kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新学期始まる

2012-01-11 | 陸上競技
火曜日、ついに3学期が始まってしまいました。なんだかんだであっという間に冬休みが終わってしまいました。生徒にとっては「冬休み」であっても我々にとっては休みではありません。うちの選手でさえ「休みは仕事があるのですか?」と聞いてくるくらいですから(笑)。残念ながら結構働いています。まー当然なんですけどね。

始業式がありLHRで終了。思っていたよりも随分早く終わりました。1月、商業系生徒はかなりの数の検定があります。この勉強時間の確保も必要になります。練習と同じですがどれだけこちらが「勉強できるように」と時間を作ってもやる本人たちが「絶対受かってやる」という気持ちで取り組まなければ合格しません。やればできるようになる、やらなければできるようにならない。それだけの話です。難しいことではありません。本人が必要だと思うかどうかですね。高校生です。何か一つだけやればいいと思いません。一つのことに本気になれる者は実は他のことも一生懸命できるようになる。一つしかできないというのは「逃げ道」を作っているだけですし、その一つのことを「本気」になれていないのだと思います。「全てはつながっている」というのが明確ですね。

練習は休息をはさまず終了後すぐに開始としました。3時間の練習になるので中途半端に休みを入れるよりは暖かいうちにやってしまったほうがいいだろうという感じですね。この日は予定通りの「身体づくり」メニュー。先日から意識する部分を大切にしてます。「身体の中心部分に力を入れる」「しっかりと動かす」というところです。意識できているのかどうかはなかなか分かりません。目に見える動きであればすぐに指摘できるのですが「伸びている」と感じるのは選手自身の身体の内面です。こちらから良い形に見えても本人が意識できていなければ練習効率としては低くなります。「身体づくり」の日の練習をどれだけ大事にできるかというのが今後の勝負を左右するのではないかと思いますね。これまでは「身体づくり」は「鍛える」というイメージが強かったですが、「使えるようにする」という意識でやっていけば全く違う練習になる可能性があります。

見ているとやはり大臀筋とハムストリングが硬いですね。動きを制限する要因となります。「軸足の膝を伸ばす」こととがポイントになりますが硬すぎて伸びません。技術的なことをやろうとして上手くできない理由に「筋力不足」がありますが、合わせて「柔軟性不足」もあると思います。動きを作るのに股関節が硬いのでその動きに近づくようにします。本来できないといけない動きが関節の硬さのためにできないので他の部分を傾けて「似たような形」の運動をすることになります。だから狙いとした部分とは違う強化の方法になる。当たり前の話ですが、この手の話をきちんとできる人は少ない気がします。「何を言っているの?」と思われるでしょうから(笑)。細かいことをやらなくても「速い者は速い」というのが実際のところです。どれだけちまちまやっていっても速い選手が走れば勝てない可能性がある。うちのような「普通の高校」ではこういう「差」を認めて地道にやっていくしかないと思います。唯一強くなる手段ではないかと。

やっている選手はかなりきついようです。これまでは「ひたすら動かす」という感じで済んでいたのが動きの中で意識的に「止まる」瞬間を作るように指示をしています。これによりごまかせなくなります。最大限に伸ばす。最大限どころかそれ以上に引き伸ばされるので筋肉のダメージも大きいのではないかと思います。筋繊維が切れているでしょうね(笑)。こういう状態を作り出すことで「柔軟な筋肉の獲得」ができるのではないかと思います。もちろん、これが正しいかどうかは全く分かりません(笑)。でも、私はこれが良いと信じてやっていきたいと思います。「強い選手がやっているから」ではなく「狙い」を明確にしてやっていくことが大事だと思います。信じてやれば大体のことは上手くいきます(笑)。なんとなくではなく「狙い」を持つことが大事ですね。

しかし、うちの選手は身体が硬い。静的柔軟性も低いですが動的柔軟性も低い。この部分が改善されるだけでも違ってくるでしょうね。あとは本人たちがどれだけ「目的意識」を持って取り組んでくれるかです。見守っていきたいですね。
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