酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

『イロアセル』

2011-10-30 10:15:55 | 演劇


「イロアセル」 新国立劇場 小劇場  
作:倉持 裕  演出:鵜山 仁  出演:藤井隆・木下浩之・ 小嶋尚樹・ 松角洋平・ 花王おさむ・ ベンガル・島田歌穂・ 加藤貴子・ 高尾祥子・ 剣幸

ある小さな島のお話。島民たちの言葉はそれぞれ自分の色を持っている。だからみんなの持っている機械で誰の発言かがすぐわかってしまう。それが当り前だった島に、外から囚人と看守がやってくる。この男たちの会話には色がなく、その場所では島民の言葉にも色が出ない。
人に洩れない会話を体験してしまった島民は・・・・。

倉持裕の今回の脚本は書き下ろしのようだが、新国立ということで力が入り過ぎたか。
言葉に色があるというユニークな発想は楽しいのだが、その状況を観客にわからせようとするためセリフに説明的なところが多く、いつもの軽さがない。
たとえば登場人物の名前を単純にするなど、わかりやすい芝居にすればもっと面白くなりそう。

藤井隆は怪しい囚人を好演しているのだが、結局どういう人物なのかが描ききれていない。原作か演出かそれとも藤井隆のせいか。
MODEのカフカシリーズで見たことのある小嶋尚樹が看守役でいい味をだしている。

当日予告なく藤井隆と島田歌穂のアフタートークがあった。芝居に何回も来てほしいとのPRか、テレビカメラが入っていたためかよくわからず、いかにも中途半端。客を足止めするなら、きちっと準備した形でやって欲しい。新国立なのだから特に思う。

『トスカ』

2011-10-25 20:19:51 | 演劇

10月23日(日)よこすか芸術劇場でオペラ「トスカ」を見てきました。

オペラの魅力が十分わからないものにとって、よこすか芸術劇場はありがたい存在。東京の公演などびっくりするような値段ですが、横須賀ならなんとか見られるからです。もちろん出演者は同じではありません。

今回は「プラハ国立歌劇場」公演。
嫉妬深いが愛すべき歌手トスカと反体制主義者カヴァラドッシの恋の物語。
トスカは言い寄る体制派のスカルピアを刺し殺してまで、カヴァラドッシの命を助け、一緒に国外に逃げようとするのですが・・・。

普段見ている芝居だと主な登場人物の死の場面は延々とつづき、中々死なないのですが、オペラでは主役から脇役まであっというまに死んでしまいます。オペラは筋が中心ではなく、歌や演奏を楽しむのだから、当然なのでしようが、ちょっとびっくり。

いい歌と演奏を聞いて心休まる一時でした。

ラグビー関東大学ジュニア選手権

2011-10-03 10:10:30 | スポーツ
10月1日(土)に金沢文庫の関東学院大学で、ラグビーがあると聞き行ってきました。試合は「関東学院大対早稲田大」。グループが違う??
練習試合かと思ったら、「関東大学ジュニア選手権」という正式の試合でした。Bチームなのかそれとも1・2年生の試合なのでしょうか。
わからないまま坐ったメインスタンドはほぼ満席。かなりの人気です。

開始早々早稲田が立て続けに2トライ。明らかに早稲田の方がスピードは上です。関東にもチャンスはあったのですが、攻めきれず反則という悪いパターン。早稲田の大勝かと思いました。

ところが後半は、早稲田にもミスが出はじめ、お互い一進一退。後半はトライなしで、ちょっとスカッとしない試合でした。
結果は21対5で早稲田の勝利。

俳句で「ラグビー」は冬の季語。これから楽しみな季節です。