小栗旬の裸が話題の舞台『カリギュラ』見て来ました。
シアターコクーン
CAST カリギュラ:小栗 旬 セゾニア:若村麻由美 エリコン:横田栄司
シピオン:勝地 涼 ケレア:長谷川博己 ほか
演出 蜷川幸雄
ローマ皇帝カリギュラの恐怖政治に、脅えながらも殺害の時を待つ貴族や側近達。動きを察した皇帝は新たな狂気へと・・・。
原作は「異邦人」で有名なカミュ。かなり哲学的な言葉が飛び交います。
前半はその言葉の緊張感と役者達の熱演がうまく調和して、久しぶりに蜷川芝居の良さを感じました。
しかし休みの後、カリギュラがヴィーナスを演じる当たりから違和感が出はじめます。小栗旬が女装でそれもお尻丸出しで、哲学的セリフを話すのです。ヴィーナスなので、女装は仕方ありません。お尻も短い時間なら効果的かもしれません。
でも小栗旬がその格好でいつまでも舞台をだらだら動き回っているのですからいやになります。
カミュの描きたかったカリギュラとは、少し違うのではないかとの疑問を持ちました。
写真の木片は、詩人達の詩が不満でカリギュラ役の小栗旬が投げつけた詩のボードの破片です。余りに激しく舞台に投げつけたので、割れて破片が私の足元に飛んできました。
セリフのつばやワインの液体が飛び、椅子がひっくり返り、ガラスが割れ、果ては人間まで舞台から落ちてきそうで、はらはらした芝居でした。小栗旬や若村麻由美をはじめ出演者も熱演でした。
ただ、過去の蜷川芝居のどこかで見たシーンの繰り返しという印象がぬぐえず、物足りなさも残りました。
シアターコクーン
CAST カリギュラ:小栗 旬 セゾニア:若村麻由美 エリコン:横田栄司
シピオン:勝地 涼 ケレア:長谷川博己 ほか
演出 蜷川幸雄
ローマ皇帝カリギュラの恐怖政治に、脅えながらも殺害の時を待つ貴族や側近達。動きを察した皇帝は新たな狂気へと・・・。
原作は「異邦人」で有名なカミュ。かなり哲学的な言葉が飛び交います。
前半はその言葉の緊張感と役者達の熱演がうまく調和して、久しぶりに蜷川芝居の良さを感じました。
しかし休みの後、カリギュラがヴィーナスを演じる当たりから違和感が出はじめます。小栗旬が女装でそれもお尻丸出しで、哲学的セリフを話すのです。ヴィーナスなので、女装は仕方ありません。お尻も短い時間なら効果的かもしれません。
でも小栗旬がその格好でいつまでも舞台をだらだら動き回っているのですからいやになります。
カミュの描きたかったカリギュラとは、少し違うのではないかとの疑問を持ちました。
写真の木片は、詩人達の詩が不満でカリギュラ役の小栗旬が投げつけた詩のボードの破片です。余りに激しく舞台に投げつけたので、割れて破片が私の足元に飛んできました。
セリフのつばやワインの液体が飛び、椅子がひっくり返り、ガラスが割れ、果ては人間まで舞台から落ちてきそうで、はらはらした芝居でした。小栗旬や若村麻由美をはじめ出演者も熱演でした。
ただ、過去の蜷川芝居のどこかで見たシーンの繰り返しという印象がぬぐえず、物足りなさも残りました。