酢豚のひとりごと

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ミュージカル『100万回生きたねこ』

2015-08-27 20:38:04 | 演劇


ミュージカル「100万回生きたねこ」  (於)東京芸術劇場プレイハウス

原作:佐野洋子、脚本:糸井幸之介、戌井昭人、中屋敷法仁 
演出・振付・美術:インバル・ピント、アブシャロム・ポラック、
出演:成河(ソンハ)、深田恭子、近藤芳正、田口浩正、石井正則、 銀粉蝶、藤木孝 他

有名な絵本『100万回生きたねこ』をミュージカル化。100万回生まれかわったことをずっと自慢してきた、ひねくれもののとら猫(成河)が、ある時白い猫(深田恭子)に恋をして・・・。

カラフルでかわいい舞台装置や音楽は子どもたちにも十分楽しめそう。言葉遊びを自在に使い、涙をいろんな形で表現するのもユニークで面白い。ただ死がテーマになっているので内容は軽くない。主人公の猫はラストで本当に大事なことは何かということを知らされる。

ただ本公演がミュージカルであることを考えると、歌、ダンス、パントマイム的動きなどは、どれも切れ味の面で物足りさが残る。たまたま座席が後ろの方で、演技者の表情や小道具がよく見えないなど条件も悪かったが。

心に残る作品ではあるが、このスケールで一万円を超える値段設定は高すぎるのでは、ホリプロさん。
東京公演は2015年8月30日まで


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