kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

丁寧に

2021-07-24 | 陸上競技

遅くなりましたが。毎日更新したい。なかなか。

 

木曜日。この日はインターハイ組はほぼ休み。下級生は今後に向けてもう一度作り直す時間となりました。これまで補強をやってきましたが、どうしても雑になる部分があります。ここを越えていかなければいけない。きちんと説明を受けているはずですが、やっている間に雑になります。これは誰にでもあること。そこをしつこくしつこく言い続けて修正していく。手を抜くというのではなく「正しいやり方」を理解していない中でやると上手くいかなくなる。そこだけです。

 

最初にアップサーキットの種目の確認。kbt先生が1つ1つ説明を。実技込みで。途中交代しそうになりましたがなんとなく誤魔化す(笑)。やると筋肉痛になるので。なぜトレーニングをするのか。技術を習得するためには基礎筋力がなければできません。どうしても「専門練習」をやりたがる傾向があります。動きも作れないのに「専門練習」といってそれなりのことをやっても強化にはつながらない。スラムダンクで「ドリブル」をひたすらやらされていたように。目立つことだけを求めるのではなく「基礎基本」をやることは重要です。それは指導者がしつこく言い続けていく必要があると思っています。それがないと間違いなく「専門練習」をやりたがる。これは競技として考えるかなんとなく楽しみながらやるかの違いかもしれません。

 

あとは筋力を上げることで「地面に大きな力を伝える」ことができるようになります。ここが一番なのかもしれませんが。走るというのは地面に与えた力をきちんと受け取ってそれを前方向に進む力に変えていくというものです。体重が軽くても力を伝えることができますが、長い目で見るとその部分は重要です。体ができるかどうかというのは競技力に直結します。あとは「軸」の部分。身体ができていないと走るときに体がぶれる。それにより推進力を得ることができません。ハードルなどでは顕著です。その部分も含めて「軸」を作ってから手足を動かすという感覚を持たないといけないと考えています。力の発揮に合わせてたトレーニングも必要。

 

さらには故障の予防。筋力を上げることでハムストリングの肉離れなどの要望にもなります。スピードに体が耐えられないというのが故障の原因だったりします。こういう部分も含めて時間をかけて丁寧に体作りをしていく必要があるなと思っています。これはkbt先生とも共通理解をしているので徹底的に。

 

かなりやってからシャフトトレーニングの説明。skyではシャフトKという名前になっています。kbt先生はこの手の名前を付けるのが好きです(笑)。これは上半身と下半身の連動を高めるものです。力を発揮するタイミングも含めてやっていきます。単純に筋力を上げるのではなくそれを「使えるようにする」というイメージで行っています。

 

この日から意図的に「数を数える」という話をしました。数えるときに大きな声を出す。雰囲気を盛り上げていくという部分もありますが、「タイミング」を取るという意味もあります。声のタイミングに合わせて力を出す。切れをよくしながらやっていく。1年生女子にはひたすら言い続けていますから少しずつ声が出るようになってきました。上級生に任せるのではなく自分たちで練習を作っていくという感覚です。まだまだ出せると思います。雰囲気を自分たちで作る。チーム力が足りない今だからこそそれぞれが主役となってやっていく必要があります。

 

そこからはkbt先生と練習の打ち合わせ。しばらく「基礎徹底期間」ということで「縦の動き」をしっかりと身に付けさせる時間にしたいなと思っています。今、走りこむというのではなくこれから先につながる「動きの基礎」を身に付けさせる。数日間使って徹底的にやろうと。そのための打ち合わせをしました。ベースはkbt先生。当然です。方向性が同じだからやりたい部分が同じです。だからこそ異動できたというのもあります。感覚が全く違う人と一緒に同じ場所で指導するのは厳しい。kbt先生だから一緒にやって学ぶことができると考えています。まだまだ学ぶことは多い。

 

色々なことにチャレンジしていけたらと思います。日々勉強です。


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