kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

インターハイ終わる

2024-08-04 | 陸上競技
いつ始まっていつ終わったのか。それさえも記録できていませんが。

なんとかたどり着いたインターハイがもう終わってしまいました。中国大会から一ヶ月半。全く走れなかった選手が少しずつ復調。まだ全開とはいきませんでしたが。ある程度走れるようになっているという手応えを得ながら。

インターハイ前の最後のポイント刺激。250mを1本。この時選考会を兼ねようと思っていましたが2年生のスプリンターが腰に違和感があって動けそうにない。結局長距離選に再びアンカーを任せる形になりました。色々難しい部分があります。それぞれのプライドも尊重しながら。全員が33秒くらいで走りました。これならそれなりにタイムが出せるなと。

昨年は北海道に行きましたが4分00秒かかりました。全く力を出せない。今回は絶対に力を出させてあげたい。そう思って臨みました。暑さ対策も含めて競技場にいる時間は最小限にして、身体を動かす時だけホテルから競技場に向かう。移動時間に50分くらいかかる糸島の宿泊。それでもやれることは全てと思っていました。

アップが終わって準備万端。準決勝に進むというのもありますがまずは力を出し切ること。選手を送り出す時に「後悔のないレースをするように」と伝えました。

が、いざスタートとという時にトラブルが。レース前の流しを1本したところで選手が戻されます。理由は分かりません。最初はその辺りに立って待たされていましたがダグアウトの方面に戻される。理由が分かりません。20分以上経過して「次の組を先にスタートさせる」とい放送。TICに確認に行きますが「総務が判断しているのでまだなにも言えない」とのこと。どうなんだ?!戻って放送を待てと言われたので再びスタンドへ。しばらくして監督は本部に集まるようにという指示。

行った時にはすでに他の監督に説明をしてしていました。まだ全員が揃っていないのに。結論としては再招集をかけて8組目の後にレースを行うということ。他のチームに負傷者が出た。負傷した理由が「不可抗力」だからそのチームを救済するためにレースを遅らせる。というもの。再招集は10分後。すごい話です。もう先に来ていた監督さん達が「それでいい」と言っていたので我々が意見を挟む余地はない感じ。

アップが終わってから1時間後に再招集。待たされている間走ることもできていません。いつどうなるかも分からない状態でです。せめて身体を動かす時間を確保してほしいと要望。混乱の中なので選手に声をかけたいと思って招集場所に行くと「もう召集しているから会うことはできない」とのこと。いやいや、こんな状態でレースさせるの?と抗議。他のチームの監督はなにも言わずに中に入っていたのに。

呼んで来てもらって少しだけ声かけ。落ち着くこと、身体を動かすことだけ。

全てのチームが同じ条件で走るのだから文句はないだろうと言われるかもしれません。が、力のあるチームは多少タイムが落ちても予選通過するでしょう。うちは「チームベストを更新したい」という目標できています。そんなレベルでインターハイに来るなと言われるのかもしれません。うちにとっては去年のリベンジ。さらに消化不良だった今シーズンのフラストレーションをぶつける大会。うちのチームにとっては大きな意味がある大会です。

それぞれよく走ってくれたと思います。3分57秒4。予選落ちです。それでも中国大会よりは記録をあげました。最初の時間にきちんとレースをさせてもらえていたらもっと違う結果だったかもしれません。予選通過はできなかったと思います。それでも後もう少しずつ記録を短縮できたのではないか。悔しさを晴らすためのレースができたのではないか。

インターハイが終わりました。特別な報告はできません。それでも中国大会からの取り組みは形になったと思います。万全の状態でレースを走らせてあげたかった。トラブルに巻き込まれたのは仕方ないという気にはなりません。本人たちに申し訳ない気持ちのみ。

情けない話です。何かできたかもしれません。本当に申し訳ない。それだけです。
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