど多くない。ドリル的な動きを徹底してやっていました。そのため「ドリルチャンピオン」が生まれてくることも多々ある。ドリルの見た目の動きは良くなっていても「走りに繋がらない」というパターンが出てくる。ドリルがドリルで独立してしまうのだと思います。
目の前の選手を見ていて「あれこれやる方がいいかな」と感じていました。補強も道具を使ってバリエーションを増やしています。それがどう繋がっていくのかは見ていかなければいけないのですが。
ここも考え方ですが、最初の補強系で30分近く使います。時によってはもっと多い時もある。これも「異質」と思われるかもしれないですね。近隣ではそのような形の練習はほとんどないのでは?これは周りを見たりとか聞いたりするわけではないので分かりませんが。ジョグをして体操をしてという練習はほぼやったことがありません。合宿で体操をするということになるとどんな体操をするのか(笑)
練習で大切なのは何か。形式的なジョグと体操がどれだけ役立つか。アップの狙いは何か。ここを考えた時に今のスタイルに行きついています。
しばらくはメニューの様子を見ながらやっていきたいと思います。1回目はボチボチ。時間をロスする部分もかなりありました。初回なので仕方ないなと思っています。これをどうブラッシュアップしていくか。今のスタイルに合わせながらやっていこうと思います。
この辺りはまた書きたいと思います。久々に練習に関する記事を書いた気がします。