kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

感覚作り

2009-05-06 | 陸上競技
2日間の休養を終え練習再開です。2日間「走るの禁止令」を出していましたから、少し身体が動かない部分もあったと思います。同じ場所で長距離が練習をしていましたが、上級生と新入生の動きが全く違いました。上級生は休養日とはいえジョグぐらいはしていたのではないかと思います。長距離ではREST=休みではなく、軽く身体を動かす程度がRESTになるようです。2~3日間フリーだったとはいえ新入生はペース走に付いていくことができませんでした。これを見てもやはり身体を動かすというのは最低限のレベルだと思いますね。

さて、短距離は疲れを取るために補強以外禁止という状況にしていましたから、それなりに身体が動けば良いと思っていました。ものすごく切れがある動きというのは難しい状態です。その中でどうやって自分の動きを作っていくかという部分に課題を置きました。前半は少し時間を取ってSDからの動きの確認を繰り返しました。脚運びや飛び出しの方向など、確認しながらやらなければいつの間にか適当になってしまう部分があるので。見てみるとやはり角度が高すぎたり、1歩目でブレーキをかけて止まってしまうような動きが見られました。しっかりと考えていかなければいけない部分です。

SD練習をしましたが、少しずつ改善されている者もいました。女子は短長が多いですが、先日の県選手権や他県の様子をみてもやはり「絶対的スピード」が必要です。短い距離で高いスピードを出すための動きがきちんと作れなければ、距離が伸びたときに戦えません。短長系が多いとはいえ4継で52秒かかっていては話になりませんからね。総体までにトップスピードの改善も課題に加えていかなければいけないと思います。

その後専門練習。短短はスティックを使っての動きのコントロール。加速段階から中間に入る動きを繰り返し身体に覚えさせました。全力走ではなく9割(少しだけ余裕を持つレベル=ほぼ全力(笑))で動きの変化と中間でのポイントに意識を置かせました。スムーズに加速していってそこから中間できちんとタイミングを取る。中間で更に頑張ろうとするのを抑えさせる事にもつながります。速い動きを身につけることに合わせて、自分の動きの変化をしっかりと理解させていく必要があります。男子の膝から下の処理が課題となっているのでこの部分をきちんと身につけさせていきたいですね。

短長は先日の選手権の反省を生かして前半の入りの練習。この部分でマイルのレース展開を大きく失敗しました。実際のレースでもここが出ました。考えなければいけない部分です。前半どうやってスピードを上げていくのか。無理に上げても上手くいきません。ここをきちんと身体で覚える。日頃は全力で走る部分が多いので気持ちスピードを抑えるという部分ができなければ400mは走りきれません。抑えすぎて上手くいかないのできちん力を出していくための練習が必要になります。難しい部分ですかきちんとスピードをコントロールすることでタイムは大幅に変わっていきます。マイルを意識した練習をかなりやりました。他校ではほとんどやらないであろう練習です。フラットレースにつながる部分もありますが、「マイルで戦うため」に必要な練習をしっかりと取り入れました。女子の短長は非常に人数も多く現在の最低レベルが63秒33です。ほとんどの選手が62秒台の走りですから自然とレベルが上がります。その中で自分のスピードのコントロールを意識させました。

少し長い距離も走りました。ここ最近全くやっていない練習ですが。マイルのバトンパスからの流れを意識した練習です。6人一緒に走らせました。レース展開などを考えると実際のレースに近い流れです。先日県選手権で決勝を走った2人が5,6番目でフィニッシュしました。問題です。実際の流れの中できちんと力が出せないのであれば、レースには怖くて使えません。hatuとyukaがきちんと走れればある程度のタイムがついてくるというのが分かってきました。同じチーム内で60秒台で走るrinaと許容範囲の差ですからラップでいえば61秒程度の走りです(rinaは59秒0程度の走り)。前回の決勝に残ったメンバーがマイルを走ったときのラップより断然上がります。もちろん今回の走りだけで評価はしませんが、きちんと走れなければメンバーには入れないということを肌で感じたはずです。マイルに賭ける。ここだけはきちんと理解して取り組んでいかなければいけませんね。

ちょっと頭に来ることがありましたが、あえて触れず。上級生がきちんと教えるべきです。靴紐の結び方から教えるつもりはありません(本当に結べないのではないですよ)。上級生が教えることができる部分はきちんと教えていくべきですね。他校の選手、挨拶が出来ない者が多数います。きちんと挨拶できる者と出来ない者の差は大きい。新入生、私が直接指導をする必要があるなら「基本的なこと」についてじっくり話をしなければいけません。

チームが崩れるときというのは大抵「分からない者」からです。このままでは良くないですね。激怒しないと分からないならいくらでもしますが・・・。また書きたいことがあるのでそのうち書きます。

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