酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

『20世紀少年』

2008-09-29 13:02:44 | 映画
『20世紀少年』を見た。題名の前に「本格科学冒険映画」と書いてあるのがわくわくする。

監督は『トリック』や『金田一少年の事件簿』の堤幸彦。出演は唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子など。

子供の頃(1969年)秘密基地で書いた「よげんの書」が現実になりはじめ、世界に爆発や細菌テロが広がる。「ともだち」という教祖の率いるカルト教団が怪しい動きを見せる。予言では2000年12月31日が人類滅亡の日。少年少女時代の仲間が集まって悪の組織に立ち向かっていくというお話。

三部作の一部のため本当の悪の首謀者が誰なのかわからないとか、ロボットが建設機械のように見えるとか、細菌の出所を爆発させたら細菌が広まってしまうのではないかとか、不満や心配も残るが、見ていて結構楽しい。
漫画を読んでいないので、筋を追う面白さもある。
新聞の映画評では星一つという酷い評価だったが意外に楽しめた。

唐沢寿明に目が似た少年時代のケンヂをはじめ子役が生き生きと活躍して子供も楽しめそう。ただ小さい子には血が飛び散って刺激が強いかもしれないが・・・。
いろんな有名人がいろいろな役で登場するのも飽きない。

「ともだち」という言葉に秘められた怖さが映画に深みを与えている。

『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』

2008-09-10 19:33:22 | 映画
映画『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』を見た。監督は『ステルス』のロブ・コーエン。

新聞の批評はあまり良くなかったが、それなりに面白い。ハムナプトラのシリーズは期待を裏切らないのがいい。

五輪で沸いた中国を舞台にしたのがタイムリーだし、兵馬俑のミイラが甦るアイディアが面白い。
今回の悪役は万里の長城を作ったというから始皇帝がモデルらしい。中国の人がこれを見たらどんな印象を持つのだろうか。ちょっと気になった。

だが始皇帝役のジェット・リーがパンチ力不足。悪は徹底的な悪でないとつまらない。

華々しいアクションシーンはパターンだが、結構迫力がある。

また悪に対してかっこよく戦うオコンネル夫妻(ブレンダン・フレイザー・マリア・ベロ)が、自分の息子のアレックスの気持が読めずあたふたする人間臭さがいい味付けになっている。

おもちゃ箱をひっくり返したような映画だが、すっきりした気分になれるのでお勧め!!