「偉大なる、しゅららぼん」
監督:水落豊、原作:万城目学、出演:濱田岳・岡田将生・深田恭子・渡辺大・貫地谷しほり・笹野高史他
琵琶湖湖畔に超能力者の一族「日出(ひので)家」と「棗(なつめ)家」があった。お互いに争いを繰り広げてきたのだが、日出家の跡取りであり、最強の“力”の持ち主とされる淡十郎(濱田岳)のもとに、分家から修行のため涼介(岡田将生)がやってきて、同じ高校に入学したことから違う騒動が巻き起こり、いつしか戦う敵は・・・・・。
インパクトがあるとは言えないが、よくまとまった映画でそれなりに面白い。
彦根城など滋賀県の景色も上手く生かされている。
ただ惜しむらくは、緊迫感、疾走感にかけ、全体的にウェットな印象である。
また「美しい」にこだわっているはずの、主人公の淡十郎自身が美しいのか美しくないのかはっきりしない点も爽快さを妨げているかもしれない。